ルーマニア・ブカレストで開催中の第20回ジョルジェ・エネスク国際コンクール(George Enescu International Competition)で、ヴァイオリン部門の第1位にアメリカの11歳、ジェイデン・キング(Jayden King)が輝いた。
決勝は2026年9月13日(日)に行われ、1958年創設の同コンクールで史上最年少の優勝となった。賞金は15,000ユーロ。
決勝の舞台はルーマニア・アテネウム。キングはジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団と、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏した。委嘱新作の最優秀演奏賞と聴衆賞もあわせて獲得している。
第2位はフランチェスコ・パーパ(Francesco Papa、イタリア)、第3位はキム・ウンチェ(Eun Che Kim、韓国)。パーパはエネスクのソナタ最優秀演奏賞も受けた。
ヴァイオリン部門には185名が応募し、セミファイナルに進んだ6名に日本人は含まれていなかった。全部門とマスタークラスを合わせた今大会の応募は、58の国と地域からの819件で過去最多となり、日本からは50件が寄せられた。
キングは3歳でヴァイオリンを始め、7歳でジュリアード音楽院プレカレッジ課程に合格し、川﨑雅夫に師事している。
2023年には8歳で、アルテュール・グリュミオー国際ヴァイオリンコンクール(Arthur Grumiaux International Violin Competition)の年少部門(カテゴリーA)で第1位を得ている。
2026年のアンリ・マルトー国際ヴァイオリンコンクールでは、最年少の出場者ながら第2位に入賞。カーネギーホールにもソリストとして出演している。最新の活動情報は本人のInstagram(@jaydenkingviolin)で発信されている。
ジョルジェ・エネスク国際コンクールは、ルーマニアの作曲家・ヴァイオリニストのエネスクを記念して1958年に創設された。隔年で開かれ、世界国際音楽コンクール連盟(WFIMC)に加盟。2024年大会ではチェロ部門で北村陽が第1位を獲得している。
今大会のチェロ部門はすでに終了し、ピアノ部門は9月19日(土)まで続く。ヴァイオリン部門の全結果と審査員は公式サイトで確認できる。






