第20回ジョルジェ・エネスク国際コンクール(George Enescu International Competition)ピアノ部門の決勝が2026年9月19日(土)、ルーマニア・ブカレストのアテネウムで行われ、韓国の18歳、イ・ジョンウ(Jeongwoo Lee)が優勝した。日本からは4名が出場し、原田莉奈がセミファイナルまで駒を進めた。
イ・ジョンウは2008年、韓国・城南市生まれ。現在はニューイングランド音楽院に在学。
2024年にはエトリンゲン国際ピアノコンクール(Ettlingen International Piano Competition、ドイツ)で第1位に輝いている。
決勝ではジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、ショパンのピアノ協奏曲第2番を披露。
第1位の賞金は15,000ユーロ。これに加え、エネスク作品の最優秀演奏に贈られるラドゥ・ルプー賞(3,000ユーロ)をはじめ、委嘱新作の最優秀演奏賞、聴衆賞、プレイング・フォー・トゥモロー賞(Playing for Tomorrow)と、賞金つきの特別賞を4つ獲得した。
さらにエコール・コルトー賞(École Cortot)で、2028-2029シーズンにパリのサル・コルトーでのリサイタル出演権も獲得。
第2位は中国の24歳、グオ・イーミン(Yiming Guo)、第3位は台湾の25歳、リン・ピンホン(Pin-Hong Lin)。
ピアノ部門の出場者50名のうち日本勢は原田莉奈、藤澤亜里紗、福原満希、木村萌々子の4名。9月17日(木)のセミファイナルに進んだ6名に残ったのは原田莉奈。
原田はエネスクの「ピアノ組曲第2番 op.10」などを演奏したが、決勝には届かなかった。1997年、奈良県奈良市生まれ。東京藝術大学を卒業し、現在はベルリン芸術大学のマスターピアノソリスト課程で学ぶ。
同コンクールは1958年創設、ブカレストで隔年開催。世界国際音楽コンクール連盟(WFIMC)に加盟する。今大会には58カ国・地域から819件の応募が集まり、過去最多を更新した。
前回2024年大会はヴァイオリン部門で金川真弓、チェロ部門で北村陽が第1位。
今大会はヴァイオリン部門とチェロ部門が先に終了しており、ピアノ部門で全日程が幕を閉じた。全結果と審査員は公式サイトで確認できる。



