世界オペラコンクール「オペラリア」2026 結果発表

世界オペラコンクール「オペラリア」2026 結果発表
Image source: Operalia, The World Opera Competition

中国・上海で開かれた世界オペラコンクール「オペラリア(Operalia, The World Opera Competition)」で、2026年11月1日(日)にファイナルが行われ、結果が発表された。第1位は米国のソプラノ、エマ・マーヘフカ(Emma Marhefka)と、ウクライナのバス・バリトン、ヴラディスラフ・ブヤルスキー(Vladyslav Buialskyi)の2名。

会期は2026年10月26日(月)から11月1日(日)まで。出場者34名に日本国籍の歌手は含まれていない。ファイナルには、オペラ部門の12名と、サルスエラ(スペイン語圏の歌劇)部門だけに進んだ2名の計14名が出場した。

各賞の受賞者と1人あたりの賞金は次の通り。女声の第3位は発表されていない。

  • 第1位(各3万米ドル):エマ・マーヘフカ(ソプラノ、米国)、ヴラディスラフ・ブヤルスキー(バス・バリトン、ウクライナ)
  • 第2位(各2万米ドル):テッサ・マックイーン(Tessa McQueen、ソプラノ、米国)、ジュンヒョク・フェリックス・パク(Junhyeok Felix Park、バリトン、韓国)
  • 第3位(1万米ドル):ロマン・チャバラノク(Roman Chabaranok、バス、ウクライナ)
  • ビルギット・ニルソン賞(各1万5000米ドル):テッサ・マックイーン、ロバート・ルイス(Robert Lewis、テノール、英国)
  • サルスエラ賞・ペピータ・エンビル賞(1万米ドル):エマ・マーヘフカ
  • サルスエラ賞・ドン・プラシド・ドミンゴ・フェレール賞(1万米ドル):エレオマル・クエジョ(Eleomar Cuello、バリトン、キューバ)
  • ロレックス聴衆賞(ロレックスの腕時計):エマ・マーヘフカ、ヴラディスラフ・ブヤルスキー
  • CulturArte賞(1万米ドル):ソフィア・エスパルサ(Sofía Esparza、ソプラノ、スペイン)

ファイナルの会場は上音歌劇院(Shangyin Opera House)。ナイデン・トドロフ(Nayden Todorov)と創設者のプラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo)が上海音楽学院交響楽団を指揮した。その模様はmedici.tvで生中継された(配信ページ)。

マーヘフカはペンシルベニア州アレンタウン出身。2025年にメトロポリタン歌劇場のエリック&ドミニク・ラフォン・コンペティションで優勝者の1人に選ばれ、2025-26シーズンに同歌劇場でパパゲーナ役を歌ってデビューした。最新の活動情報は本人の公式サイトで発信されている。

ブヤルスキーはウクライナのベルジャンスク出身で、ドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)の主要歌手。2026年にフランシスコ・ビニャス国際声楽コンクール(Concurso Tenor Viñas)で第1位を得ており、オペラリアには2021年にも出場してセミファイナルに進んでいた。最新の出演予定は所属事務所のアーティストページで確認できる。

ビルギット・ニルソン賞のルイスは、2027年2月にバーミンガム・シンフォニーホールで山田和樹が指揮する演奏会に出演する予定。

審査員12名の顔ぶれや、過去に入賞した日本人歌手は審査員12名発表の記事で紹介している。最新情報はオペラリア公式サイトでチェックしたい。