世界オペラコンクール「オペラリア」2026 審査員12名発表

オペラリア2026 審査員発表
Image source: Operalia, The World Opera Competition

世界オペラコンクール「オペラリア(Operalia, The World Opera Competition)」は2026年10月14日(水)、中国・上海で開く2026年のコンクールの審査員12名を発表した。メトロポリタン歌劇場やミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場など、各地の歌劇場や音楽祭の関係者が名を連ねる。

会期は2026年10月26日(月)から11月1日(日)まで。開催を引き受けるのは上海音楽学院(Shanghai Conservatory of Music)と上音歌劇院(Shangyin Opera House)。

審査員12名と肩書は次の通り(公式発表の掲載順)。

  • Sophie de Lint:オランダ国立オペラのディレクター
  • Marta Domingo:演出家
  • Jonathan Friend:ヒューストン・グランド・オペラ、アイルランド国立オペラ(Irish National Opera)、スウェーデン王立歌劇場の顧問
  • Michael Heaston:メトロポリタン歌劇場の副総裁
  • Peter Katona:ロイヤル・バレエ&オペラ(Royal Ballet and Opera、ロンドン)のキャスティング・ディレクター
  • Robert Körner:ウィーン国立歌劇場のキャスティング・ディレクター
  • Liao Chiangyong:上海音楽学院と上音歌劇院の院長
  • Erik Malmquist:バイエルン国立歌劇場のキャスティング責任者
  • Isla Mundell-Perkins:エクサン・プロヴァンス音楽祭の芸術運営ディレクター
  • Christina Scheppelmann:ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の総裁兼芸術監督
  • Sebastian F. Schwarz:ミラノ・スカラ座のキャスティング・マネージャー
  • Evamaria Wieser:ザルツブルク音楽祭のキャスティング顧問兼ヤング・シンガーズ・プロジェクト責任者、シカゴ・リリック・オペラの欧州キャスティング顧問

出場者は応募動画による事前審査で選ばれ、2026年は34名。2026年7月8日(水)に公表された名簿に、日本国籍の歌手は含まれていない。

審査はクォーターファイナル、セミファイナル(20名)、ファイナル(10名)の順に進む。ファイナルはフルオーケストラ伴奏のガラコンサート(祝祭的な演奏会)形式で行われる。

オペラリアは1993年、プラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo)が創設した。若い歌手が経済的な事情に左右されずに挑戦でき、歌劇場での仕事につながる場として始まったコンクールで、出場した歌手が審査員の劇場の公演に招かれることもある。

応募資格は20〜32歳で、声種は問わない。賞金は女声・男声それぞれに設けられ、第1位は各3万米ドル、第2位は各2万米ドル、第3位は各1万米ドル。このほかビルギット・ニルソン賞やサルスエラ賞、ロレックス聴衆賞なども用意されている。

日本人では、1994年にメキシコシティで開かれた回でメゾソプラノの手嶋眞佐子が入賞者に名を連ねた。1998年にハンブルクで開かれた回では、ソプラノの森麻季が第3位に入っている。1997年には東京でもコンクールが開かれている。

段階ごとの日程など、最新情報はオペラリア公式サイトでチェックしたい。