第59回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール(2027年、イタリア・ジェノヴァ)の応募締切は2026年12月1日(火)。予選のライブオーディションは東京を含む5都市で行われ、審査員には諏訪内晶子が名を連ねる。
パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール(Premio Paganini)は1954年に始まった。国際音楽コンクール世界連盟(WFIMC)の加盟コンクール。第59回は2027年10月11日(月)〜24日(日)にジェノヴァで開かれる。
応募受付は2026年9月1日(火)に始まった。締切は日本時間2026年12月2日(水)7時59分(イタリア時間12月1日(火)23時59分)。
応募できるのは、国籍を問わず15〜30歳のヴァイオリニスト。締切時点で15歳に達し、2027年10月24日の時点で31歳未満であることが条件となる。
申込は公式サイトからのオンライン受付のみ。主な提出物は次の通り。
- 応募フォーム(Annex I)
- パスポートなど、国際渡航に使える身分証明書の写し
- 最近のカラー写真
- 課題曲の演奏動画
- 参加費150ユーロの支払い証明(国外在住者はジェノヴァ市の口座へ銀行振込)
予選は2段階。第1段階は動画審査で、パガニーニ「24のカプリース」から2曲、テレマン「12のファンタジア」から1曲を演奏する。収録は固定カメラで、カットや編集は認められない。
動画審査の通過者は、2027年2月15日(月)までに公式サイトで発表される。第2段階のライブオーディションは2027年4〜5月、東京・上海・ベルリン・ジェノヴァ・ニューヨークの5都市で実施。
東京会場はイタリア文化会館で、日程は4月12日(月)・13日(火)。応募時に希望会場を第2希望まで選ぶ仕組みだ。渡航・滞在費は自己負担で、会場は主催者の判断で変わる場合がある。
WFIMC加盟コンクールの直近の大会で1〜3位に入った人は、ライブオーディションへ直接進める。応募時に入賞証明書の写しを添える。
ジェノヴァの本大会に進めるのは最大24名で、2027年6月16日(水)までに発表される。本大会では、勝ち残っている間は宿泊が無料で提供される。
本大会は4段階。第1ラウンドで24名、リサイタル形式の第2ラウンドで12名が演奏し、セミファイナルは6名、ファイナルは3名に絞られる。
今回の新しい試みが、セミファイナルで演奏する委嘱新作。作曲はイタリアのマッテオ・フランチェスキーニ(Matteo Franceschini)。ヴァイオリンとライブエレクトロニクスのための作品を、作曲者との共演で世界初演する。
ファイナルは10月23日(土)・24日(日)の2日間。カルロ・フェリーチェ劇場のオーケストラと1日1曲ずつ協奏曲を演奏し、2日目はパガニーニの協奏曲が課題となる。
賞金は第1位(パガニーニ賞)3万ユーロ、第2位2万ユーロ、第3位1万ユーロ。特別賞には、優勝者に現代製作のヴァイオリンを贈る賞も設けられている。
優勝者は、パガニーニが所有したヴァイオリン「イル・カノーネ(Il Cannone)」などを弾ける場合もある。
審査委員長は、2006年の優勝者ニン・フェン(Ning Feng)。同コンクール史上最年少、アジア出身者として初めての委員長だ。審査員には日本から諏訪内晶子が加わる。
日本人とのゆかりも深い。1999年の第46回では庄司紗矢香が史上最年少、日本人として初めて優勝。前回2025年の第58回では吉本梨乃が第2位に入った。




