イタリア北東部サン・ヴィート・アル・タリアメントで開かれた第10回ピッコロ・ヴィオリーノ・マジコ国際ヴァイオリンコンクール(Il Piccolo Violino Magico)が閉幕し、東京都出身で10歳の柳井真那(やない まな)が第1位に輝いた。
決勝はFVGオーケストラ(指揮: ジャンカルロ・グアリーノ(Giancarlo Guarino))との共演で行われ、柳井は優勝賞金7,000ユーロと、ファビオ・ピアジェンティーニ(Fabio Piagentini)製作のヴァイオリン(評価額9,000ユーロ相当)を獲得した。
第2位はソラ・ラヴォルニャ(Sora Lavorgna、フランス)で賞金4,000ユーロ。第3位はマイケル・タルボット(Michael Talbot、イギリス)とペク・スヒョン(Su-hyeon Baek、韓国)の2名が同点で分け合った。審査員長はパヴェル・ヴェルニコフ(Pavel Vernikov)が務め、審査員には柳井を指導する勅使河原真実(Mami Teshigawara)らが名を連ねた。
ピッコロ・ヴィオリーノ・マジコは、アッカデーミア・ダルキ・アッリゴーニ(Accademia d’archi Arrigoni)が主催する13歳以下対象の国際ヴァイオリンコンクール。2016年の創設から10回目を数え、若き才能の登竜門として知られる。今大会には出場者発表時点で日本から柳井を含む3名が名を連ねていた。
柳井は2015年に東京都で生まれ、4歳から勅使河原真実の指導でヴァイオリンを始めた。9歳のとき、日本弦楽指導者協会(JASTA)主催コンクールでの優勝を機にオーケストラ・デビューを果たしている。国内では第7回日本奏楽コンクールで準グランプリと弦楽器部門小学中学年の第1位(Étoile賞)を、第46回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会ヴァイオリン部門で第2位を獲得するなど、実績を積み重ねてきた。現在は清泉インターナショナルスクールに在籍する。
なお、同一の主催団体は同時期・同会場で14〜17歳を対象とするティボール・ジュニア国際ヴァイオリンコンクール(Tibor Junior International Violin Competition)も開催し、こちらはナタリア・ドラガン(Natalia Dragan)が優勝している。






