東京音楽コンクール 2024年(第22回)

東京音楽コンクール

東京音楽コンクールは、東京文化会館・読売新聞社・花王株式会社・東京都の四者が主催する音楽コンクールです。芸術家としての自立を目指す可能性に富んだ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行うことを目的として実施するコンクールです。

審査部門はピアノ・金管・木管・声楽・弦楽の5つ。年によって開催部門は異なります。
本選ではオーケストラと共演する他、聴衆の投票で最も多い票を得た出場者に「聴衆賞」が贈られます。

入賞者には賞金だけでなく、手厚いサポートも提供されることが本コンクールの特徴の一つです。東京文化会館主催事業等への出演、リサイタル支援、音楽事務所やマスコミへの紹介、関係コンサート等への出演紹介や東京都交響楽団事業への出演推薦など、若手演奏家にとってはメジャーになる足がかりとして非常に魅力的といえます。

部門

●弦楽部門
●金管部門
●声楽部門

歴代入賞者

こちらからご覧ください。

過去の入賞者リスト

表彰内容

●部門ごとに、原則として第1位、第2位、第3位を入賞者とし、賞状及び下記の賞金を授与する。
第1位  100万円
第2位  60万円
第3位  40万円

●その他の本選出場者については、入選者とし、賞状と副賞を授与する。

●各部門の本選で聴衆による投票を行い、最も多い票を得た出場者に対し、聴衆賞と副賞を授与する。

審査員

●弦楽部門
磯村和英(Va)/大野かおる(Va)/黒木岩寿(Db)/河野文昭(Vc)/清水高師(Vn)/辰巳明子(Vn)/花崎 薫(Vc)/吉田 秀(Db)/ミヒャエル・ヴァイマン (Vn) (元ケルン音楽大学教授)

●金管部門
五十畑 勉(Hr)/岡崎耕二(Tp)/小田桐寛之(Tb)/栗田雅勝(Tb)/佐藤和彦(Tu)/佐藤 潔(Tu)/佛坂咲千生(Tp)/森 博文(Hr)/ヨウコ・ハルヤンネ(Tp)(フィンランド放送交響楽団首席奏者)

●声楽部門
市原多朗(Ten)/大倉由紀枝(Sop)/大島幾雄*(Br)/久保田真澄(Bs)/高橋薫子(Sop)/竹本節子(Mez)/堀内康雄(Br)/彌勒忠史(Ct)/山下牧子(Mez)/吉田浩之(Ten)/ヴィンチェンツォ・デ・ヴィーヴォ(イタリア サン・カルロ劇場元芸術監督)

●部門共通
髙橋直史(指揮者)

●総合審査員長
野平一郎(東京文化会館音楽監督)

応募資格

【弦楽部門】
15歳~30歳 2009年5月31日~1993年6月1日に出生した方
国籍・居住地不問
※過去の「東京音楽コンクール」第1位入賞者は、同一部門での再応募はできない。
※第21回の第2位、第3位入賞者で、今回同一部門に応募する者は、第1次予選を免除する。ただし、申込期間中に必ず応募すること。


【金管部門】
16歳~30歳 2008年5月31日~1993年6月1日に出生した方
国籍・居住地不問
※過去の「東京音楽コンクール」第1位入賞者は、同一部門での再応募はできない。
※第20回の第2位、第3位入賞者で、今回同一部門に応募する者は、第1次予選を免除する。ただし、申込期間中に必ず応募すること。

【声楽部門】
20歳〜35歳 2004年5月31日~1988年6月1日に出生した方
国籍・居住地不問
※第20回の第2位、第3位入賞者で、今回同一部門に応募する者は、第1次予選を免除する。ただし、申込期間中に必ず応募すること。

応募方法

●申込はオンライン受付のみとする。
●4月10日12:00(正午)に公開する「エントリーフォーム」に必要事項を入力し必要データをアップロードすること。
●エントリーフォームの公開は「お知らせ」欄で通知する。
●応募期間内(2024年4月10日12:00から4月19日18:00まで)であれば修正可能。

●アップロードが必要なデータについて、郵送で提出する場合は、エントリーフォーム上で郵送希望を選択し、2024年4月19日(金)必着で事務局に送付すること。
送付する際は、封筒にオンライン申込時のログインID、氏名、部門、楽器(声種)を必ず明記すること。

〒110-8716 東京都台東区上野公園5-45

東京文化会館 事業係「東京音楽コンクール」事務局

●申込を受理した方に通知する案内に従って、納入期間内に参加費(¥30,800)をオンラインカード決済またはコンビニ決済にて納入すること。
2024年5月13日(月)12:00(正午)~20日(月)18:00厳守
(期間外の納入は受け付けない)

スケジュール

●参加申込 2024年4月10日12:00から4月19日18:00まで
●参加費納入期間 2024年5月13日(月)12:00(正午)~20日(月)18:00厳守
●第1次予選受付時間の通知  2024年5月31日(金)頃にマイページにて通知

弦楽部門

金管部門

声楽部門

第1次予選

東京文化会館小ホール・非公開

6月24日(月)

6月25日(火)

6月26日(水)

6月28日(金)

6月29日(土)

6月30日(日)

7月2日(火)

7月3日(水)

第2次予選

東京文化会館小ホール・公開

8月24日(土)11:00開演

8月23日(金)11:00開演

8月25日(日)11:00開演

本選及び表彰式

東京文化会館大ホール・公開

8月30日(金)16:00開演

8月28日(水)16:00開演

9月1日(日)16:00開演

第22回東京音楽コンクール 優勝者&最高位入賞者コンサート
2025年1月13日(月・祝)15:00開演 東京文化会館大ホール

開催地域・会場

東京文化会館(東京都)

課題曲

弦楽部門

ヴァイオリン  

 

■を予選ではすべて記載順に、本選では選択した1曲を暗譜で演奏すること。

第1次予選

■N.パガニーニ:24の奇想曲 Op.1より任意の1曲(ただしNo.24を除く、繰り返しなし)

 

■以下のうち任意の1曲(カデンツァはなし)〔Barenreiter版〕

W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216より 第1楽章

W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218より 第1楽章

W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K219より 第1楽章

第2次予選

■以下のうち任意の1曲(繰り返しなし。)

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002より

アルマンド-ドゥーブル、クーラント-ドゥーブル:プレスト

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より アルマンド、サラバンド、ジーグ

J.S.バッハ :無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001より フーガ

J.S.バッハ :無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003より フーガ

J.S.バッハ :無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005より フーガ

 

■8~12分のヴィルトゥオーゾ作品(複数曲も可。無伴奏曲も可。ただし12分超える場合は適宜カットすること。)又は以下の任意の1曲

J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」より 第1楽章

J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100より 第1楽章

J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108より 第1楽章

本選

■以下のうち任意の1曲

 

F.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64

C.サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 Op.61

P.I.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35

J.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47

S.プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19

S.プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63

 
 

ヴィオラ

 

■を予選ではすべて記載順に、本選では選択した1曲を暗譜で演奏すること。

第1次予選

■以下のうち任意の1曲(カデンツァなし、繰り返しなし)

ピアノ伴奏は適宜カット

C.シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲第1番 ニ長調より 第1楽章〔Henle版〕

F.A.ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲ニ長調より 第1楽章〔Henle版〕

 

■P.ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.25-1より 第1楽章、第2楽章〔Schott版〕

 

第2次予選

■以下のうち任意の1曲より、プレリュードと任意の舞曲1曲 (繰り返しなし。ヴィオラ用に編曲された版を使用する。出版社は特に指定しない。)

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007より

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008より

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009より

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より

 

■以下のうち任意の1曲(暗譜でなくてもよい)

F.シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821より 第1楽章(繰り返しなし)〔Henle版〕

R.シューマン:『おとぎの絵本』 Op.113より 第1曲 Nicht schnell、第2曲 Lebhaft〔Henle版〕

J.ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番 へ短調 Op.120-1より 第1楽章〔Henle版〕

J.ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120-2より 第1楽章〔Henle版〕

 

本選

■以下のうち任意の1曲

B.バルトーク:ヴィオラ協奏曲〔Boosey & Hawkes版〕シェルイ補筆版

P.ヒンデミット:Der Schwanendreher〔Schott版〕

W.ウォルトン:ヴィオラ協奏曲〔Oxford University Press版〕

 
 

チェロ

 

■を予選ではすべて記載順に、本選では選択した1曲を暗譜で演奏すること。

第1次予選

■以下のうち任意の1曲

D.ポッパー:チェロ演奏の高等課程への練習曲 Op.73より 第15番 ト長調

D.ポッパー:チェロ演奏の高等課程への練習曲 Op.73より 第20番 ト短調

D.ポッパー:チェロ演奏の高等課程への練習曲 Op.73より 第27番 ハ長調

D.ポッパー:チェロ演奏の高等課程への練習曲 Op.73より 第34番 ヘ長調

J.P.デュポール:21のエチュードより 第8番 ニ長調(繰り返しなし)

 

■G.フォーレ:蝶々 Op.77

 

第2次予選

■以下のうち任意の1曲(繰り返しなし)

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009より プレリュード、サラバンド

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より プレリュード、クーラント

 

■以下のうち任意の1曲(暗譜でなくてもよい)

L.v.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69より 第1楽章

R.シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102より 第1曲、第2曲、第3曲、第5曲

J.ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99より 第1楽章、第4楽章

 

本選

■以下のうち任意の1曲

 

J.ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2(カデンツァ自由)〔Henle版〕

R.シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129

P.I.チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op.33〔Fitzenhagen版〕

A.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104

E.エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85

 

コントラバス

 

■を予選ではすべて記載順に、本選では選択した1曲を暗譜で演奏すること。

第1次予選

■H.フリーバ:無伴奏コントラバスのための古い様式による組曲より ジーグ(繰り返しなし)

 

■J.B.ヴァンハル:コントラバス協奏曲 ニ長調より 第1楽章(カデンツァなし)

 

第2次予選

■H.フリーバ:無伴奏コントラバスのための古い様式による組曲より プレリュード、 アルマンド(繰り返しなし)、クーラント(繰り返しなし)

 

■以下のうち任意の1曲

G.ボッテジーニ:カプリッチオ・ディ・ブラヴーラ

G.ボッテジーニ:『夢遊病の女』による幻想曲

G.ボッテジーニ:タランテラ イ短調

 

本選

■以下のうち任意の1曲

 

J.Mシュペルガー:コントラバス協奏曲第15番 ニ長調〔Hofmeister版〕

G.ボッテジーニ:コントラバス協奏曲第1番 嬰へ短調

G.ボッテジーニ:コントラバス協奏曲第2番 ロ短調(最後は長調でも短調でもよい)

N.ロータ:ディヴェルティメント・コンチェルタンテ

 
 

金管部門

ホルン

■をすべて記載順に、暗譜で演奏すること。

第1次予選

■W.A.モーツァルト:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 KV417より 第1楽章

*前奏は20小節目から演奏

第2次予選

■M.アーノルド:ホルン・ファンタジー Op.88

 

■E.イウェイゼン:ホルン・ソナタより 第1楽章

本選

■R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 TrV283

 

トランペット

■をすべて記載順に、暗譜で演奏すること。

第1次予選

■ J.ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1より 第1楽章

*32小節目から163小節目の1拍目までを演奏すること

*B♭管使用

第2次予選

■以下のうち任意の一曲

G.P.テレマン:トランペット協奏曲 ニ長調 TWV 51:D7より 第1楽章

L.モーツァルト:トランペット協奏曲 ニ長調より 第1楽章 *前奏は、ソロの3小節前から演奏。カデンツァは任意。

 

■以下のうち任意の一曲

*C管使用

G.エネスク:レジェンド

E.ボザ:カプリス

本選

■A.アルチュニアン:トランペット協奏曲

*B♭管使用

*カデンツァはT.ドクシツェル版を演奏

 

トロンボーン

■をすべて記載順に、暗譜で演奏すること。

第1次予選

■F.ダヴィド:コンチェルティーノ 変ホ長調 Op.4より 第1楽章〔Zimmermann版〕

*Aの4小節前からDの頭までを演奏すること

第2次予選

■J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(adaptées au Trombone Ténor par André LAFOSSE)第1番より プレリュード〔Alphonse Leduc版〕

 

■以下のうち任意の一曲

E.ボザ:バラード〔Alphonse Leduc版〕

H.デュティユー:トロンボーンとピアノのためのコラール、カデンツとフーガ〔Alphonse Leduc版〕

本選

■H.トマジ:トロンボーン協奏曲〔Alphonse Leduc版〕

 

テューバ

■をすべて記載順に、暗譜で演奏すること。

第1次予選

■B.ブロートン:テューバ・ソナタより 第1楽章〔Ludwig Masters Publications版〕

第2次予選

■T.スティーブンス:古風な様式による変奏曲より 第1変奏、第2変奏〔Editions Bim版〕

 

■以下のうち任意の一曲

J.クーツィール:小協奏曲 Op.77より 第2楽章、第3楽章〔Editions Bim版〕

J.ヤコブセン:テューバ・ブッフォ〔Svensk Musik版〕

本選

■R.ヴォーン・ウィリアムズ:バス・テューバ協奏曲〔Oxford University Press版〕

 

声楽部門

第1次予選

歌曲とアリア各1曲を、8分以内(曲間含む)のプログラムで構成すること。

第2次予選

歌曲とアリアを各1曲以上、約15分(曲間含む)のプログラムを構成すること。曲数は任意とする。

※無伴奏は不可

本選

アリアまたはアリア以外で、オーケストラ伴奏による約15~20分(曲間含む。プログラム途中の出ハケは含まない。)のプログラムを構成すること。曲数は任意とする。

 

※アリア以外の曲は、オリジナルがオーケストラ編成の作品に限る。

(オーケストラ用に編曲されたもの、歌譜とオーケストラ譜の調性が異なるもの、オーケストラ譜の入手が著しく困難なものは不可。ただし、作曲者本人が編曲したものは可)

 
  *アリアは、オペラ・アリア、オラトリオ・アリア、モーツァルトのコンサート・アリアのいずれも可。 *第1次予選、第2次予選及び本選で演奏する楽曲はすべて重複しないこと。 *アリアは原調とすること。 ただし、慣例として移調が認められる場合もあるので、原調でない場合は問い合わせること。 *歌詞は原語とする。

補足事項

主催

公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館、読売新聞社、花王株式会社、東京都

目次