ルービンシュタイン国際ピアノコンクール ユーディンが優勝

ルービンシュタイン国際ピアノコンクール ユーディンが優勝
画像出典:アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・マスター・コンクール公式サイト

第18回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・マスター・コンクール(Arthur Rubinstein International Piano Master Competition)が、2026年9月8日(火)にイスラエル・テルアビブでファイナルの全演奏日程を終えた。第1位に輝いたのは、ロシア出身のドミトリー・ユーディン(Dmitry YUDIN、日本での公演では「ドミトリー・ユージン」表記)。

最終日程となるグランド・コンチェルトの開演は日本時間9月9日(水)1時(現地時間9月8日(火)19時)。順位は以下の通り。

  • 第1位 ドミトリー・ユーディン(Dmitry YUDIN/ロシア)
  • 第2位 ウラジスラウ・ハンドヒ(Uladzislau KHANDOHI/ベラルーシ)、パク・ジンヒョン(Jinhyung PARK/韓国)
  • 第3位 ロマン・フェディウルコ(Roman FEDIURKO/ウクライナ)

第2位は2名が同着。授賞式とウィナーズ・コンサートは日本時間9月10日(木)1時(現地時間9月9日(水)19時)、シャルル・ブロンフマン・オーディトリアムで行われる。

Finals: Grand Concerto & winner announcement | 18th Arthur Rubinstein Competition 2026 - Session 28

第1位にはアルトゥール・ルービンシュタイン賞として金メダルと4万ドル、さらにキャリア支援基金1万ドルが贈られる。第2位は銀メダルと2万ドル、第3位は銅メダルと1万ドル。入賞を逃したファイナリストには、ファイナリスト賞として各6,000ドルが用意されている。

優勝したユーディンは2001年ロシア生まれで、現在はアメリカを拠点とする。マンハッタン音楽学校でオラシオ・グティエレス(Horacio Gutierrez)に学び、2025年からはスタニスラフ・ユデニッチ(Stanislav Ioudenitch)に師事。

2024年にゲザ・アンダ国際ピアノコンクールとニューヨーク・リスト国際ピアノコンクールで第2位、2026年にはリンカーン・センターのエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントにも選ばれている。最新の活動情報は本人のInstagram(@dmitry.yudin.pianist)で発信されている。

優勝したユーディンは、2026年11月7日(土)に横浜みなとみらいホール大ホールで開かれる第44回横浜市招待国際ピアノ演奏会に出演する。主催の横浜みなとみらいホールは「ドミトリー・ユージン(アメリカ)」と表記しており、初来日となる。演奏するのはリスト《巡礼の年》第1年〈スイス〉より〈泉のほとりで〉〈夕立〉、セッションズ「私の日記から」、武満徹「遮られない休息」、スクリャービンのピアノ・ソナタ第5番。15時開演、全席指定で一般5,000円。同じ公演にはアリエル・ラニ、中川優芽花、カラム・マクラクランも出演する。

第3位のフェディウルコは、2026年2月の第6回高松国際ピアノコンクールで第1位に輝いている。副賞として、10月18日に高松での凱旋公演が予定されている。

日本からは八木大輔が出場したが第1次予選で敗退し、ファイナルに日本勢は残らなかった。予選の経過は2次進出16名 日本勢は惜敗、ファイナリスト6名の顔ぶれはファイナリスト6名発表で詳しく伝えている。前回の第17回(2023年)では黒木雪音が第3位に入賞した。

1974年に第1回が開かれた本コンクールは、以後3年に1度の開催を原則とし、エマニュエル・アックス、キリル・ゲルシュタイン、ダニール・トリフォノフら世界の第一線に立つピアニストを送り出してきた登竜門。第18回は中東情勢の悪化でファイナルが5月から9月へ延期され、直前には審査員3名の降板も伝えられた。今後の情報は公式サイトで公開される。