2026年8月14日(金)、旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区)で第22回アジア国際音楽コンクールの本選が開かれました。音楽文化促進団体 日本音楽審議会が主催し、映像による予選を通過した出場者がピアノ7区分と声楽器楽伴奏部門に臨みます。8区分あわせて35名が入賞し、上位入賞者はウィーン国立音楽大学リストザールでの入賞者演奏会にノミネートされます。
第22回アジア国際音楽コンクール2026の概要は下記の通りです。
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コンクールハイライト
小学生の部
学年別に1〜2年、3〜4年、5〜6年の3区分で審査が行われ、いずれの区分でも1位から3位までの受賞者が決まりました。前年は1〜2年の区分で1位と2位に受賞者が置かれなかったため、低学年の層が厚くなったかたちです。優秀賞は1〜2年と3〜4年がそれぞれ3名、5〜6年が1名で、小学生の3区分だけで16名が入賞しています。これは今大会の入賞者全体のおよそ半数にあたり、参加の中心が小学生であることがうかがえます。学年が上がるほど優秀賞の数が絞られている点も、今大会の特徴として表れました。
中学生・高校生の部
中学生の部は1位が該当者なしとなり、2位と3位、優秀賞1名の計3名が入賞しました。ピアノの7区分のなかでは入賞者が最も少ない結果です。一方の高校生の部は1位から3位までがそろい、優秀賞も3名が選ばれて計6名となりました。中学生の部で上位に進んだ顔ぶれには、前年に下の区分で入賞していた出場者も含まれており、学年が上がっても継続して挑戦している層が結果に表れています。演奏時間の上限は中学生が15分以内、高校生が15分程度と同じ水準に置かれており、区分が上がっても求められる分量は変わりません。
大学生・社会人の部
大学生の部は1位から3位までが決まり、優秀賞2名を加えた5名が入賞しました。社会人の部は1位が該当者なしとなり、2位と3位、優秀賞2名の計4名という結果です。ピアノの7区分のうち1位が選ばれなかったのは中学生と社会人の2区分で、いずれも年齢の幅が広い区分にあたります。演奏時間の上限も大学生が20分程度、社会人が25分程度と長く設定されており、長い作品を弾ききる力が問われる区分となっています。
声楽器楽伴奏部門
声楽・器楽の伴奏者を対象とした部門で、ピアノの独奏部門とは別に審査が行われます。今大会は1位と2位がともに該当者なしとなり、入賞は3位の1名のみにとどまりました。前年も1位と2位に受賞者が置かれておらず、上位2つが空いた状態が2年続いています。伴奏部門は本選で暗譜の対象から外れる唯一の区分で、独奏とは異なる観点から評価される部門です。
ピアノ部門 結果一覧
ピアノ部門は小学生の3区分と中学生、高校生、大学生、社会人を合わせた7区分で審査されました。本選は9時30分から20時30分まで、小学生の低学年から順に進行し、区分ごとに演奏時間の上限が変わります。以下は公表された全区分の入賞者です。
小学生部門(1〜2年)
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 繁昌宏樹 |
| 2位 | 小針碧心 |
| 3位 | 高松実央 |
| 優秀賞 | 小嶋瑞咲 真下未央奈 村岡樹 |
小学生部門(3〜4年)
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 田村将一 |
| 2位 | 宇賀神雪乃 |
| 3位 | 乾すみれ |
| 優秀賞 | 小笠原百合香 鈴木あおい 橋本風花 |
小学生部門(5〜6年)
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 加藤美咲 |
| 2位 | 貞光美和 |
| 3位 | 仲山歌音 |
| 優秀賞 | 辻花怜 |
中学生部門
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 該当者なし |
| 2位 | 繁昌千晴 |
| 3位 | 田辺紗 |
| 優秀賞 | 大國万智 |
高校生部門
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 滋賀梨音 |
| 2位 | 古市時方 |
| 3位 | 鈴木啓太 |
| 優秀賞 | 小笹恵依 山根麻椰 花戸麗奈 |
大学生部門
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 越部直人 |
| 2位 | 中園うらら |
| 3位 | 福島彩歌 |
| 優秀賞 | 岡夏美 後村恒希 |
社会人部門
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 該当者なし |
| 2位 | 米川かなで |
| 3位 | 笠井萌 |
| 優秀賞 | 有泉達史 岩田まどか |
声楽器楽伴奏部門 結果一覧
声楽・器楽の伴奏者を対象とした部門で、本選は全区分の最後にあたる18時から審査されました。ピアノ独奏の各部門が暗譜での演奏を求められるのに対し、この部門だけは暗譜の対象から外れています。
| 賞 | 受賞者 |
|---|---|
| 1位 | 該当者なし |
| 2位 | 該当者なし |
| 3位 | 三代川恭子 |
おわりに
第22回アジア国際音楽コンクールの入賞者は日本音楽審議会 公式サイトで確認できます。予選は映像審査、本選は会場審査という二段階で行われ、課題曲を設けない自由曲制を採っている点がこのコンクールの特徴です。アジア各国の音楽大学の協力を得て、技術だけでなく音楽性や将来性を重視した審査を行うことを開催の趣旨に掲げており、上位入賞者にはウィーン国立音楽大学リストザールでの入賞者演奏会に参加する道が開かれます。次回の日程や募集要項も公式サイトで案内されます。
出典:日本音楽審議会
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