クーパー国際コンクール、日本人1名選出

クーパー国際コンクール 2026 ヴァイオリン部門 セミファイナリスト発表
Image source: The Thomas & Evon Cooper International Competition

アメリカ・オハイオ州のオバーリン音楽院が主催するクーパー国際コンクール(Thomas and Evon Cooper International Competition)の2026年ヴァイオリン部門が、セミファイナリスト18名を発表した。

選ばれた18名のうち、日本からはKazuki Kyo(きょう・かずき)が選出。東京出身の15歳で、現在はイギリス・ケンブリッジを拠点に研鑽を積む。2025年にはアトランタ・フェスティバル・アカデミーの若手アーティスト・コンクールでグランプリを獲得している。

同コンクールは2010年創設。13〜18歳のヴァイオリニストとピアニストを対象に、両部門を1年ごとに交互で開催する若手登竜門。総額40,000ドルの賞金が用意され、第1位には20,000ドルが贈られる。

本選は2026年8月6日(木)から10日(月)まで、オハイオ州オバーリン音楽院のワーナー・コンサートホールで開催。出場者は8月4日(火)に現地入りし、5日(水)のオリエンテーションで抽選と伴奏ピアニストとの顔合わせに臨む。

8月6日(木)・7日(金)の第1ラウンドでは、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタのフーガ楽章、パガニーニのカプリス1曲、クライスラー作品、協奏曲からの抜粋(約12分)を1人30分で演奏する。8日(土)の第2ラウンドには6名が進出し、ジェシー・モンゴメリーの「ラプソディ第2番」やモーツァルトの緩徐楽章などを披露。

10日(月)のコンチェルト・ファイナルには3名が進出し、デイヴィッド・ダンツマイヤー(David Danzmayr)指揮のプロムジカ室内管弦楽団と共演する。ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、プロコフィエフ、チャイコフスキーの協奏曲から各自が選んだ1曲で頂点を争う。日本時間8月11日(火)午前8時30分(現地時間8月10日午後7時30分)開演予定。

審査員は4名。審査委員長は、グラミー賞を受賞した元パシフィカ弦楽四重奏団のシビ・ベルンハードソン(Sibbi Bernhardsson)が務める。ほかに、複数の国際コンクールで第1位に輝いたチョ・ジンジュ(Jinjoo Cho)、マルグリット・ロン=ジャック・ティボー国際コンクールでグランプリを得たチエン・ヂョウ(Qian Zhou)が名を連ねる。

日本からは、東京藝術大学でヴァイオリンを教える東京出身の大井亜実(Ami Oike)が審査に加わる。カール・フレッシュ国際コンクール第2位などの実績を持つヴァイオリニスト。

全ラウンドはオバーリン音楽院の公式サイトで無料ライブ配信される。入場も無料で、誰でも演奏を見届けられる。