12歳・岩井天音 マンハッタン国際音楽コンクール最高賞

マンハッタン国際音楽コンクール最高賞を受賞した岩井天音
Image source: Manhattan International Music Competition

熊本市に住む小学6年生のヴァイオリニスト・岩井天音(12)が、マンハッタン国際音楽コンクール(Manhattan International Music Competition)の17歳以下部門で最高賞(First Grand Award)を受賞した。

7月17日には、音楽家の父・岩井宏司とともに熊本市の大西一史市長を訪ね、受賞を報告。その場でヴァイオリンの生演奏も披露した。

同コンクールは2026年で10回目を迎える。録音した演奏を提出して審査を受けるオンライン形式が特徴で、渡航せずに世界中から応募できる。ピアノや弦楽器、声楽、管楽器など複数の部門があり、年齢区分ごとに最高賞が選ばれる方式だ。

今回、ジュニア部門ヴァイオリンで最高賞に選ばれたのは岩井ただ一人。副賞として、8月1日にニューヨーク・カーネギーホールで開かれる受賞者ガラコンサートへの出演権などが贈られる。岩井もこの舞台に立つ。

岩井は熊本市立桜木東小学校に通う。2歳でヴァイオリンを始め、ともに弦楽器奏者である両親の手ほどきを受けて育った。所属は、父が代表を務める熊本市の音楽事務所・熊本ミュージックアーティスト。

歩みは早熟だ。2023年には第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクールのヴァイオリン部門・小学3年生の部で第1位。2025年夏には、当時11歳でウィーン国立音楽大学のディヒラーコンクールに挑み、大学生ら年長の参加者を抑えて最年少で優勝した。

「天音」という名には、国境のない空のように国籍や見た目に左右されず世界で活躍してほしい、との両親の願いが込められているという。12歳のヴァイオリニストが、その名の通り海を越えて評価を勝ち取った。