ドイツ・ギュータースローで開催中の第21回ノイエ・シュティンメン国際声楽コンクール(NEUE STIMMEN International Singing Competition)で、決勝に進む8名が決まった。決勝は日本時間2026年10月10日(土)2時(現地時間10月9日(金)19時)に始まる。
主催するリズ・モーン財団(Liz Mohn Stiftung)が、2026年10月8日(木)に発表した。10月7日(水)の準決勝に出場した16名から女性4名・男性4名が選ばれ、国別では中国の4名が最も多い。
決勝進出者は次の8名。
- アイゲリム・アルティンベク(Aigerim Altynbek):ソプラノ、カザフスタン、1996年生まれ
- Ziyi Dai:ソプラノ、中国、1996年生まれ
- アルピ・シナニャン(Arpi Sinanyan):ソプラノ、アルメニア、2002年生まれ
- Liere Wu:ソプラノ、中国、2001年生まれ
- Yiming Liu:テノール、中国、1998年生まれ
- ラファエル・ロハス(Rafael Rojas):テノール、メキシコ、1996年生まれ
- イラクリ・プハラゼ(Irakli Pkhaladze):バスバリトン、ジョージア、2001年生まれ
- Jiazhou Wang:バリトン、中国、2004年生まれ
決勝の会場はギュータースロー市民ホール(Stadthalle Gütersloh)。8名はデュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団(Duisburger Philharmoniker)と共演し、指揮はヴィタリ・アレクセーノク(Vitali Alekseenok)。終演は日本時間6時(現地時間23時)ごろの予定。
賞金は女性・男性それぞれの上位3名に贈られ、第1位15,000ユーロ、第2位10,000ユーロ、第3位5,000ユーロ。観客の投票で選ぶ聴衆賞(1,000ユーロ)も、決勝の舞台で決まる。
特別賞の一部は、決勝を前にすでに発表されている。16〜18歳の9名が選ぶジュニア審査員賞(1,000ユーロ)は、Jiazhou Wangが受賞。パタゴニア・ボイス賞(Patagonia Voice Award)はロハスに決まり、チリのテアトロ・デル・ラゴ(Teatro del Lago)への出演機会が贈られる。
このほか、5,000ユーロのブライアン・ディッキー若手才能賞(Brian Dickie Young Talent Award)を、スウェーデンのメゾソプラノ、クララ・ソレーン(Klara Solén)が受けた。ソレーンは決勝進出者には含まれていない。
審査員長はパリ国立オペラ総裁のアレクサンダー・ネーフ(Alexander Neef)。審査員にはオランダ国立オペラ総裁のソフィー・デ・リント(Sophie de Lint)、フランクフルト歌劇場総裁のベルント・レーベ(Bernd Loebe)らが名を連ねる。
2026年大会には69か国から1,126名が応募した。世界各地のライブ予選を経て、18か国の41名がギュータースローに集まった。公式の出場者名簿に、日本国籍の歌手はいない。
NEUE STIMMENはドイツ語で「新しい声」の意味。若手オペラ歌手のためのコンクールとして1987年にリズ・モーンが創設し、現在は2年に1度開かれている。これまでにルネ・パーペ(René Pape)、ナディーン・シエラ(Nadine Sierra)、エルザ・ドライジグ(Elsa Dreisig)らのキャリアを後押ししてきた。
決勝はオペラビジョン(OperaVision)の配信ページでライブ配信され、2027年4月9日(金)まで視聴できる。日程や賞の詳細は公式サイトに掲載されている。




