伊勢志摩国際作曲コンクールは、株式会社伊勢志摩アート・カンパニーが主催する国際作曲コンクールです。クラシック音楽、現代音楽、実験音楽を含む芸術音楽の創作を対象とし、国籍にも年齢にも制限がありません。編成や演奏時間も自由です。提出するのは楽譜PDFまたは録音・映像の外部URLで、少なくとも一方があれば応募できます。楽譜がない作品は構成や使用技術を説明するPDFでよく、コンピューター音源の参考録音も認められます。演奏・録音・出版済みの作品や他コンクールの受賞作も応募できます。第7回からは原則として年2回開催となりました。第6回(2026年)は40の国と地域から277名・348件の応募がありました。
目次
部門
部門の区分はなく、芸術音楽の作品を一括で募集します。
- クラシック音楽、現代音楽、実験音楽など、芸術音楽の文脈にある作品が対象です
- 編成および演奏時間は自由です。独奏、室内楽、合唱、管弦楽、協奏曲等を含みます
- 調性、旋律、コード進行等を含むこと自体は問題ありません
- 純粋な電子音響作品、電子メディアを中心とする作品も応募できます
他コンクールの案内
- ポピュラー音楽、BGM、映像・ゲーム音楽を主な目的とする作品については、主催者が別に開催する「ISAC国際ポピュラー&メディア作曲コンクール」への応募も案内されています
- 電子メディアを中心とする作品は、内容によって主催者が別に開催する「アイオン・デジタルアート賞」への応募も案内されています
歴代入賞者
公式サイトでは、グランプリ受賞者のうち2名の活動が紹介されています。
| 回 | 受賞者 | 受賞作品 | 紹介されている活動 |
|---|---|---|---|
| 第1回(2021年) | Luis Quintana | 《Smudges over dripping ink》 | 2024年にグッゲンハイム・フェローに選出 |
| 第5回(2025年) | Michael Edward Edgerton | 《RUST》 | ルンド大学マルメ音楽院教授 |
※各回の入賞者一覧は、公式サイトの「入賞者一覧」ページから回ごとの発表資料を確認できます。
表彰内容
- 🏆Grand Prize
原則1作品(最大2作品)/賞金総額100,000円・表彰状 - 🎖Special Prize
35作品程度/表彰状
- 受賞数は作曲家の人数ではなく作品数で数えます。同一作曲家の複数作品が、それぞれ独立して受賞する場合があります
- 審査結果により、各賞の該当作品がない場合、またはSpecial Prizeの受賞数が35作品程度から若干増減する場合があります
- Grand Prizeは最大2作品とし、2作品の場合は賞金総額100,000円を均等に分割して各作品に50,000円を授与します
- 表彰状は結果発表後1か月以内を目安に発送されますが、郵便・安全・配送事情により遅延または電子送付となる場合があります
- Grand Prize賞金の送金方法、本人確認、必要書類等は受賞者へ個別に案内されます
審査員
小林純生審査委員長(予定)/作曲家・言語学者、日本大学芸術学部音楽学科准教授
1982年三重県菰野町生まれ。英国ケント大学で言語学博士号(PhD)を取得し、現在は日本大学芸術学部音楽学科准教授として作曲、和声、音楽学等を担当。日本音楽コンクール入選、武満徹作曲賞第2位、Busan MARU国際音楽祭作曲コンクール第1位、欧州文化首都ヴロツワフ国際作曲コンクール第1位など、国内外で入選・入賞。武生国際音楽祭、統営国際音楽祭等に招待され、2022年に三重県文化賞新人賞を受賞しています。
審査の観点
| 観点 | 主な内容 |
|---|---|
| 独創性・芸術的視点 | 作品固有の発想、必然性、創造性 |
| 音楽的内容・表現 | 素材の展開、表現力、聴取上の説得力 |
| 構成・時間設計 | 全体構成、比例、流れ、集中力 |
| 技術的実現 | 編成、書法、音色、記譜等の扱い |
| 完成度 | 作品としての整合性 |
- 特定の作風、調性、技法または美学のみを優先するものではありません
- 審査では、楽譜、録音、映像、作品解説等を組み合わせて参照する場合があります。作品全体の反復試聴や同一区間の比較試聴を行うことがあります
- 応募者は、審査員または主催者との関係を申込フォームで申告する必要はありません。審査員は、応募者との間に師弟関係、親族関係その他の直接的・私的な関係がある場合、自ら主催者に申し出なければなりません。当該審査員は、その応募者の作品に関する採点、講評作成および審査協議のすべてから外れます
- 審査結果は審査員会の最終判断とし、結果発表後の再審査は行いません
応募資格
国籍および年齢の制限はありません。
- 応募者本人が単独で作曲した自作品に限ります。共作作品は応募できません
- 入賞者には、本人確認のため身分証明書等の提出を求める場合があります
- 同一作曲家による複数作品の応募は可能ですが、作品ごとに申込みと参加料が必要です
- これまでに演奏・録音・出版された作品、または他のコンクールで受賞した作品も応募できます
- 本コンクールで受賞していない作品は、次回以降へ再応募できます(新たな申込みと参加料が必要)。既にGrand PrizeまたはSpecial Prizeを受賞した同一作品は再応募できません
- 応募者は、作品が第三者の著作権その他の権利を侵害しないことを保証するものとします
応募方法・参加料
提出資料
次のAまたはBの少なくとも一方を提出します。両方を提出することもできます。会場へ出向く必要はありません。
- A
- 楽譜・作品解説
楽譜が存在する作品は、PDF形式の楽譜を申込フォームへ直接アップロードできます(楽譜の提出は必須ではありません)。楽譜が存在しない作品は、作品の構成、使用技術、再生方法等を説明するPDFを添付できます。推奨ファイル名は ComposerName_WorkTitle_Score.pdf です - B
- 録音・映像
ストリーミングまたはダウンロード可能な外部URLを申込フォームに記載します。音声・映像ファイルの直接アップロードは受け付けられません。実演録音に限らず、コンピューター音源による参考録音も提出できます
外部リンクの条件
- SoundCloud、YouTube、Youku、Vimeo、Google Drive等を利用できます
- 視聴者個人のアカウントへのログイン、個別承認、事務局からのアクセス申請またはパスワード入力を必要としない設定にします
- 結果発表日まで、同じURL・同じ内容で閲覧またはダウンロードできる状態を維持します。地域制限、有効期限、削除・差替えに注意します
- 申込完了後の作品内容・録音内容の差替えは認められません。ただし、提出内容を変更しない範囲で、URLの誤記またはアクセス設定の修正を事務局が求める場合があります
参加料(1作品あたり)
| 申込内容 | 通常申込期間 | 最終申込期間(14日間) |
|---|---|---|
| 応募のみ | 5,000円 | 7,000円 |
| 応募+審査員総合講評 | 10,000円 | 12,000円 |
- 通常料金は、申込フォームの送信と決済の両方が2027年1月17日23:59 GMTまでに完了した場合に限り適用されます
- 1作品につき1回、申込フォームを送信します。複数作品を応募する場合は作品ごとに申込みを行います
- 申込フォームの送信とオンライン決済の両方が、各料金期間および最終締切までに完了した時点で応募成立となります。適用料金は、両者のうち遅い方の完了時刻で決まります。最終締切後もいずれかが未完了の場合、応募は無効です
- 支払いはクレジットカードまたはPayPal。表示通貨は日本円です。為替換算手数料その他の決済手数料が生じる場合は応募者の負担となります
- 支払い完了後の応募者都合による取消し、作品・録音の差替えおよび返金は受け付けられません
審査員総合講評(有料)
希望者は申込み時に1作品につき5,000円を追加し、審査員複数名の講評・助言をまとめた「審査員総合講評」(1件のレポート)を申し込めます。このサービスは受賞判定とは切り離して実施されます。
- 送付時期:結果発表後2か月以内(予定)、登録メールアドレスへ
- 内容例:作品の長所、音楽的・技術的特徴、構成・書法・音色・記譜・提示方法等についての所見/今後の創作、改訂、演奏準備または作品提示に役立つ具体的な助言
- 応募者は提供言語を選択できます。各審査員の原コメントは個別には送付されません
- 講評の申込みは応募時のみ可能で、決済後の追加・取消しは原則としてできません
- 講評は採点表、順位または再審査ではなく、審査結果を変更するものではありません
- 講評の申込みの有無は、審査および受賞結果に影響しません
- 受付可能数に上限を設け、予定数に達した時点で講評付き申込みを終了する場合があります
スケジュール
| 項目 | 日時(基準:GMT) | 日本時間の目安 |
|---|---|---|
| 通常申込期間 | 申込フォーム公開後〜2027年1月17日 23:59 | 〜1月18日 08:59 |
| 最終申込期間 | 2027年1月18日 00:00〜1月31日 23:59 | 1月18日 09:00〜2月1日 08:59 |
| 応募締切 | 2027年1月31日 23:59 | 2027年2月1日 08:59 |
| 結果発表 | 2027年2月28日(予定) | 公式サイト・メール |
日時はグリニッジ標準時(GMT)を基準とします。締切直前はアクセス集中が予想されるため、早めの申込みが推奨されています。
第7回から原則として年2回開催となり、各回は別のコンクールとして審査され、それぞれに受賞作品が決定されます。各回の締切および正式日程は公式ウェブサイトで発表されます。
対象作品・提出規定
課題はありません。芸術音楽の文脈にある作品であれば、編成・演奏時間ともに自由です。
審査用データの取扱い
- 事務局は、審査目的に限り、提出された楽譜・録音・映像を一時的に保存、複製し、審査員と安全に共有できるものとします
- 正式に受理され、提出資料のうち少なくとも一つを確認できる作品を審査します
- 提出資料を一つも確認できない場合は、審査対象外となることがあります。事務局が不備の修正を依頼するとは限りません
- 審査用に保存した作品データは、結果発表後6か月を目安に削除されます。ただし、法令、決済記録、受賞記録またはシステム上のバックアップに必要な情報は除きます
公開再生回数について
SoundCloud、YouTubeをはじめとする外部プラットフォームに表示される再生回数・閲覧回数は、各サービスの集計方法、埋込み再生、同じ区間の反復試聴等により、審査時の実際の再生を反映しない場合があります。事務局はこれらの公開数値を審査実施の記録として使用せず、各応募作品の審査状況を別途内部で記録します。表示回数は、審査の有無または作品の評価を示すものではありません。
補足事項
- 必須事項の未入力・未決済、虚偽記載、権利侵害、本人確認への不応答、氏名・送付先等の重大な不備がある応募は、無効・審査対象外・失格となる場合があります。無効・審査対象外・失格となった応募には講評を作成せず、参加料・講評追加料金のいずれも返金されません。事務局は修正依頼を保証しません
- 返金は、重複決済、主催者によるコンクール中止、または有効な応募について主催者の事情により講評を提供できない場合に限られます
- 結果は公式ウェブサイトで発表され、応募者にも登録メールアドレスへ通知されます。メールが不達となる場合があるため、公式ウェブサイト上の発表を正式な結果として確認します
- 表彰状・結果発表にはフォームの「表彰状・公表名」(芸名可)が使われ、本名は運営・本人確認・発送のみに使われて原則公開されません
- 応募作品の著作権は作曲者本人に帰属し、本コンクールへの応募によって著作権の譲渡を求められることはありません
- フォームの「表彰状・公表名」「結果発表用の国・地域」、作品名は、結果発表、受賞者・受賞作品の紹介、広報のため公式ウェブサイト、SNS等で原則公開されます
- 受賞作品については、応募時の作品(全部・一部)、楽譜、録音・映像、作品解説、広報資料を、主催者が公式ウェブサイト、SNS等のオンライン媒体や広報・記録資料で無償・非独占的に複製、公衆送信、掲載・紹介することを許諾します。主催者は応募者その他の権利者に、著作権・著作隣接権使用料、出演料、ライセンス料その他の対価を支払いません
- 応募前に、作曲者以外の著作権者、実演家、レコード製作者、出版社、著作権等管理事業者その他の権利者から前記利用の許諾を得て、主催者が無償でオンライン公開できる作品・資料のみを応募します
- 主催者側のシステム障害、不可抗力、審査上その他やむを得ない事情により、締切・日程を変更する場合があります。重要な変更は公式ウェブサイトで告知されます
- 応募者側の通信・端末・ブラウザ・決済・外部サービスの障害は、原則締切延長の対象外です
- 本要項の各言語版に相違がある場合は、日本語版が優先されます
主催・公式サイト
- 主催
- 株式会社伊勢志摩アート・カンパニー



