【関東甲信越】Nコン代表校・全国大会結果まとめ|過去5年(合唱)【2026最新】

関東甲信越のNコン代表校・全国大会結果まとめ 過去5年のヒーロー画像

この記事の要点

  • 関東甲信越から過去5年で全国大会に出場した小学校・中学校・高校の代表校14校(同じ学校が複数年出ている分も合わせると延べ39回の出場)を網羅
  • 各校の編成(混声/女声/同声)・部員数・過去の通算実績
  • 第88〜92回の課題曲・自由曲・ブロック大会&全国大会成績を一覧
  • 代表校ごとの音楽的特徴と指導方針
  • 関東甲信越が「全国最激戦区」と呼ばれる理由と背景

「Nコン関東甲信越から、いったいどの学校が全国大会に進んでいるんだろう?」「直近の代表校はどんな曲を歌っているんだろう?」と気になっていませんか。

NHK全国学校音楽コンクール(通称Nコン、合唱)の関東甲信越ブロックは、全国8ブロックの中で代表枠が最も多く、毎年の出場校の水準も全国屈指です。本記事では、第88回(2021年)から第92回(2025年)までの過去5年で全国大会に進んだ関東甲信越代表校14校にしぼって、各校の成績・編成・合唱団の特徴を部門別にまとめます。ブロック予選参加校全体の一覧は対象外なので、その目的の方はNHK Nコン公式サイトをご参照ください。

Nコン=NHK全国学校音楽コンクール(合唱)。NHK杯放送Nコンとは別大会です。

表記の凡例: 各校のコンクール実績テーブルでは、「代表」=関東甲信越大会を勝ち抜いて全国大会に出場、「出場」=関東甲信越大会に出場したが全国行きには届かず、「出場なし」=関東甲信越大会自体に出場記録なし、を表します。

目次

関東甲信越とNHK Nコンの基礎知識

NHK Nコンは、全国を8ブロックに分けて予選を行う大会です。関東甲信越ブロックの位置づけを最初に整理しておきましょう。

Nコン全国8ブロック区分図 — 関東甲信越(本記事の対象)と他7ブロック

関東甲信越ブロックに含まれる都県

茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野・新潟の 1都9県で構成されています。東京は1984年(第51回)以降、独立ブロックではなく関東甲信越に統合されました。そのため「東京大会」も、関東甲信越ブロック大会の一部として位置づけられています。

全国大会への代表枠

各部門の全国大会出場校は11校。そのうち関東甲信越からの代表枠は通常 2〜3校 で、これは8ブロックの中で最も多い枠数です。それだけ参加校数も学校数も多く、全国大会で戦える強豪が複数集中していることを反映しています。

ブロック大会の開催地と時期

関東甲信越ブロックコンクールは例年9月中旬〜下旬に行われ、全国大会(10月中旬・NHKホール)の出場権をかけて争われます。大会会場は年度ごとにブロック内各都県の持ち回りです。

関東甲信越のNコン全体傾向

過去5年の関東甲信越の傾向は次のとおりです。

  • 東京の私立女子校が高校・中学の上位常連 — 大妻中野・豊島岡女子学園・頌栄女子学院・清泉女学院(神奈川)など、女声合唱の名門が密集しています
  • 小学校はほぼ東京の公立校が独占 — 目黒区立東山・日野市立平山・港区立白金・日野市立七生緑など、東京の児童合唱団が直近5年の代表枠の大半を占めます
  • 千葉・埼玉から男声を含む混声校が伸長 — 専修大学松戸(千葉)、埼玉栄(埼玉)が混声合唱で全国上位に食い込んでいます
  • 長野からの安定出場 — 佐久市立野沢小学校が東京以外から定期的に全国大会に進んでいる、唯一とも言える存在です

過去5年の関東甲信越代表校・全国大会結果

第88回(2021)〜第92回(2025)の関東甲信越代表校を、部門別に一覧で整理します。同じ学校が複数年で代表入りしているため、学校数と延べ出場回数は次のとおりです。

部門 学校数 延べ出場回数
小学校 5校 14回
中学校 4校 10回
高校 6校 15回
合計 14校(小5+中3+高6・ただし大妻中野は中・高でカウント別) 39回

中学校は清泉女学院中(神奈川)が第89回のみ出場のため4校。本記事の「14校カバー」は 「小5校+中3校+高6校=14校」 で、清泉女学院中・大妻中野中・大妻中野高は別校扱いとしています。

小学校部門(延べ14回出場)

大会回 学校(都県) 全国大会結果
2025 第92回 目黒区立東山小学校(東京) 金賞
2025 第92回 日野市立平山小学校(東京) 銀賞
2025 第92回 港区立白金小学校(東京) 銅賞
2024 第91回 日野市立平山小学校(東京) 金賞
2024 第91回 港区立白金小学校(東京) 銀賞
2024 第91回 佐久市立野沢小学校(長野) 優良賞
2023 第90回 目黒区立東山小学校(東京) 金賞・内閣総理大臣賞
2023 第90回 港区立白金小学校(東京) 銅賞
2022 第89回 目黒区立東山小学校(東京) 銀賞
2022 第89回 港区立白金小学校(東京) 銅賞
2022 第89回 日野市立七生緑小学校(東京) 優良賞
2021 第88回 日野市立七生緑小学校(東京) 金賞(8回連続)
2021 第88回 佐久市立野沢小学校(長野) 銀賞
2021 第88回 港区立白金小学校(東京) 優良賞

中学校部門(延べ10回出場)

大会回 学校(都県) 全国大会結果
2025 第92回 府中市立府中第四中学校(東京) 銀賞
2025 第92回 豊島岡女子学園中学校(東京) 銅賞
2024 第91回 大妻中野中学校(東京) 優良賞
2024 第91回 豊島岡女子学園中学校(東京) 優良賞
2024 第91回 府中市立府中第四中学校(東京) 銅賞
2023 第90回 大妻中野中学校(東京) 金賞・内閣総理大臣賞
2022 第89回 大妻中野中学校(東京) 金賞
2022 第89回 豊島岡女子学園中学校(東京) 出場
2022 第89回 清泉女学院中学校(神奈川) 出場
2021 第88回 大妻中野中学校(東京) 銅賞

高校部門(延べ15回出場)

大会回 学校(都県) 全国大会結果
2025 第92回 専修大学松戸高等学校(千葉) 金賞
2025 第92回 大妻中野高等学校(東京) 銅賞
2025 第92回 頌栄女子学院高等学校(東京) 銅賞
2024 第91回 清泉女学院高等学校(神奈川) 金賞
2024 第91回 専修大学松戸高等学校(千葉) 銅賞
2024 第91回 大妻中野高等学校(東京) 優良賞
2023 第90回 豊島岡女子学園高等学校(東京) 金賞
2023 第90回 清泉女学院高等学校(神奈川) 銅賞
2023 第90回 頌栄女子学院高等学校(東京) 優良賞
2022 第89回 大妻中野高等学校(東京) 金賞
2022 第89回 豊島岡女子学園高等学校(東京) 銀賞
2022 第89回 埼玉栄高等学校(埼玉) 優良賞
2021 第88回 大妻中野高等学校(東京) 銀賞・文部科学大臣賞
2021 第88回 豊島岡女子学園高等学校(東京) 銅賞
2021 第88回 清泉女学院高等学校(神奈川) 銅賞

関東甲信越は過去5年の高校全国大会に延べ15校が出場し、4校が金賞・2校が銀賞・6校が銅賞・3校が優良賞を獲得しました。第88回は3校がそろって表彰台に上がるなど、ブロックの強さが際立っています。


【高校】関東甲信越のNコン代表校

ここからは、過去5年に全国大会へ進んだ関東甲信越の代表校を、部門別に1校ずつご紹介します。まずは高校6校から見ていきましょう。

1. 専修大学松戸高等学校(千葉・私立)

千葉県を代表する混声合唱校で、1962年(昭和37年)創部の60年を超える伝統校です。男声を含む混声四部による厚みある響きが特徴で、少人数編成ながら全国上位を維持しています。2024年(第91回・銅賞)→2025年(第92回・金賞)と2年連続で全国の表彰台に上がり、第92回ではついにNコン高校の頂点に立ちました。

基本情報

項目 内容
所在地 千葉県松戸市上本郷
設立区分 私立
編成 混声四部
部員数 20名以下
Nコン全国大会通算 直近2回出場・金賞1回(第91回銅賞、第92回金賞)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 惑星そぞろ 夢の潟湖(ラグーナ)(宮本正太郎) 代表 金賞
2024 第91回 明日のノート Harukaze(春風)(土田豊貴) 代表 銅賞
2023 第90回 出場なし 出場なし
2022 第89回 出場なし 出場なし
2021 第88回 出場なし 出場なし

注目の演奏


2. 大妻中野高等学校(東京・私立)

関東甲信越の女声合唱を牽引する常連校で、中高一貫で約185人という女声合唱としては全国でも最大級の大所帯を擁します。進学校でありながら勉強と両立する効率的な練習で知られ、第88回(2021)に全国2位の銀賞・文部科学大臣賞、第89回(2022)には金賞と、コロナ禍前後の最も難しい時期に頂点に立ちました。中学校部門も第90回(2023)に内閣総理大臣賞を受賞するなど、中高あわせて関東甲信越の女声合唱を象徴する存在です。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都中野区上高田2-3-7
設立区分 私立
編成 女声
部員数 約75人(高校のみ/中高合計約185人)
Nコン全国大会通算 過去5年で4回出場(金賞1回・銀賞1回・銅賞1回・優良賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 惑星そぞろ ひとめぐり(三宅悠太/作詞 覚和歌子) 代表 銅賞
2024 第91回 明日のノート 風のうた(三宅悠太) 代表 優良賞
2023 第90回 出場なし 出場なし
2022 第89回 無音が聴こえる 夕暮 — 女声合唱とピアノのための(土田豊貴) 代表 金賞
2021 第88回 彼方へのノック 空をかついで(三宅悠太) 代表 銀賞・文部科学大臣賞

注目の演奏


3. 頌栄女子学院高等学校(東京・私立)

プロテスタント系の伝統校で、Nコンには「聖歌隊」として出場します。礼拝で歌う聖歌や宗教曲の蓄積が音づくりの土台になっており、帰国生比率が2割強と高いため、英語をはじめとした多言語の歌詞を扱う演奏曲目にも強みがあります。直近では第90回(2023)優良賞、第92回(2025)銅賞と、表彰台に手が届く位置で安定して結果を残しています。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都港区白金台
設立区分 私立
編成 女声(聖歌隊)
部員数
Nコン全国大会通算 過去5年で2回出場(銅賞1回・優良賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 惑星そぞろ 空を呼吸する(根岸宏輔/作詞 川井麻希) 代表 銅賞
2024 第91回 明日のノート 出場 出場なし
2023 第90回 鳥よ空へ 「不可思議のポルトレ」より 明日(信長貴富) 代表 優良賞
2022 第89回 無音が聴こえる 出場 出場なし
2021 第88回 彼方へのノック 出場 出場なし

4. 清泉女学院高等学校(神奈川・私立)

カトリック系の伝統校で、1950年創部の75年を超える歴史を持つ神奈川県唯一の女声合唱常連校です。聖歌の蓄積を背景に「凛とした、透明感のある、温かい声」を表現テーマとし、Nコン課題曲(女声・ピアノ伴奏)の解釈力にも定評があり、関東甲信越大会では4年連続代表入りの実績を重ねています。第91回(2024)でNコン高校の部・金賞という日本一に輝き、同年にはラトビアの国際合唱コンクール「RIGA SINGS」でも全部門優勝・総合グランプリを獲得して、国際的にも評価されています。

基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県鎌倉市城廻200
設立区分 私立
編成 女声
部員数
Nコン全国大会通算 過去5年で3回出場(金賞1回・銅賞2回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 出場 出場なし
2024 第91回 明日のノート 風(信長貴富) 代表 金賞
2023 第90回 鳥よ空へ 「音楽に寄す」より 春風(土田豊貴) 代表 銅賞
2022 第89回 出場 出場なし
2021 第88回 彼方へのノック 「二つの巨いなる情景」より 昨日よりも優しくなりたい 代表 銅賞

注目の演奏


5. 豊島岡女子学園高等学校(東京・私立)

短時間集約型の練習で日本一に到達した、進学校型の女声合唱強豪です。練習時間は1日1時間15分という限られた枠でありながら、コンクール本番は2年生の選考で40人前後に絞り込んで密度の高い響きをつくり、第90回(2023)でNコン高校の部・金賞という頂点に立ちました。2021年の東京オリンピック開会式ではオリンピック賛歌の合唱に部員12人が参加するなど、舞台経験も豊富です。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都豊島区東池袋
設立区分 私立
編成 女声
部員数 高校約59人(中高合計約124人)
Nコン全国大会通算 過去5年で3回出場(金賞1回・銀賞1回・銅賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 出場 出場なし
2024 第91回 出場 出場なし
2023 第90回 鳥よ空へ 「遥かな歩み」より 機織る星(高田三郎) 代表 金賞
2022 第89回 無音が聴こえる 「愛の縫い目はここ」より 透明の詩(土田豊貴) 代表 銀賞
2021 第88回 彼方へのノック ある肖像/「三つの夜想」より 代表 銅賞

注目の演奏


6. 埼玉栄高等学校(埼玉・私立)

関東甲信越の混声合唱を代表する大編成校で、「部員全員レギュラー・全員出場」を方針に男女混声の厚みある響きをつくります。国際交流や委嘱作品の演奏を毎年取り入れる先進的な活動でも知られ、関東甲信越の混声合唱をリードする存在です。第78回全日本合唱コンクール(2025年)では27年ぶりの金賞・富山県教育委員会教育長賞を受賞し、長年積み重ねた実力が改めて評価されました。

基本情報

項目 内容
所在地 埼玉県さいたま市西区
設立区分 私立
編成 混声三部
部員数
Nコン全国大会通算 過去5年で1回出場(優良賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 出場 出場なし
2024 第91回 出場 出場なし
2023 第90回 出場 出場なし
2022 第89回 無音が聴こえる 「宇宙の果物」より 曙(鈴木輝昭) 代表 優良賞
2021 第88回 出場 出場なし

注目の演奏


【中学校】関東甲信越のNコン代表校

関東甲信越のNコン中学校部門代表校イメージ — 男女混声合唱

中学校部門は、東京の私立女子校2校と公立校1校が代表枠を分け合う構図が定着しています。

1. 大妻中野中学校(東京・私立)

中学だけで約110人という関東甲信越トップクラスの大編成を擁する、女声合唱の名門です。第89回(2022)金賞、第90回(2023)金賞+内閣総理大臣賞と、2年連続でNコン中学校の頂点に立ちました。中高で連続して全国上位を維持する継続力で日本を代表する学校であり、音楽家との合唱企画やテレビ・雑誌への出演など、舞台の外でも積極的に発信しています。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都中野区上高田2-3-7
設立区分 私立
編成 女声
部員数 約110人
Nコン全国大会通算 過去5年で4回出場(金賞2回・銅賞1回・優良賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 出場 出場なし
2024 第91回 僕らはいきものだから 「妖精の市場」より 銀の色(横山潤子) 代表 優良賞
2023 第90回 「星の迷い子たち」より にじ(横山潤子) 代表 金賞・内閣総理大臣賞
2022 第89回 Replay 代表 金賞
2021 第88回 足跡 「たましいのスケジュール」より たましいのスケジュール(横山潤子) 代表 銅賞

注目の演奏


2. 豊島岡女子学園中学校(東京・私立)

中高で同じ部活方針を共有する強豪で、中学部単独でも全国上位の常連です。短時間練習で結果を出す豊島岡式の短時間練習を中学から実践しており、勉強と部活を両立するお手本になっています。第78回全日本合唱コンクール中学同声合唱の部で金賞・富山県教育委員会賞を受賞するなど、Nコン以外の舞台でも実績を重ねており、2021年の東京オリンピック開会式では部員12人が出演してオリンピック賛歌を合唱しました。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都豊島区東池袋
設立区分 私立
編成 女声
部員数 約65人(中学のみ)
Nコン全国大会通算 過去5年で3回出場(銅賞1回・優良賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 憩らひ ― 薊のすきな子に ―(尾形敏幸/作詞 立原道造) 代表 銅賞
2024 第91回 僕らはいきものだから 「たましいのスケジュール」より 影絵(横山潤子) 代表 優良賞
2023 第90回 出場 出場なし
2022 第89回 Replay 代表 出場
2021 第88回 出場 出場なし

注目の演奏


3. 府中市立府中第四中学校(東京・公立)

公立中学校としては全国屈指の混声合唱強豪で、私立強豪と互角に渡り合う希少な存在です。90人規模の混声編成で厚みあるサウンドをつくり、第74回全日本合唱コンクール全国大会(2021)では混声合唱の部・文部科学大臣賞(部門1位)を受賞しました。Nコンでも第91回(銅賞)・第92回(銀賞)と2年連続で全国の表彰台に上がり、安定した実力を見せています。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都府中市晴見町
設立区分 公立
編成 混声
部員数 約90人(令和5年度/1年29・2年40・3年21)
Nコン全国大会通算 過去5年で2回出場(銀賞1回・銅賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 鋸曳き唄(「あやとりの記」より)(荻久保和明/作詞 石牟礼道子) 代表 銀賞
2024 第91回 僕らはいきものだから 「日本の民謡 第5集」より 五木の子守唄(松下耕) 代表 銅賞
2023 第90回 出場 出場なし
2022 第89回 出場 出場なし
2021 第88回 出場 出場なし

注目の演奏


【小学校】関東甲信越のNコン代表校

関東甲信越のNコン小学校部門代表校イメージ — 児童合唱団の演奏

小学校部門は、東京の公立校が代表枠の大半を占める構図が続いています。長野からの安定出場を続ける佐久市立野沢小も合わせて、5校をご紹介します。

1. 目黒区立東山小学校(東京・公立)

直近のNコン小学校部門の頂点に立つ存在で、新校舎完成とともに誕生した合唱クラブが短期間で全国の頂点に駆け上がりました。4〜6年生の同声合唱で透明感ある響きを身上とし、第90回(2023)に金賞・内閣総理大臣賞、第92回(2025)にも金賞と、直近の小学校部門で抜きん出た成績を残しています。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都目黒区東山
設立区分 公立
編成 同声(4〜6年)
部員数 40人以上(4〜6年生)
Nコン全国大会通算 過去5年で3回出場(金賞2回・銀賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 あおい天使 お日さま(横山潤子/作詞 R.L.スティーヴンスン・訳 吉田映子) 代表 金賞
2024 第91回 出場 出場なし
2023 第90回 「ひかりのものがたり」より ああ ひまわり(横山潤子) 代表 金賞・内閣総理大臣賞
2022 第89回 とどいてますか まいごのひかり(三宅悠太) 代表 銀賞
2021 第88回 出場 出場なし

注目の演奏


2. 日野市立平山小学校(東京・公立)

結団からわずか2年で全国金賞という、近年の関東甲信越で最も勢いのある新興の小学校合唱団です。同じ日野市にはNコン史上最多8連覇の七生緑小学校があり、市内に2つの強豪校が並び立っています。第91回(2024)金賞→第92回(2025)銀賞と、短期で頂点近くに到達した指導力に注目が集まっています。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都日野市平山
設立区分 公立
編成 同声(4〜6年)
部員数
Nコン全国大会通算 過去5年で2回出場(金賞1回・銀賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 あおい天使 子どもの領分(横山潤子/作詞 覚和歌子) 代表 銀賞
2024 第91回 かわっただけだよ ヘンじゃない 「鮎の歌」より 鮎の歌(湯山昭) 代表 金賞
2023 第90回 出場 出場なし
2022 第89回 出場 出場なし
2021 第88回 出場 出場なし

3. 港区立白金小学校(東京・公立)

過去5年すべてで関東甲信越代表として全国大会に進出している、唯一の小学校合唱団です。4年生以上の歌好きな児童約80人で活動する大所帯で、「表現力」を最重視し、歌詞とメロディや各パートの役割を団員で議論しながら表現を練り上げる姿勢が特徴です。区民向けコンサートなど地域活動にも積極的で、地元に根ざした合唱団として親しまれています。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都港区白金
設立区分 公立
編成 同声(4年生以上)
部員数 約80人(4〜6年)
Nコン全国大会通算 過去5年で5回出場(銀賞1回・銅賞3回・優良賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 あおい天使 はじまり(三宅悠太/作詞 工藤直子) 代表 銅賞
2024 第91回 かわっただけだよ ヘンじゃない 道(三宅悠太) 代表 銀賞
2023 第90回 「世界はつながりながら回っている」より 躍るミュージアム(大田桜子) 代表 銅賞
2022 第89回 とどいてますか 求める木(三宅悠太) 代表 銅賞
2021 第88回 好奇心のとびら 「もういちどの星」より もういちどの星(三宅悠太) 代表 優良賞

4. 日野市立七生緑小学校(東京・公立)

第80〜88回でNコン小学校の部・8回連続金賞というNコン史上最大の連覇記録を持つ、合唱コンクール史に残る伝説の小学校合唱団です(第87回は新型コロナで大会中止のため除く)。80人を超える大編成による揺るぎない合唱力で、長年Nコン小学校部門の代名詞でした。音楽家からも高い評価を受ける音楽性を備え、レコチョクやApple Musicで音源も配信されています。

基本情報

項目 内容
所在地 東京都日野市三沢
設立区分 公立
編成 同声(4〜6年)
部員数 80人超
Nコン全国大会通算 第80〜88回で8回連続金賞(第87回は大会中止のため除く)。過去5年では2回出場

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 出場 出場なし
2024 第91回 出場 出場なし
2023 第90回 出場 出場なし
2022 第89回 とどいてますか 花(加藤昌則) 代表 優良賞
2021 第88回 好奇心のとびら 何度生まれ変わっても君の恐竜になりたい 代表 金賞(8回連続)

注目の演奏


5. 佐久市立野沢小学校(長野・公立)

1977年創部の長い伝統を持ち、関東甲信越のなかで唯一、東京以外から定期的に全国大会に進む小学校合唱団です。3〜6年生で構成され、朝練と放課後の練習を組み合わせて活動しています。「野沢小学校ありがとうコンサート」など地域に開かれた活動で、地元から愛される存在です。

基本情報

項目 内容
所在地 長野県佐久市原
設立区分 公立
編成 同声(3〜6年)
部員数
Nコン全国大会通算 過去5年で2回出場(銀賞1回・優良賞1回)

コンクール実績(第88〜92回)

大会回 課題曲 自由曲(作曲者) 関東甲信越大会 全国大会
2025 第92回 出場 出場なし
2024 第91回 かわっただけだよ ヘンじゃない 「時とこころを超えたなら」より 何度生まれ変わっても君の恐竜になりたい(横山潤子) 代表 優良賞
2023 第90回 出場 出場なし
2022 第89回 出場 出場なし
2021 第88回 好奇心のとびら 未確認飛行物体〔小改訂版〕 代表 銀賞

関東甲信越のNコン強豪校 — 5年間で見えた傾向

過去5年の関東甲信越代表校14校を眺めると、いくつかの共通点と勢力図の変化が見えてきます。

1. 私立女子校の女声合唱が高校・中学の中心

大妻中野・豊島岡女子学園・頌栄女子学院・清泉女学院(神奈川)といった東京・神奈川の私立女子校が、高校・中学の代表枠の大半を占めています。共通するのは長い創部の歴史、聖歌・宗教音楽など蓄積のある演奏曲目、そして100人規模の大編成です。

2. 千葉・埼玉から混声校が台頭

専修大学松戸(千葉)と埼玉栄(埼玉)は、女声合唱の名門が並ぶ関東甲信越のなかで、男声を含む混声合唱で全国大会の舞台に上がってきた存在です。第92回(2025)で専修大学松戸が金賞を獲得したことは、混声合唱の存在感を強く印象づけました。

3. 小学校は東京公立校がほぼ独占、長野が一角を守る

過去5年の関東甲信越代表のうち、小学校は12校が東京から、2校が長野(佐久市立野沢小)からの出場となっています。神奈川・千葉・埼玉から小学校代表が出ていない年が続いており、「小学校合唱団がコンクール参加を文化として続けている自治体」が東京と長野に偏っている実態が浮かび上がります。

4. 連覇と世代交代が同時に進む

七生緑小の8連覇は第88回(2021)に途切れましたが、その後は目黒区立東山小・日野市立平山小という新たな金賞校が登場し、世代交代が起きています。中学校では大妻中野中が第90回(2023)に内閣総理大臣賞を獲得し、続く第91・92回でも上位常連の位置を維持しています。

5. 関東甲信越が「全国最激戦区」と呼ばれる理由

代表枠2〜3校をめぐって毎年10校以上が予選から争う構図は、他ブロック(多くは1校枠)と比べて圧倒的に厳しいものです。それだけ全国大会に進んだ時点で「すでに激戦を勝ち抜いた」評価が伴います。第88回(2021)の高校で関東甲信越3校が表彰台を独占したことは、このブロックの層の厚さを象徴する出来事でした。


よくある質問(FAQ)

Q1. NコンとNHK杯放送Nコンは同じ大会ですか?

別の大会です。本記事で扱う「Nコン」は NHK全国学校音楽コンクール(合唱) で、小学校・中学校・高校の合唱を対象としています。NHK杯放送Nコンは放送部の大会で、まったく別の催しです。タイトルや本文で「合唱」を明記しているのはこのためです。

Q2. 関東甲信越からは毎年何校が全国大会に進めますか?

各部門 2〜3校 が代表として全国大会に進みます。これは8ブロックの中で最も多い枠数で、参加校数の多さと地域内の水準の高さを反映したものです。

Q3. 関東甲信越大会の結果はどこで確認できますか?

NHK Nコン公式サイト(https://www.nhk.or.jp/ncon/)の年度別ページに、当年の関東甲信越ブロック大会の結果が掲載されます。過去年の結果はアーカイブのページから辿れるほか、コンクールデータベース conhist.net でも検索できます。

Q4. 全国大会の演奏映像はどこで見られますか?

NHK Nコン公式の 「Nコンontheweb」 で、全国大会・ブロックコンクールの演奏映像が 約3年間 配信されます(著作権の都合で配信されない曲もあります)。3年を過ぎると順次非公開となります。地区大会は音源のみの配信です。テレビ放送分の見逃し視聴は 「NHK ONE」(2025年10月にNHKプラスから名称変更)で放送後1週間ご覧になれます。歴代の課題曲音源は 「課題曲JukeBox」 で公開されています。

Q5. 連覇の最長記録はどの学校ですか?

小学校部門の 日野市立七生緑小学校(東京) が第80〜88回で 8回連続金賞 を達成しており、Nコン史上最大の連覇記録です(第87回は新型コロナで大会中止のためノーカウント)。

Q6. 公立校で関東甲信越から全国に進むのは難しいですか?

中学校・高校では私立校が代表枠の多くを占めますが、 府中市立府中第四中学校(東京・公立) のように、第92回(2025)で銀賞を獲得した公立中学校もあります。小学校は逆に公立校が代表枠のほぼ全てを占めており、部門によって構図が異なります。


まとめ

関東甲信越ブロックは、Nコン全国大会の代表枠が最も多く、毎年の予選も全国屈指の水準です。過去5年では、

  • 小学校は目黒区立東山小・日野市立平山小・港区立白金小・日野市立七生緑小(東京)と佐久市立野沢小(長野)の5校
  • 中学校は大妻中野中・豊島岡女子学園中・府中市立府中第四中(いずれも東京)の3校
  • 高校は専修大学松戸(千葉)、大妻中野・頌栄女子学院・豊島岡女子学園(東京)、清泉女学院(神奈川)、埼玉栄(埼玉)の6校

合計14校(延べ39回)が全国大会の舞台に立ってきました。一校一校の歴史や練習のやり方を知るほど、合唱という芸術が地域や学校文化と結びついてきた厚みを感じます。これから関東甲信越大会に出場する部員のみなさん、応援する保護者の方、観に行く合唱ファンの方、それぞれの立場で各校の演奏に耳を傾け、9月の本番を楽しみにしていきましょう。

お探しの合唱コンクール情報は、音楽コンクールガイドのコンクール検索でも見つかります。

この記事を書いた人

国内外の音楽コンクール情報を網羅的に発信するメディア「音楽コンクールガイド」の編集チーム。全日本吹奏楽コンクールをはじめとする各種大会のデータ分析を行い、出場者・保護者・指導者に役立つ情報を届けています。

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