2024年12月13日(金)浦安音楽ホールにて行われた「2024年度 第34回日本クラシック音楽コンクール」ヴァイオリン部門 小学校高学年の部においてグランプリを受賞された片本さん。
今回は同コンクールや音楽コンクールに挑戦される方へ向け、お話を伺いました。
取材・文|編集部
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プロフィール
片本 淳之介
愛知県名古屋市在住 / 小学5年生
3歳よりヴァイオリンを始める。
第34回日本クラシック音楽コンクール ヴァイオリン部門小学校高学年の部 グランプリ。
第77回全日本学生音楽コンクール小学校の部全国大会第2位。「OKAYAチャリティーコンサート2024」においてソリストとして名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。
これまでに瀧澤理紗氏、現在加藤二葉氏に師事。
日本クラシック音楽コンクールを終えて
ーーコンクール、お疲れさまでした。コンクールを終えて今現在のお気持ちをお聞かせください。
片本
とても嬉しいです。先生や家族、友達が僕以上に喜んでくれたので、頑張ってきて本当に良かったなと思います。
ーー練習をするにあたって、どのようなことに気を付けましたか?
片本
本番の曲は10度やオクターヴがたくさん出てくるので、そういう箇所は手を痛めないよう時間を区切って集中して部分練習するようにと先生に言われました。
とっても難しくてきちんと弾けるか最初は心配でしたが、絶対できるぞという気持ちを忘れず取り組みました。
ーーコンクール準備期間にこころがけたことは何かありますか?
片本
練習後の体のケアをしっかりするように気をつけました。マッサージしたり体を温めたり、疲れを次の日に残さないようにしました。風邪をひかないようにしっかりご飯を食べることも大事だなと思いました。
それから本番1週間前でしたが憧れのヴァイオリニストの演奏会に行って、いい音楽を聞いて、体全体で演奏する姿を見て、こんな風に弾きたいなというイメージを持てたことも自分の演奏につながったと思います。
ーーなぜこのコンクールに挑戦しようと思われましたか?
片本
幼稚園の時に先生から受けてみたらと言われました。「1位になると参加要項のパンフレットに顔写真を載せてもらえるから頑張ってね」と言われ、よしやってみようと思いました。
それからクラコンは毎年目標にしているコンクールの一つになりました。毎回だんだん順位があがっていって、今回ずっと目標だったグランプリを取ることができました。パンフレット掲載の夢も叶って嬉しいです(笑)。
ーー本番を迎えた当日のお気持ちをお聞かせください。
片本
僕は控え室で張り切って練習してしまいがちで、隣の部屋からきれいな音が聞こえてきたりすると余計に焦ってガリガリ弾いてしまいます。
今回は先生から控え室で弾き込みすぎないように注意されたので、力を残してリラックスした気持ちで本番に臨みました。周りと比べず自分のやるべきことをやる、それだけを意識したらいい演奏ができました。
ーー日本クラシック音楽コンクールに挑戦する方へのメッセージをお願いします。
片本
本番は緊張すると思いますが、これまでやってきたことを信じて頑張ってください。
ーーー今後の目標などをお聞かせください。
片本
世界で活躍するソリストが目標です。
先生のアドバイスを取り入れ、ご自身のメンタルコントロールもしっかりとして目標を叶えた片本さん。貴重なお話をお聞き出来て大変嬉しく、素直に行動することの大切さを改めて感じました。お忙しいところ、ありがとうございました。今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
◎2025年3月15日(日)音楽家国際交流コンサート(台湾)
【入賞者披露演奏会】
◎3月24日(月)杉並公会堂大ホール(オーケストラとの共演)
◎3月28日(金)高槻城公園芸術文化劇場 太陽ファルマテックホール
【特別推薦コンサート】
◎4月6日(日)青少年文化センター アートピア(名古屋)
第34回日本クラシック音楽コンクールから選ばれた入賞者によるオーケストラとの共演
日本クラシック音楽協会と提携している音符田商社(台湾)が開催するコンサートへ招待され、台湾で演奏することになりました。初めての海外で今からとても楽しみです。
またクラコンの入賞者披露演奏会で、オーケストラと共演させていただくことになりました。僕の大好きなヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第1番第1楽章を演奏します。
僕の地元名古屋でも開催されるので家族や友達を招待したいと思います。入場無料ですので、お近くの方は是非聞きにきてください。またライブ配信やYouTubeにもアップされるので、もし良かったら聞いてみてください!
片本淳之介
2024年度 第34回日本クラシック音楽コンクールの概要については下記をご覧ください。
第34回日本クラシック音楽コンクールの結果については下記をご覧ください。