- 2023年12月31日締切
東京国際合唱コンクールは、合唱音楽の振興と発展および国際交流の場として開催されているアマチュア合唱団体向けのコンクールです。
審査は参加団体の人数やメンバーの年齢、合唱形態などによって11のカテゴリーごとに分けて行われ、一部のカテゴリーでは日本を代表する作曲家による新作が課題曲として課せられます。
海外からも合唱団が集まりその歌声を競い合う著名なコンクールで、厳正な音源審査を通過した団体のみが会場審査に進むことができます。
子どもから大人まで参加できるコンクールですが、国際コンクールと銘打っているだけあって、上位入賞を狙うには高いレベルの演奏が求められるでしょう。
また、東京国際合唱コンクールは、4つの国際コンクールで結成されている“World Choral Championship”(略称:WCC)に加入しており、2024年の東京国際合唱コンクールでグランプリとなった合唱団は、ポーランド・クラクフで2025年に開催されるWCC大会に出場して世界一の座を争うチャンスを得ることができます。
部門
部門 |
年齢 |
人数 |
合唱形態 |
カテゴリー A-1 児童合唱部門 |
13歳以下 |
16人以上 |
高声部の同声合唱 |
カテゴリー A-2 児童合唱部門 |
18歳以下 |
16人以上 |
高声部の同声合唱 |
カテゴリー B シニア部門 |
50歳以上 平均年齢60歳以上 |
16人以上 |
混声、女声、男声を問わない |
カテゴリー S 学校合唱部部門 |
ー |
16人以上 |
学校単位の合唱団 児童(同声)、混声、女声、男声を問わない |
カテゴリー C ユース部門 |
28歳以下 |
16人以上 |
混声、女声、男声を問わない |
カテゴリー D 室内合唱部門 |
不問 |
12人以上 24人以下 |
混声、女声、男声を問わない |
カテゴリー E 同声合唱部門 |
不問 |
12人以上 |
女声、または男声 |
カテゴリー F 混声合唱部門 |
不問 |
20人以上 |
混声合唱 |
カテゴリー G 現代音楽部門 |
不問 |
12人以上 |
混声、女声、男声、児童を問わない |
カテゴリー H フォルクロア部門 |
不問 |
12人以上 |
混声、女声、男声、児童を問わない |
カテゴリー V 映像作品部門 |
不問 |
人数自由 |
混声、女声、男声、児童を問わない |
歴代入賞者
こちらからご覧ください。
表彰内容
カテゴリーごとに1位、2位、3位が発表される。
その他の賞は以下の通り
●グランプリ…賞金500,000円、トロフィー、賞状
●各カテゴリーの優勝団体…賞金50,000円、トロフィー、賞状
●金賞(得点85点以上の団体)
●銀賞(得点75点以上の団体)
●銅賞(得点65点以上の団体)
●最優秀指揮者(Best Conductor)賞
●最優秀演奏解釈賞(Best Interpretation Prize)
[最優秀ルネサンス・バロック(もしくはロマン派)作品演奏賞]
●最優秀現代音楽演奏解釈賞
●ビッグウェーブ賞(Big Wave Award)
[最も将来性があると期待される合唱団に送られる賞]
審査員
イーヴォ・アントニーニ(作曲家・スイス)
スティーヴン・リーク(作曲家・オーストラリア)
ジェフェリー・エイムズ(指揮者・アメリカ)
マーク・アンソニー・カルピオ(指揮者・フィリピン)
トーヴェ・ラムロ=ユースタ(指揮者・ノルウェー)
モーナ・エドマンドソン(指揮者・カナダ)
古橋富士雄(指揮者・日本)
応募資格
アマチュア合唱団であること。ただし、指揮者と伴奏者はその限りでない。
※職業音楽家、音楽教員などがアマチュア合唱団の中で歌手として演奏に携わることは可
各カテゴリーの年齢規定は部門の項目を参照。
応募方法
予選応募期間:2023年11月1日~2023年12月31日締切
①コンクール公式サイトの予選参加申し込みフォームに必要事項を入力して送信
②フォーム送信後、東京国際合唱コンクール実行委員会から届くメールに従って、予選審査用の音源および合唱団・指揮者の写真を送付
【予選登録料】1団体につき5,000円
【本選登録料】1カテゴリーにつき50,000円
【本選参加費】メンバー1人当たり5,000円
※1つの合唱団は、3つのカテゴリーまで出場希望可能
スケジュール
予選応募期間:2023年11月1日~2023年12月31日締切
予選(音源審査):2024年1月上旬
本選:2024年7月26日~28日
【2024年7月26日】
・カテゴリー A-1:児童合唱部門(13歳以下)
・カテゴリー A-2:児童合唱部門(18歳以下)
・カテゴリー B:シニア部門
・カテゴリー S:学校合唱部部門
【2024年7月27日】
・カテゴリー C:ユース部門(28歳以下)
・カテゴリー D:室内合唱部門
・カテゴリー E:同声合唱部門
・カテゴリー F:混声合唱部門
・カテゴリー G:現代音楽部門
【2024年7月28日】
・カテゴリー H:フォルクロア部門
・グランプリコンクール
・表彰式
開催地域・会場
第一生命ホール(東京)
課題曲
カテゴリー A-1:児童合唱部門(13歳以下)
課題曲:松下耕 作曲(新作)
課題曲を含むプログラム。
演奏曲数は自由。課題曲の他に少なくとも1曲は無伴奏の曲を演奏すること。他の曲は、いかなる伴奏楽器を使っても良い。
演奏時間は、曲間を含み12分00秒以下であること。
カテゴリー A-2:児童合唱部門(18歳以下)
a, 課題曲:瑞慶覧尚子 作曲(新作)
b,自国の作曲家による、1945年以降に作曲された作品
a,bの曲を含むプログラム。
演奏曲数は3曲以上。
課題曲は無伴奏。課題曲以外の演奏曲は、いかなる伴奏楽器を使っても良い。
演奏時間は、曲間を含み9分00秒以上12分00秒以下であること。
カテゴリー B:シニア部門
各合唱団が自由に選曲した作品を演奏する。課題曲の設定はない。
演奏曲数は自由。全ての曲で、いかなる伴奏楽器を使っても良い。
演奏時間は、曲間を含み10分00秒以下であること。
カテゴリー S:学校合唱部部門
a, 課題曲:山内雅弘 作曲(新作)
b,自国の作曲家による、1945年以降に作曲された作品
a,bの曲を含むプログラム。
演奏曲数は3曲以上。
課題曲以外の演奏曲は、いかなる伴奏楽器を使っても良い。
演奏時間は、曲間を含み9分00秒以上12分00秒以下であること。
カテゴリー C:ユース部門
a, 課題曲:山内雅弘 作曲(新作)
b, ルネサンス・バロック時代の作品(女声、男声合唱の場合は、混声を同声に編曲されたものでも可)またはロマン派の作品
a,bの曲を含むプログラム。bは、無伴奏で演奏すること。
演奏曲数は3曲以上。
上記以外の演奏曲について、ピアノなど調律楽器の伴奏付きの楽曲は1曲のみ演奏可。
無音程打楽器、およびボディーパーカッション付加は自由である。
演奏時間は、曲間を含み9分00秒以上12分00秒以下であること。
カテゴリー D:室内合唱部門
a, 課題曲:寺嶋陸也 作曲(新作)
b, ルネサンス・バロック時代の作品(女声、男声合唱の場合は、混声を同声に編曲されたものでも可)
a,bの曲を含むプログラム。bの曲は無伴奏で演奏すること。
演奏曲数3曲以上。
演奏する場合の、上記以外の演奏曲について、ピアノなど調律楽器の伴奏付きの楽曲は1曲のみ演奏可。
無音程打楽器、およびボディーパーカッション付加は自由である。
演奏時間は、曲間を含み9分00秒以上12分00秒以下であること。
カテゴリー E:同声合唱部門
a, 課題曲:相澤直人 作曲(新作)
b, ルネサンス・バロック時代の作品(混声を同声に編曲されたものでも可)またはロマン派の作品
a,bの曲を含むプログラム。bのルネサンス・バロック作品は無伴奏で演奏すること。ロマン派の作品はピアノ伴奏付きの作品でも良い。
演奏曲数は3曲以上。
上記以外の演奏曲について、ピアノなど調律楽器の伴奏付きの楽曲は1曲のみ演奏可。
無音程打楽器、およびボディーパーカッション付加は自由である。
演奏時間は、曲間を含み9分00秒以上12分00秒以下であること。
カテゴリー F:混声合唱部門
a, 課題曲:相澤直人 作曲(新作)
b, ルネサンス・バロック時代の作品、またはロマン派の作品
a,bの曲を含むプログラム。bの曲は無伴奏で演奏すること。
演奏曲数は3曲以上。
上記以外の演奏曲について、ピアノなど調律楽器の伴奏付きの楽曲は1曲のみ演奏可。
無音程打楽器、およびボディーパーカッション付加は自由である。
演奏時間は、曲間を含み9分00秒以上12分00秒以下であること。
カテゴリー G:現代音楽部門
課題曲:The Tyger(作曲:田中達也、約2分50秒)
課題曲を含むプログラム。
課題曲以外に演奏する曲は、1960年以降に作曲された作品であること。
演奏曲数は自由。
課題曲以外の演奏曲について、ピアノなど調律楽器の伴奏付きの楽曲は1曲のみ演奏可。
無音程打楽器、およびボディーパーカッション付加は自由である。
演奏時間は、曲間を含み9分00秒以上12分00秒以下であること。
カテゴリー H:フォルクロア部門
自国、または自国周辺地域、または自国文化圏の民族的な音楽、または民族的な題材によって作曲、編曲された作品を演奏する。
演奏曲数は自由。伴奏楽器など、一切自由。
演奏時間は、曲間を含み7分00秒以上10分00秒以下であること。
なお、このカテゴリーからのグランプリコンクール出場はないが、優れた合唱団には観客賞が与えられる。
カテゴリー V:映像作品部門
合唱を題材とした作品であること。
作品は8分以内。合唱をそのまま撮影し応募しても良いし、映像作品として仕上げたものでもよい。ヴァーチャルクワイアも出場可能。
2023年以降に撮影または編集された映像であること。
なお、このカテゴリーからのグランプリコンクール出場はないが、優れた合唱団には観客賞が与えられる。
補足事項
<全てのカテゴリーに共通のルール>
・演奏時間が満たない、またはオーバーした場合、10秒ごとにその団体の総合得点から3点ずつ減点される。
・課題曲は、演奏曲目中何曲目に演奏しても良い。
・コンクール主催者は、グランドピアノ1台(ピッチA=442Hz)を用意する。内部奏法などの特殊奏法は不可とする。
・拍手は各団体のパフォーマンスの最初と最後だけとする。入退場の時間は演奏時間に含まれない。
<グランプリコンクール>
・フォルクロア部門、映像作品部門を除く、各カテゴリーで最高点を獲得した団体、または審査員が推薦した団体は、最終日に行われる“グランプリコンクール”に出場
・各合唱団は、カテゴリーのレパートリーと共に、グランプリコンクールのプログラムもあらかじめ主催者に提出しなければならない。
・演奏する曲目は2曲。時代、伴奏楽器の有無など自由。本選で演奏した曲を1曲演奏しても良い。
・グランプリコンクールの規程演奏時間は、純演奏時間で10分以下(曲間を含まない)
<課題曲の楽譜について>
・予選を通過した、カテゴリー A-1,A-2,S,C,D,E,F,Gに出場する合唱団は、課題曲の楽譜を人数分(指揮者、関係者も含む)購入すること
・本選登録の際、楽譜を販売。楽譜の定価は、各曲550円(税込み)〜770円(税込み)程度
主催
一般社団法人 東京国際合唱機構
メール:office@icot.or.jp
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