第15回ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール 結果まとめ

第15回ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール結果まとめ

一般社団法人東京国際芸術協会が主催する第15回ジュラ・キシュ国際ピアノコンクールの本選が、2026年3月17日・18日に開催された。コンクール名は、ハンガリー・ブダペストのレオ・ワイナー音楽院(Leo Weiner Conservatory of Music)で主任教授を務めるピアニスト、ジュラ・キシュ氏に由来する。

本コンクールは「これからもっとピアノを勉強したい」という小学生から社会人までを対象に、将来国際的に活躍できる音楽家の発掘・育成を目的として実施されているピアノコンクールである。小学生低学年から50歳以上を対象とするマスターズ層まで、幅広い世代が参加できる全10部門で審査が行われ、各部門の入賞者が決定した。

大会の概要

本コンクールは、小学生低学年・中学年・高学年、中学生、高校生、大学生、プロフェッショナル、マスターズF・A・Gの全10部門構成。小学生から成熟した演奏家層まで、幅広い世代が参加できる構成となっており、各部門で第1位から第5位(マスターズ部門は第3位まで)および審査員賞・奨励賞・入選が選出される。

コンクールハイライト

小学生の部(低学年・中学年・高学年)

低学年・中学年・高学年の3部門のうち、中学年で第1位・第3位の入賞者が選出された以外、低学年と高学年はともに上位入賞者に該当者が出なかった。低学年では審査員賞・入選で2名、中学年では審査員賞1名が評価されたが、高学年は審査員賞・入選も選出されておらず、小学生層全体にわたって厳格な審査基準が貫かれた結果となった。

中学生・高校生の部

中学生の部は第1位から第3位まで全てに入賞者が決定し、審査員賞・奨励賞2名・入選2名と本大会のなかでも最も充実した入賞者層を輩出。一方、高校生の部は第1位が選出されたものの、第2位以下は奨励賞1名を除いて該当者なしとなり、同じ若手層でも部門によって入賞者層の厚さが大きく異なる結果となった。

大学生・プロフェッショナルの部

大学生の部は第1位が2名の連名受賞となり、第2位から第5位まで全て入賞者が決定。審査員賞2名・奨励賞1名とあわせ、充実した結果を残した。プロフェッショナルの部でも第1位・第2位・第3位(2名連名)と上位賞が揃い、審査員賞・奨励賞・入選も選出。若手からプロ層にかけて本大会で最も実力拮抗が見られた年齢層となった。

マスターズ部門

マスターズF・A・Gの3部門のうち、マスターズAで第1位が選出された以外、FとGでは第1位から第3位までの入賞者が出なかった。ただしマスターズGでは審査員賞・奨励賞が選出されており、シニア層にも広く開かれた発表の場が用意されていることが示された結果となっている。

各部門 結果一覧

小学生低学年の部

受賞者
第1位〜第5位該当者なし
審査員賞中田 逢音
入選金子 英恵

小学生中学年の部

受賞者
第1位星 咲羽
第2位該当者なし
第3位木下 心平
第4位〜第5位該当者なし
審査員賞小杉 心音

小学生高学年の部

受賞者
第1位〜第5位該当者なし

中学生の部

受賞者
第1位山田 彩楽
第2位秋葉 葵
第3位吉永 結香
第4位〜第5位該当者なし
審査員賞山原 沙莉
奨励賞井上 舞音、大竹 萌花
入選鈴木 佑妃乃、加藤 舞

高校生の部

受賞者
第1位山田 彩加音
第2位〜第5位該当者なし
奨励賞桑原 ももな

大学生の部

受賞者
第1位河邉 直生、杉山 玲奈
第2位高塚 七海
第3位福原 英美里
第4位長尾 悠平
第5位奥薗 杏樹
審査員賞石野 絢香、三宅 ひなた
奨励賞花木 智絵里

プロフェッショナルの部

受賞者
第1位富田 寧永
第2位黒岩 美幸
第3位樋口 佳祐、清水 莉奈
第4位〜第5位該当者なし
審査員賞袴田 麻純
奨励賞古川 美友
入選深田 陽菜

マスターズFの部

受賞者
第1位〜第3位該当者なし

マスターズAの部

受賞者
第1位畠山 卓也
第2位〜第3位該当者なし

マスターズGの部

受賞者
第1位〜第3位該当者なし
審査員賞戸谷 博子
奨励賞福原 順子

大会の詳細は第15回ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール公式結果ページにて確認できる。

おわりに

第15回ジュラ・キシュ国際ピアノコンクールは、全10部門で厳格な審査基準が貫かれ、部門ごとに入賞者層の厚さに差が現れる結果となった。一方、中学生・大学生・プロフェッショナルの各部門では充実した入賞者層が生まれ、若手ピアニストの実力拮抗を示す大会となっている。大会の詳細は公式結果ページにて確認できる。

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