1974年創設のアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(Arthur Rubinstein International Piano Masters Competition)第18回が、イスラエルの安全保障上の懸念を受け、開催形式を変更する。第1・第2ステージをドイツのクロンベルク・アカデミー(Kronberg Academy)に移し、最終ステージはテルアビブで予定通り実施する方針だ。
ルービンシュタイン国際ピアノコンクール、前半2ステージをドイツで開催へ
1974年創設のアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール第18回が、イスラエルの安全保障上の懸念を受け、開催形式を変更すると発表した。
リサイタル形式で行われる第1・第2ステージは、ドイツのクロンベルク・アカデミーに会場を移して開催される。オープニング・コンサートおよび第1・第2ステージのチケット購入者は、チケット販売会社のイーヴェンティム(Eventim)を通じて払い戻しを受けられる。
最終ステージは、2026年5月8日〜15日にテルアビブで予定通り開催される見込みだ。室内楽ステージはテルアビブ美術館のアッシア・ホール(Assia Auditorium)にて、サイダ・バル=レヴ(Saida Bar-Lev)とヒレル・ゾリ(Hillel Zori)との共演で実施。古典協奏曲ステージには、イスラエル・カメラータ・エルサレム(Israeli Camerata Jerusalem)とアヴネル・ビロン(Avner Biron)指揮が登場する予定。グランド協奏曲ステージでは、テルアビブ・ヤッフォのチャールズ・R・ブロンフマン・ホール(Charles R. Bronfman Auditorium)にて、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団とヨエル・レヴィ(Yoel Levi)指揮のもとで演奏が行われる。5月に至っても状況が許さない場合は、最終ステージは延期されるが、テルアビブでの開催は維持される方針だ。
同コンクールは3年ごとに開催され、18〜32歳のピアニストを対象とする。今回は42名の参加者が1年以上にわたり準備を重ねてきた。芸術監督のアリエル・コーエン(Ariel Cohen)は「音楽は錨であり、前進し続ける力をくれる。今年のコンクール開催は、音楽的卓越性と人間の精神への強い意志の表明だ」と述べ、開催への強い意志を示した。
金メダル受賞者には賞金4万ドルに加え、1万ドルの追加賞金が授与される。参加者の一覧は公式サイトで確認できる。



