クライバーン財団が指揮者コンクール創設、2028年6月開催

クライバーン財団が指揮者コンクール創設、2028年6月開催.

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールを主催するクライバーン財団は、2028年6月にテキサス州ヒューストンで「クライバーン国際指揮者コンクール」(Cliburn International Competition for Conductors)を開催すると発表した。北米で初となる主要な国際指揮者コンクールで、ヒューストン交響楽団およびライス大学シェパード音楽学校との共同開催となる。

2026年10月から応募開始、21~35歳が対象

応募受付は2026年10月に開始され、締切は2027年11月。対象年齢は21歳から35歳までで、書類選考と映像審査を経て、2028年冬にライス大学で最大25名によるライブ審査を実施する。そこから12名が本選出場者として選ばれ、2028年6月の本選でヒューストン交響楽団を指揮する機会を得る。

優勝賞金5万ドル、ヒューストン響と全出場者が共演

優勝者には賞金5万ドルのほか、演奏会出演の機会とプロモーション支援が提供される。ファイナリストの人数は2026年10月に発表予定で、各ファイナリストには2万ドルが授与される。会場はシェパード音楽学校とヒューストン響の本拠地ジェシー・H・ジョーンズ・ホールで、チケットは2028年1月から販売が始まる。

マリン・オルソップが審査委員長、6名の諮問委員会も発足

審査委員長には、2022年と2025年のクライバーン・ピアノコンクールでファイナルを指揮したマリン・オルソップが就任した。芸術諮問委員会には、オルソップのほかミゲル・ハース=ベドヤ(ライス大学)、ケント・ナガノ、ロバート・スパーノ、ユライ・ヴァルチュハ(ヒューストン響音楽監督)、シアン・ジャンの6名が名を連ねる。

全ラウンドを国際配信、180カ国以上へライブ中継予定

クライバーン財団のパフォーマンスライブラリ(デジタル配信)は過去4年間で1億回以上の視聴を記録している。今回の指揮者コンクールでも全ラウンドをライブ配信し、世界中の聴衆に届ける計画だ。

財団は今後、4年ごとのピアノコンクール(次回2029年)、ジュニアピアノコンクール(2027年)、指揮者コンクール(2028年)という3つの柱で事業を展開していく。