第19回べーテン音楽コンクール「自由曲コース・ピアノ部門」のファイナルが、2025年12月7日(日)から2026年1月12日(月・祝)にかけて、全国各地で開催され、未就学児から一般、連弾まで幅広い区分で入賞者が決定した。
自由曲コース・ピアノの18部門で計508名が入賞
「自由曲コース・ピアノ部門」は、幼児から一般までの18部門で審査が行われ、自由な選曲のもと表現力や構成力が求められた。賞は部門により第1位~第5位、ベスト10賞、20賞、30賞などが設定され、年代別に多彩な演奏が披露されるなか、計508名が入賞している。
未就学児の部
未就学児の部は『アレグレットOp.125-10(ディアベリ)/宮廷のコンサート(ギロック)』を演奏した内村月奏と、『おつきさまのはなし(轟千尋)/パリの休日(ギロック)』を演奏した髙代果蓮の2名が第1位を獲得した。そのほか第5位までの賞と、ベスト10賞が選出されている。
小学1・2年生の部
小学1・2年生の部は中野純蓮と福島音彩の2名が第1位を獲得している。中野純蓮は『組曲「道化師の涙」より悲しみ(轟千尋)/子供のアルバム第1集「少年時代の画集」第5曲エチュード(ハチャトゥリアン)』、福島音彩は『雨の日のふんすい(ギロック)』を演奏した。
小学3・4年生の部
小学3・4年生の部は2名が第1位に入賞している。『ショパン風マズルカ ホ短調(クログルスキ)/10のかわいい小品Op.77第6曲タランテラ(モシュコフスキ)』を演奏した池田伊吹と『サンチョ・パンサと娘たち、バルセロナの市場にて(曽我翠子)』を演奏した竹久奏の2名が選出された。
小学5・6年生の部
小学5・6年生の部は小月逸朗と木野竜汰の2名が第1位を受賞しており、小月逸朗が『エチュードOp.10-2イ短調(ショパン)/ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」(ショパン)』、木野竜汰は『パガニーニの主題による変奏曲(ベルコヴィッチ)』で選ばれた。
中学生の部
中学生の部も2名が第1位を獲得している。太田愛梨は『ピアノソナタ第13番イ長調D664 Op.120第3楽章(シューベルト)』、竹内響は『6つの描写より第1曲,第3曲,第5曲,第6曲(A.ババジャニアン)』を演奏し、選出されている。
高校生の部
高校生の部では中山裕稀、林寛汰、政本琴音の3名が第1位入賞を果たした。中山裕稀は『ラ・ヴァルス ニ長調(ラヴェル)』、林寛汰は『ピアノソナタ第3番ヘ短調Op.5第1楽章(ブラームス)』、政本琴音は『歌劇「ファウスト」のワルツS.407(グノー=リスト)』を演奏した。
大学・院生Aの部
大学・院生Aの部は『ピアノソナタ第2番嬰へ短調Op.2第1楽章(ブラームス)』を演奏した谷本凜碧と『マスクOp.34より 第1曲シェヘラザード(シマノフスキ)』を演奏した原田虹の2名が第1位に入賞した。大学・院生Aの部は第1位~5位までに加え、ベスト20賞までが設定されている。
一般AⅠの部
一般AⅠの部は第1位~5位のみ受賞者が選出されており、坂本茉由、水上奈保の2名が第1位を獲得している。坂本茉由は『ピアノソナタ第30番ホ長調Op.109第1楽章,第2楽章(ベートーヴェン)』、水上奈保は『忘れられた調べ第2集Op.39より第5曲悲劇的ソナタ(メトネル)』を演奏した。
一般AⅡの部
一般AⅡの部は第1位~第4位まで受賞者が選出されており、第1位には先田博文と中村朋子の2名が入賞している。
先田博文は『謝肉祭Op.9より1.前口上,12.ショパン,13.エストレッラ,17.告白,19.休息,20.ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進(シューマン)』、中村朋子は『「ジャワ組曲」よりガムラン/ボイテンゾルグの植物園/ブロモ火山と砂の海(ゴドフスキー)』を演奏した。
大学・院生Bの部
大学・院生Bの部は、第1位~5位に加え、ベスト10賞までが選ばれている。第1位には小林花菜と四元陽菜の2名が入賞しており、小林花菜は『変奏曲Op.41(カプースチン)』、四元陽菜は『死の舞踏 S.555 R.240(サン=サーンス/リスト編)』を演奏して評価を受けた。
一般BⅠの部
一般BⅠの部は第1位~第5位まで入賞者が選ばれており、田中聡祐と豊富風花の2名が第1位に入賞している。田中聡祐は『ハンガリー狂詩曲S.244第10番「前奏曲」ホ長調(リスト)』、豊富風花は『スケルツォ第1番ロ短調Op.20(ショパン)』を演奏した。
一般BⅡの部
一般BⅡの部は第1位~第5位に加えベスト10までが選出されており、第1位には岡本真希子と横山寿子の2名が入賞している。岡本真希子は『13の前奏曲Op.32第10番ロ短調(ラフマニノフ)』、横山寿子は『舟歌第2番ト長調Op.41(フォーレ)』を披露した。
一般CⅠの部
一般CⅠの部も第1位~第5位に加えベスト10までが選出されており、大津尚志と藤城敬子の2名が第1位を獲得している。大津尚志は『4つの小品Op.4より第4曲悪魔的暗示(プロコフィエフ)』、藤城敬子は『ノクターン第5番変ロ長調Op.37(フォーレ)』を演奏した。
一般CⅡの部
一般CⅡの部も第1位~第5位に加えベスト10までが選出されており、石川明美と永岡真佐子の2名が第1位に入賞している。石川明美は『ピアノソナタ第18番ト長調D894Op.78「幻想」第1楽章(シューベルト)』、永岡真佐子は『5つの小品(樹木の組曲)Op.75より第5曲樅の木(シベリウス)/前奏曲集第2集より第12曲花火(ドビュッシー)』を演奏した。
連弾Aの部
連弾Aの部は第1位~第5位まで選出されており、2組が第1位に入賞している。緒方碧志/水矢碧士は『ソナチネ イ長調Op.163-5第1楽章(ディアベリ)』、森奏/中村珠寧は『かわいいスケルツォ(グルリット)/めぐりくる秋に(児玉苑香)』を演奏した。
連弾Bの部
連弾Bの部は第2位が最高賞で、『パリのワルツ(キャサリン・ロリン)/銀河鉄道(服部希和)』を演奏した坂本依久/坂本由布と『いたずら仔猫が二匹もいたのさ(平吉毅州)/カーニバルがやってきた(平吉毅州)』を演奏した下山暖加/下山京子の2組が選出された。連弾Bの部は第2位のみで、他の賞は掲載されていない。
連弾Cの部
連弾Cの部は『「動物の謝肉祭」より第7曲水族館,第12曲化石,第14曲フィナーレ(サン=サーンス)』を演奏した門脇依吹/佐々木美空と、『6つの小品Op.11より第4番ワルツ(ラフマニノフ)』を演奏した柴田栞菜/田中彩音の2組が第1位を獲得している。連弾Cの部では、そのほか第5位まで入賞者が選出されている。
連弾Dの部
連弾Dの部は第1位~第4位まで入賞者が選出されている。第1位を獲得したのは、『交響組曲「春」より第2曲(ドビュッシー)』を演奏した北村久実/竹田由佳、『シンフォニエッタOp.49第4楽章ロンド-プレスト(カプースチン)』を演奏した武田奈々/林幸穂、『4手のためのピアノソナタ(プーランク)』を演奏した仲吉愛里/久永三栄子の3組という結果になった。
まとめ
第19回べーテン音楽コンクール「自由曲コース・ピアノ部門」のファイナルでは、第1位が複数名(組)となった部門がある一方、連弾Bのように第1位の記載がなく第2位から掲載される区分もあり、結果表からは部門ごとの受賞構造の違いが読み取れた。
審査結果は、未就学児から一般、連弾まで18区分の順位と演奏曲が部門別に整理され、公式サイトの大会記録のページで公開されている。




