- 2025年3月28日締切
国際古楽コンクール<山梨>は、古楽演奏の普及と水準向上を目指し、国内外の若手演奏家育成を目的としたコンクールです。1987年から続く日本唯一の古楽専門コンクールとして、歴史的奏法に基づいた演奏を重視し、過去の音楽を現代に蘇らせることを追求します。
コンクールの特徴として、声楽と旋律楽器の2部門を設け、各部門で時代様式に沿った課題曲が設定されます。参加者は、専門家による厳正な審査を通じて、演奏技術だけでなく、音楽性や解釈の深さを競い合います。本選では、オーケストラとの共演機会も設けられ、より実践的な演奏経験を積むことができます。
規模としては、国内外から多数の参加者が集まり、予選、本選、入賞者コンサートなど、数日間にわたるイベントを通じて、古楽の魅力を広く発信します。
部門
●声楽(主としてバロック時代のレパートリー)
●ピリオド旋律楽器(主としてバロック時代のレパートリー)
歴代入賞者
表彰内容
部門ごとに表彰
●第1位 40万円
●第2位 20万円
●第3位 10万円
審査員
●委員長(両部門) 大竹尚之
●審査委員(両部門) 有村祐輔/島根朋史/前田りり子/ クレール・ルフィリアトル
応募資格
国籍、年齢、経験を問わない
応募方法
●申込受付期間/2025年 3月3日(水) ~ 3月28日(金) 必着
●下記3点をまとめて郵送
1.必要事項を記入した申込用紙(公式サイト参照)
2.プログラム一覧表(両部門共に各曲の演奏所要時間、演奏ピッチを記載)
3.楽譜のコピーを6部 (A4 に揃え、1曲ずつ製本)
[参加費]10,000円
2025年3月3日(月)~3月28日(金)に、委員会が納入を確認できる状態で振り込む。
※振込先について、掲載時点で公式サイトに未掲載
[申込および問合先]
国際古楽コンクール<山梨>実行委員会
ホームページ:http://eterna.lolipop.jp/competition
〒221-0002 横浜市神奈川区大口通 137-5 荒川恒子方
Tel/Fax:045- 421-0502
E-Mail:eterna@nifty.com
スケジュール
申込受付期間:2025年 3月3日(水) ~ 3月28日(金) 必着
予選:2025年4月25日(金) ・26日(土)
本選:2025年4月27日(日)
開催地域・会場
予選:甲府商工会議所(山梨県)
本選:山梨県立図書館多目的ホール(山梨県)
課題曲
声楽
(少なくとも2言語を使用のこと)
1.有節歌曲(3節程度を選択)
2. Monteverdi, Claudio: 任意のオペラの一部を抜粋
3. 任意のレチタティーヴォとアリア
上記の課題を入れて、約30分のプログラムを組むこと
旋律楽器
リコーダー、トラヴェルソ、オーボエ 共通課題
1. Sammartini, Giuseppe: 任意のソナタ
2. Hotteterre, Jacques Martin: 任意の組曲
リコーダー、トラヴェルソの共通課題
3.ディミニューション技法による任意の変奏曲
リコーダーの課題 (以上1, 2, 3と 以下4, 5の課題を選択)
4. 1970年以降に作曲されたオリジナル作品 (10分以内)
5. 任意のコンチェルト
トラヴェルソの課題 (以上1, 2, 3と 以下6の課題を選択)
6. Bach, Johann Sebastian: 任意のソナタ
オーボエの課題 (以上1, 2と 以下7の課題を選択)
7. Telemann, Georg Philipp: Zwölf Methodische Sonaten (1728,1732)から任意のソナタ
・課題が指定されていない管楽器の応募者は、自由曲のみで30分程度のプログラムを組む
ヴァイオリン課題
1. ディミニューション技法による任意の変奏曲
2. Marini, Biago: 任意の作品
3. Westhoff, Johann Paul von: 任意の組曲
4. Couperin, François: 任意のコンセール
5. 任意のコンチェルト
ヴィオラ・ダ・ガンバ課題
1. Ortiz, Diego: 任意の作品
2. Finger, Gottfried(Godfrey): 任意の作品
3. Marais, Marin: 任意の作品 (10分程度)
4. Bach, Johann Sebastian: 任意のソナタ
バロック・チェロ課題
1.Frescobaldi, Girolamo: 任意のカンツォン
2.Barrière, Jean-Baptiste: 任意のソナタ
3.Geminiani, Francesco: 任意のソナタ
4.任意のコンチェルト
・課題が指定されていない弦楽器の応募者は、自由曲のみで30分程度のプログラムを組む
●両部門に対するコメント
・オペラ、オラトリオ、コンチェルト、室内楽等の伴奏は、一台の楽器に移し替えて奏する
・繰り返しは演奏者の任意とする
・予選、本選共、演奏曲は委員会が指定して、プログラムの一部を演奏させる
補足事項
●設置楽器 (両部門共リュートやギター等、携帯可能な楽器を持参してもよい)
両部門共通
二段鍵盤チェンバロ A= 392→ A= 415→ A=440 のピッチ
イタリアン A= 415→ A=440 → A=466 のピッチ
(伴奏者を同伴できない参加者は、委員会に相談すること)
●その他
・コンクールで使用するチェンバロの詳細に関しては応募締切り後、速やかにお知らせします
・コンクールの正確な時間設定は、応募締切り後にお知らせします
・4月25日午前中に予選の打合わせ、使用チェンバロの説明、伴奏者による試奏を行います
主催
国際古楽コンクール〈山梨〉実行委員会