第95回 日本音楽コンクール

第95回日本音楽コンクール

第95回日本音楽コンクールは、毎日新聞社とNHKが共催する国内最高峰のクラシック音楽コンクールである。2026年度は声楽・ピアノ・バイオリン・チェロ・ホルン・作曲の全6部門で開催され、予選は8〜9月にTOPPANホール、本選は10月に東京オペラシティコンサートホールで行われる。申込期間は2026年6月26日〜7月9日(作曲部門は7月23日まで)。

部門

2026年度(第95回)は声楽・ピアノ・バイオリン・チェロ・ホルン・作曲の全6部門で開催される。管楽器部門は3年ローテーション制で、第95回はB組(チェロ・ホルン)。

部門年齢制限
声楽満20歳以上 満35歳以下
ピアノ満16歳以上 満30歳以下
バイオリン満15歳以上 満29歳以下
チェロ満15歳以上 満30歳以下
ホルン満17歳以上 満32歳以下
作曲年齢制限なし
※年齢はいずれも2026年4月1日現在。管楽器部門ローテーション:A組(オーボエ・フルート)/ B組(チェロ・ホルン)/ C組(クラリネット・トランペット)。

歴代入賞者

第1回(1932年)から第94回(2025年度)までの全部門の歴代入賞者一覧は、日本音楽コンクール公式サイトにてご確認いただけます。

公式サイトで歴代入賞者を見る

表彰・賞金

入賞賞金
  • 🥇
    第1位
    60万円
  • 🥈
    第2位
    30万円
  • 🥉
    第3位
    15万円
  • 🏅
    第4位
    5万円
  • 🏅
    第5位
    3万円
特別賞・寄託賞
賞名対象賞金
増沢賞最も印象的な演奏30万円
野村賞ピアノ部門最優秀者30万円
INPEX賞3部門100万円
E.ナカミチ賞複数部門50万円
明治安田賞作曲部門50万円
三善賞作曲部門賞状
三宅賞ピアノ部門50万円
河合賞ピアノ部門30万円
井口賞ピアノ部門10万円
黒栁賞弦楽器部門60万円
鷲見賞バイオリン部門10万円
レウカディア賞バイオリン部門賞状
徳永賞チェロ部門30万円
瀨木賞管楽器部門50万円
畑中賞声楽部門10万円
岩谷賞(聴衆賞)各部門10万円
アルゲリッチ芸術振興財団賞演奏機会付与

審査方法

  • 25点満点。最高点・最低点(各1人)をカットした合計で審査
  • 小数点以下の採点は認めない
  • 各予選は単独に扱い、独立して評価
  • 本選の点数に、第2予選(第3予選のある部門は第3予選)で獲得した点数の60%を加算する。ただし、声楽部門と作曲部門は、第2予選(作曲は譜面審査)で獲得した点数を加算をしない
  • 予選は第1予選・第2予選(ピアノ・バイオリンは第3予選まで)を経て本選へ
  • 作曲部門の予選は譜面審査
  • 審査員は各年度主催者が原案を作成し、楽壇側委員の承認を得て委嘱
  • 演奏順序は抽選等により主催者が決定
※審査員は予選・本選すべてを通じて審査を行い、審査権の放棄は認められない。

応募資格

  • 国籍不問
  • 第1位入賞者の同部門再応募は不可
  • 年齢制限は各部門に定める(部門欄を参照/いずれも2026年4月1日現在で判定)
  • 作曲部門:年齢制限なし。ただし過去4回以上入賞・入選者は参加不可

応募方法・参加料

参加料
35,000円(税込)/1人1部門または1作品
いかなる理由があっても返却不可
申込方法
公式サイトの「コンクールの申し込み」から必要事項を記入し、写真をアップロード
写真規定
上半身・正面・カラー
700×1000ピクセル以上
新聞紙面やプログラムに使用
演奏部門
課題曲・選択曲を記入(提出後の変更不可)
伴奏者名の記入が必要(無伴奏曲を除く)
作曲部門
作品名・演奏時間・編成を記入し、楽譜を郵送(期間内必着)
複数応募可(各作品ごとに参加料が必要)
※ホルン部門は定員150人程度で先着順。申込後の取消は認められない。

スケジュール

申込期間
演奏部門
2026年6月26日(金)〜7月9日(水)必着
作曲部門
2026年6月26日(金)〜7月23日(木)必着
予選(会場:TOPPANホール)
8月19日(水)〜20日(木)
作曲部門 譜面審査
非公開
8月26日(水)〜31日(月)
バイオリン部門 第1〜第3予選
第1予選 8/26〜28 / 第2予選 8/29〜30 / 第3予選 8/31
9月2日(水)〜4日(金)
ホルン部門 第1〜第2予選
第1予選 9/2〜3 / 第2予選 9/4
9月6日(日)〜7日(月)
声楽部門 第1予選
9月8日(火)〜11日(金)
チェロ部門 第1〜第2予選
第1予選 9/8〜10 / 第2予選 9/11
9月13日(日)
声楽部門 第2予選
9月14日(月)〜24日(木)
ピアノ部門 第1〜第3予選
第1予選 9/14〜18 / 第2予選 9/20〜22 / 第3予選 9/24
本選

演奏部門の本選会場は東京オペラシティコンサートホール。作曲部門はNHKホール(非公開)。

10月21日(水)
作曲部門
NHKホール・非公開
10月22日(木)17:00開演
声楽部門
10月23日(金)17:00開演
ホルン部門
10月24日(土)16:00開演
ピアノ部門
10月25日(日)16:00開演
バイオリン部門
10月26日(月)15:00開演
チェロ部門

開催地域・会場

予選
TOPPANホール(東京・文京区)
本選(演奏部門)
東京オペラシティコンサートホール(東京・新宿区)
本選(作曲部門)
NHKホール(東京・渋谷区)
※非公開

チケット情報

予選(TOPPANホール)
料金
全席自由 2,500円/回数券4枚 8,000円(5枚目以降 2,000円)
※ピアノ部門第3予選・バイオリン部門第3予選のみ全席指定 3,500円
販売
TOPPANホールチケットセンター(窓口・電話)、WEBチケット
本選(東京オペラシティコンサートホール)
料金(参考)
S席 4,500円 / A席 3,500円 / B席 2,500円
※第94回実績。第95回は後日発表
オーケストラ
東京フィルハーモニー交響楽団 ほか
※第94回実績:声楽・ピアノ=東京フィル、バイオリン=東京シティ・フィル
※本選の詳細(チケット販売日・オーケストラ・指揮者)は公式サイトで後日発表されます。

課題曲(部門別)

段階課題
第1予選
8分以内
(1) Chopin 練習曲 Op.10-3, 10-6, 10-11, 25-1, 25-5 から1曲選択
(2) Op.10・Op.25の上記5曲以外から3曲提出し、当日抽選で1曲演奏
第2予選Beethoven ソナタから1曲(全楽章演奏)
※No.5, 6, 9, 10, 19, 20, 24, 25, 29は除外
第3予選
37〜45分
指定作曲家の作品から1曲または複数曲を演奏
Schubert / Mendelssohn / Chopin / R.Schumann / Brahms から最低1名を含め10分以上演奏が必須
指定作曲家:A.Scarlatti, Rameau, Händel, J.S.Bach, D.Scarlatti, Haydn, Mozart, Schubert, Mendelssohn, Chopin, R.Schumann, Liszt, Franck, Brahms, Tchaikovsky, Fauré, Albéniz, Debussy, Busoni, Granados, Scriabin, Rachmaninoff, Schönberg, Ravel, Bartók, Stravinsky, Szymanowski, Webern, Berg, Prokofieff, Poulenc, Shostakovich, Messiaen, Barber, Dutilleux, 三善晃
本選
オケ共演
(A) Mozart / Beethoven 協奏曲から1曲
(B) Chopin, R.Schumann, Liszt, Brahms, Saint-Saëns, Tchaikovsky, Grieg, Scriabin, Rachmaninoff, Ravel, Bartók, Prokofieff 協奏曲から1曲
各1曲提出し、抽選で1曲演奏
段階課題
第1予選必須:J.S.Bach 無伴奏ソナタ第1番 BWV 1001 フーガ
選択(1曲):Sivori 12のカプリース Op.25(No.1, 4, 6)/Paganini 24のカプリース Op.1(No.1, 10, 18)
第2予選必須:Mozart ロンド K.373 + Kreisler 美しきロスマリン
選択(1曲):Saint-Saëns(Ysaÿe編)ワルツ形式の練習曲による奇想曲 / Hubay カルメンによる華麗な幻想曲 Op.3-3
第3予選パターンA:Beethoven / Brahms / Schubert のソナタから1曲 + Schönberg 幻想曲 Op.47
パターンB:Bartók / Fauré / Saint-Saëns / Schnittke のソナタから1曲 + Beethoven ロマンス第2番 Op.50
本選
オケ共演
Bartók, Beethoven, Brahms, Dvořák, Glazunov, Korngold, Mendelssohn, Paganini, Prokofieff(2曲), Sibelius, Tchaikovsky の協奏曲から1曲選択
段階課題
第1予選(1) J.S.Bach 組曲第1〜3番から1曲選択し、Sarabande+Gigueを演奏
(2) Piatti 12のカプリス Op.25(No.2, 3, 6, 8)/Popper Op.73(No.29, 39)から1曲
(3) Dvořák 森の静けさ Op.68-5 / Fauré エレジー Op.24 / Glazunov 吟遊詩人の歌 Op.71 から1曲
第2予選Haydn チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2(第26小節目から開始)
本選(1) Debussy チェロとピアノのためのソナタ
(2) Shostakovich ソナタ Op.40 / Prokofieff ソナタ Op.119 から1曲選択
段階課題
第1予選Haydn ホルン協奏曲第1番 ニ長調 Hob.VIId:3 第1楽章
第2予選必須:Mozart ホルン協奏曲第4番 K.495 第1楽章
選択①(1曲):R.Schumann アダージョとアレグロ Op.70 / Bozza アン・フォレ / Rossini プレリュード、テーマとヴァリエーション / Dukas ヴィラネル
選択②(1曲):Widmann エア / Salonen 演奏会用練習曲 / Valero-Castells ザロ墓地の三つの薔薇 / Aho ソロX
本選
オケ共演
Glière ホルン協奏曲 変ロ長調 Op.91
段階課題
第1予選
7分以内
指定作曲家の歌曲から2曲を演奏(曲間含む)
日本歌曲を最低1曲含み、2カ国語以上で構成すること
同一ジャンルの場合は異なる作曲家を選択
第2予選
8分以内
課題曲5曲+自由曲1曲を提出
当日抽選の課題曲1曲+自由曲1曲の計2曲を演奏
すべて異なる作曲家の作品であること
本選
15〜20分
自由曲(曲数制限なし)をプログラムとして構成
同一作曲家の複数曲使用可
※原語・暗譜での演奏が必須。ピアノ伴奏(無伴奏曲を除く)。出版楽譜のみ使用可。各段階で曲の重複不可。
6歌曲ジャンルの指定作曲家
ジャンル指定作曲家
日本歌曲山田耕筰、橋本國彦、石桁真礼生、中田喜直、團伊玖磨、三善晃
ドイツ歌曲Beethoven, Schubert, R.Schumann, Brahms, Wolf, R.Strauss
フランス歌曲Fauré, Duparc, Debussy, Gounod, Ravel, Poulenc
イタリア歌曲Rossini, Donizetti, Bellini, Verdi, Tosti, Respighi
ロシア歌曲Glinka, Mussorgsky, Tchaikovsky, Rimsky-Korsakov, Rachmaninoff, Shostakovich
英米歌曲R.V.Williams, Quilter, Gurney, Copland, Barber, Britten
項目内容
作品形式未発表のオーケストラ作品(協奏曲可)
演奏時間20分以内(超過は失格の場合あり)
編成最小24人以上。木管各3・Hrn4・Tp3・Tb3・Tub1・Hp1・Cel1・Pf1・弦5部(Vn26, Va10, Vc8, Cb6)・打楽器奏者4人以内の範囲
独奏者1人を追加可(声楽・サックス・リコーダー・ギター・和楽器等)
提出物総譜(表紙・使用楽器一覧・奏法説明・作曲ノート〈日本語500字程度〉を冒頭に添付)
禁止事項エレクトロニクス使用不可・ピアノ内部奏法不可・楽譜に作曲者名記載不可
提出方法楽譜は郵送または宅配便のみ(期間内必着)

課題曲レベル

音楽コンクールガイド独自の5つの評価軸をベースに、課題曲のレベルを★1〜★5でマッピング。参加レベルの目安としてご活用ください。

監修

恵良 響

恵良 響

4歳からピアノを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業後、渡仏。パリ地方音楽院を経て、現在パリ国立高等音楽院第一課程在籍中。現在Jonas Vitaud、Claire-Marie Le Guay、Florian Caroubi、David Saudubrayの各氏に師事。

ピアノ部門(フェーズ別)

フェーズレベル参加対象
第1予選★★★★★音大本科層/大学院
第2予選★★★★★音大本科層/大学院
第3予選★★★★★音大本科層/大学院
本選★★★★★音大本科層/大学院

課題曲の傾向と分析

恵良 響

💡 ここに注目!

  • 国内有数の歴史と権威をもつコンクールで、第1予選から本選まで全フェーズが最高難度(★★★★★)に位置づけられる、音大本科層・大学院生を主対象とした最高峰の舞台です。
  • 課題曲には、専門的に学ぶうえで避けて通れない重要な作品・作曲家が並びます。将来必要となるレパートリーを本格的に積み上げる機会としても価値があります。
  • 難しさは一曲ごとの難易度だけではありません。予選から本選まで多くの課題曲を高い完成度で仕上げ続ける学習量が求められ、長期戦に耐える計画性が問われます。
  • 高い演奏精度に加え、本番でのプレッシャーや緊張の中でも実力を発揮できる、安定したコンディション管理能力が結果を左右します。
  • ピアノ部門は予選・本選を通して一貫してハイレベルで、音楽の専門課程で研鑽を積む方が実力を試す、国内屈指の登竜門といえます。

放送・受賞者発表演奏会

放送
  • NHK Eテレ・NHK-FMで最終予選および本選の演奏を放送
  • 作曲部門入賞作品もNHKで放送
受賞者発表演奏会
東京
2027年3月4日(木) 東京オペラシティコンサートホール
※演奏部門の受賞者は本演奏会に出演するものとされる(規約第51条)。多くの部門でオーケストラとの協奏曲共演となるが、年度・部門によりピアノ伴奏となる場合がある(例:第95回声楽部門は歌曲)。詳細は公式発表をご確認ください。

主催

主催
毎日新聞社・NHK
協賛
岩谷産業、INPEX

参加規定・課題曲の詳細は公式サイトへ

日本音楽コンクール 公式サイト

申込期間:2026年6月26日〜7月9日(作曲部門は7月23日まで)

目次