フランツ・リスト国際ピアノコンクール 1位なし2位に2名

フランツ・リスト国際ピアノコンクール 1位なし2位に2名
Image source: Filharmónia Hungary

ハンガリー・ペーチのコダーイ・センターで開かれたフランツ・リスト国際ピアノコンクール(Franz Liszt International Piano Competition)が、2026年9月20日(日)のオーケストラファイナルをもって全日程を終えた。第1位は該当者なしとなり、第2位にハンガリーのイルディコー・ロジョニチ(Ildikó Rozsonits)とジョージアのバルバレ・タタラゼ(Barbare Tataradze)の2人が同率で並んだ。

第2位の2人には、それぞれ1万8000ユーロ。第3位の9000ユーロを手にしたのは、ハンガリーのシェベシュチェーン・ペレット(Sebestyén Pellet)。

2026年大会は9月15日(火)から20日(日)にコダーイ・センターで行われ、予選の14名がセミファイナル7名、ソロファイナル4名へと絞られた。最終日は4名がハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団とリストの協奏曲を演奏。審査委員長はオルガ・カーン(Olga Kern)。

聴衆賞1000ユーロもロジョニチが受賞し、2冠となった。オルガ・カーン特別賞とフィルハルモニア・ハンガリー特別賞(各500ユーロ)は、インドネシア出身のカルヴィン・アブディエル(Calvin Abdiel)に贈られた。

ロジョニチは2006年ブダペスト生まれ。10歳でリスト音楽院の特別英才教育プログラムに史上最年少で入学し、2025年の第2回バルトーク・ワールドコンクールでも第2位。最新の活動情報は本人の公式サイトで発信されている。

タタラゼは2003年トビリシ生まれ。トビリシ国立音楽院とパリのラフマニノフ音楽院で学び、2017年にはドイツ・ワイマールのリスト国際コンクール若手部門で第2位。ペレットはブダペストのリスト音楽院とバーゼル音楽大学で学び、2021年のロサンゼルス国際リストコンクールで2部門を制した。

ファイナリストには演奏の機会も贈られ、ロジョニチはソルノク交響楽団やコンチェルト・ブダペスト、タタラゼはハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、ペレットはミシュコルツ交響楽団と共演する。

大会の始まりは1933年。エルネー・ドホナーニ(Ernő Dohnányi)の主導で第1回が開かれ、アニー・フィッシャー(Annie Fischer)が優勝した。セミファイナル以降の演奏は配信アーカイブで視聴できる。賞の詳細は主催するフィルハルモニア・ハンガリーの公式サイトに掲載されている。