ヤマハ音楽振興会(本部:東京都目黒区、理事長:中田卓也)が運営する、若手音楽家を対象とした返済不要の奨学支援制度。優れた音楽能力を有し、将来音楽界の第一線で活躍が期待できる人、あわせて音楽と真摯に向き合い具体的な目標を持って取り組んでいる人が支援の対象となる。
この活動を通して、国内外の音楽文化の発展に寄与することを目指すとしている。
支給金額は月額20万円(返済不要)。支給期間は2027年4月より最長2年間で、1年後に継続を希望する場合は映像を含む審査を実施する。このほかヤマハ株式会社の協力のもと、奨学生個々の状況に応じて演奏の機会、レッスン聴講や受講の機会等も提供される。支援人数は5〜6名程度の新規採用を予定。
応募条件は、13歳以上25歳以下の音楽学習者(年齢は2027年4月1日現在)で、日本国籍を有し国内外の教育機関で音楽を学ぶ人、または外国籍を有し日本の教育機関で音楽を学ぶ人(入学予定者を含む)。専攻は器楽および声楽に限る。国内外の教育機関での履修、留学、セミナー参加、コンクール参加など、明確な学習目標を持っていることが求められる。他の音楽関係の奨学金との併用は不可(給付・貸与とも)だが、音楽関係以外の奨学金(貸与)との併用は可能。過去に同制度(音楽奨学・留学奨学)の対象者となった人は応募できない。
応募はWebエントリーのみ。まず「2027年度『音楽奨学支援』応募のてびき」(PDF)を確認したうえで、「音楽奨学生願書」に必要事項を入力し、顔写真と指導者の推薦状を添付して送信する。あわせて「音楽力判定資料」もWebで送信する。応募書類はこの3点。
エントリーは仮登録画面の送信から始まる。仮登録完了メールに記載されたリンクからログインし、詳細情報を入力する流れで、ログインには仮登録時に設定したメールアドレスとパスワードが必要。@music.yamaha.comドメインからのメールを受信できるよう、あらかじめ設定しておきたい。入力は途中で保存でき、応募受付が完了すると登録メールアドレスへ受付完了案内が届く。
応募受付期間は2026年11月16日(月)11:00から12月7日(月)17:00まで。 時間厳守で、受付は公式サイトからのみ。
選考は1次選考(書類・映像審査)と2次選考(実技・面接審査)の2段階。1次選考の結果通知は2027年2月上旬、2次選考は2027年3月5日(金)にヤマハ音楽振興会(東京・目黒)で実施される。採否通知は2027年3月下旬、認定証授与式は2027年4月下旬にオンラインで実施予定。
2026年度の対象者は山地祐莉香(ピアノ)、岸本隆之介(ピアノ)、篠﨑千響(ヴァイオリン)、古市沙羅(ヴィオラ)、相馬世世歌(ドラム)の5名。2025年度は小嶋早恵(ピアノ)、垣内響太(ヴァイオリン)、垣内絵実梨(ヴァイオリン)、原田斗生(ギター)、松本拓也(ファゴット)、島圭佑(テューバ)の6名。制度の出身者には成田達輝(ヴァイオリン・2008年度)、阪田知樹(ピアノ・2011年度)、務川慧悟(ピアノ・2012年度)、辻彩奈(ヴァイオリン・2012年度)、佐藤晴真(チェロ・2015年度)、松丸契(サクソフォン・2017年度)、大井駿(指揮・2018年度)、森田啓介(チェロ・2020年度)が名を連ねる。
募集の詳細および応募方法はヤマハ音楽振興会「音楽奨学支援」募集概要に掲載されている。





