【2026年】ライブ配信されるピアノコンクール完全ガイド

「コンクールの雰囲気を知りたいけれど、遠くて見に行けない……」
「同世代の上手な人たちは、どんな演奏をしているの?」
そんな疑問はあるのに、どこで情報を集めればいいのか迷っていませんか?

最近は国内外のピアノコンクールのなかでも、YouTubeなどで無料視聴できるものが増えています。ライブ配信は、結果を追うためだけのものではありません。入賞を目指すあなたにとって、世界中のライバルや「プロ演奏者の卵」から学べる、これ以上ない教材になるんですよ。

本記事では、2026年に開催される話題のピアノコンクール配信日程と、視聴のポイントを紹介します。推しを探すような気持ちで、楽しみながらチェックしてみてくださいね!

目次

【国内編】2026年注目ピアノコンクール|トップレベルの表現を学ぼう

2026年注目ピアノコンクール

国内のコンクールは、時差を気にせずリアルタイムの生中継を楽しめるのが最大の魅力です。演奏順や詳細なスケジュールは直前に発表されることが多いので、こまめに公式サイトを確認しましょう。

2月~|高松国際ピアノコンクール

第5回 高松国際ピアノコンクール 本選 1日目 Philipp LYNOV/フィリップ・リノフ
第5回高松国際ピアノコンクール 第1位 フィリップ・リノフさんの演奏

世界中から若き才能が集まる注目の舞台「高松国際ピアノコンクール」。前回は第1次審査→第2次審査→第3次審査→本選→入賞者演奏という流れでライブ配信されました。(各ステージの結果発表も別途配信。)

今回開催される第6回については、予備審査通過者記者発表がすでに配信されており、その中で審査員長を務める青柳晋氏は、「古典派ソナタの解釈が合否を分けたように感じる」と語っています。

第6回高松国際ピアノコンクール予備審査通過者記者発表

2026年2月8日~ 9日にかけては、コンテスタントによるピアノ選択がおこなわれます。(ライブ配信がおこなわれるかは不明。)配信時はメーカーごとの音色の違いに耳を傾けながら聴いてみましょう。

現在、YouTube公式チャンネルで審査員の先生方からのメッセージが公開されているので、そちらにも注目です!

配信スケジュール

第1次審査(ソロ演奏)

 2026年2月10日(火) ~ 12日(木) 各日10:30~


第2次審査(ソロ演奏)

 2026年2月14日(土) ~ 15日(日) 各日10:00~


第3次審査(ソロ演奏、委嘱曲演奏、室内楽奏者と共演)

 2026年2月17日(火)14:00~、18日(水)13:15~


本選(オーケストラと共演)

 2026年2月21日(土)14:30~、22日(日)13:00~

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@5thtipc68

審査員

審査員長/予備審査員 青柳 晋(日本/ピアニスト)

審査員 ヴィンチェンツォ・バルツァーニ(イタリア/ピアニスト )

審査員/予備審査員 パスカル・ドゥヴァイヨン(フランス/ピアニスト )

審査員 海老 彰子(日本/ピアニスト)

審査員 池辺 晋一郎(日本/作曲家)

審査員 ヤン・イラーチェク・フォン・アルニム(ドイツ/ピアニスト)

審査員 ヨヘヴェド・カプリンスキー(アメリカ/ピアニスト)

審査員 キム・デジン(韓国/ピアニスト)

審査員 カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン(ポーランド/ピアニスト)

審査員 アンティ・シーララ(フィンランド/ピアニスト)

審査員 ウェイ・ダンウェン(中国/ピアニスト)

予備審査員 ソフィア・グルャク(ロシア/ピアニスト)

課題曲(初回配信時)

第1次審査課題曲


下記の(A)、(B)、(C)全てのカテゴリーより選曲し、(A)、(B)、(C) の順に演奏すること。

演奏時間は25分以内とする。

※ 演奏時間を超過した場合、演奏を中断させることがあるが、審査に影響はないものとする。


(A) 次のバッハ作品より1曲を選び演奏すること。


半音階的前奏曲とフーガ ニ短調 BWV 903

幻想曲とフーガ イ短調 BWV 904

トッカータ 嬰ヘ短調 BWV 910

トッカータ ハ短調 BWV 911

トッカータ ニ長調 BWV 912

トッカータ ニ短調 BWV 913

トッカータ ホ短調 BWV 914

トッカータ ト短調 BWV 915

トッカータ ト長調 BWV 916

イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971

カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》変ロ長調 BWV 992


(B) 次のリスト作品のエチュードから1曲を選択し演奏すること。


《超絶技巧練習曲》S.139

2. イ短調

4. マゼッパ

5. 鬼火

6. 幻影

7. エロイカ

8. 野生の狩

10. ヘ短調

12. 雪嵐


パガニーニによる大練習曲集S.141より

1.ト短調

2. 変ホ長調

3. 嬰ト短調《ラ・カンパネラ》

4. ホ長調

5. ホ長調

6. イ短調


3つの演奏会用練習曲S.144より

2. 軽やかさ

3. ため息


2つの演奏会用練習曲S.145より

2. 小人の踊り


(C) 次の作曲家の作品より1曲または数曲を選択し演奏すること(複数の作曲家も可)。


フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、メシアン、スクリャービン、プロコフィエフ、バラキレフ、ショスタコーヴィチ、アルベニス、ファリャ、グラナドス、バルトーク、ヤナーチェク、ブゾーニ(オリジナル曲のみ)

※予備審査曲と重複してはいけない。

備考

●公式サイト

高松国際ピアノコンクール


●公式ピアノ

ベーゼンドルファー、カワイ、スタインウェイ、ヤマハ

※アルファベット順


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

広上 淳一(日本/指揮者)

瀬戸フィルハーモニー交響楽団(日本/オーケストラ)


●第6回高松国際ピアノコンクール予備審査通過者

日本からは以下9名が通過

・細川 萌絵(ほそかわ もえ)(日本/1998年生)

・池邊 啓一郎(いけべ けいいちろう)(日本/1993年生)

・稲積 陽菜(いなずみ ひな)(日本/2003年生)

・倉橋 陽土(くらはし はると)(日本/2004年生)

・丸山 凪乃(まるやま なぎの)(日本/1999年生)

・小野寺 拓真(おのでら たくま)(日本/2005年生)

・鈴木 優輔(すずき ゆうすけ)(日本/1998年生)

・竹澤 勇人(たけざわ ゆうと)(日本/1997年生)

・横山 瑠佳(よこやま るか)(日本/1995年生)

※アルファベット順

出典:高松国際ピアノコンクール

前回入賞者と演奏はこちらからチェック!

7月~|ピティナ・ピアノコンペティション(特級)

PTNA2025特級ファイナル ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番 稲沢 朋華(ピティナ特級グランプリ) Tomoka INAZAWA(2025 PTNA Grand-Prix winner)
2025ピティナ特級グランプリ 稲沢朋華さんの演奏

国内最大級の規模を誇るピティナ・ピアノコンペティションの中でも、別格の存在感を放つ「特級」。歴代グランプリには亀井聖矢さんや角野隼斗さんが名を連ね、多くのプロピアニストを輩出してきた若手の登竜門として知られています。

例年、第二次予選→第三次予選→セミファイナル→ファイナルの流れでライブ配信されており(予備審査と第一次予選は配信なし)、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

今年は書類選考と予備審査を経て、6月に第一次予選が開催されます。ライブ配信の開始はは7月。参加者や配信時間等の詳細は配信日前に公式サイトに掲載されるはずなので、こまめにチェックしてくださいね。

過酷なスケジュールの中で高いパフォーマンスを維持するコンテスタントの姿からは、コンクールは単なる技術の競い合いではなく、自己プロデュース力も問われる場だと実感できるでしょう。

配信スケジュール

第二次予選(ソロ演奏)

 2026年7月25日(土)、26日(日)


第三次予選(ファイナルの協奏曲より一部演奏/2台ピアノ)

 2026年7月29日(水)


セミファイナル(室内楽共演、ソロ演奏、委嘱作品演奏)

 2026年8月18日(火)


ファイナル(オーケストラと共演)

 2026年8月21日(金)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@ptna

審査員

●予選の審査員は当日発表される


●ファイナル・セミファイナルの審査員は7月頃に事前発表される


●海外審査員

グラハム・スコット(英国王立北部音楽大学教授)

チェ・ヒヨン(ピーボディ音楽院教授)

バルバラ・シュチェパンスカ(若いピアニストのためのシューマン国際ピアノコンクール芸術監督、元デュッセル

ドルフ・ロベルト・シューマン大学教授)

課題曲(初回配信時)

第二次予選課題曲


25 分以上 35 分以内のプログラム。以下の(c)を必ず含むこと。第一次予選との曲の重複は認めない。


(c)ショパンのエチュード作品 10 または作品 25 から任意の 1 曲


※第一次予選・第二次予選・セミファイナルを通じて、指定課題以外で、必ずバロック・ロマン・近現代スタイルの作品をどこかで演奏するように選曲すること

備考

●主催者公式サイト

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

太田弦(指揮)

日本フィルハーモニー交響楽団


●ファイナル・セミファイナルの採点結果は、実施翌日に協会ウェブサイトで公表される。

出典:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

前回入賞者と演奏はこちらからチェック!

8月|ピティナ・ピアノコンペティション(Pre特級)

2025ピティナコンペ全国大会 Pre特級 金賞 7番 宮本 真璃
2025ピティナコンペ全国大会(Pre特級)金賞 宮本真璃さんの演奏


特級に次ぐハイレベルな部門で、こちらも年齢制限はありません。予選の様子は配信されませんが、全国大会はライブ配信されるため、トップ層がどのような選曲をしているのかを知る絶好のチャンスですよ。

選曲トレンドや求められる完成度の基準を肌で感じてみましょう。画面越しでも伝わるコンテスタントの熱演が、日々の練習の刺激になること間違いなしです!

配信スケジュール

全国大会 2026年8月20日(木)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@ptna

審査員

当日発表

課題曲(初回配信時)

全国大会課題曲


35分以上45分以内のプログラム。第一次・第二次予選演奏楽曲との重複は不可。全国大会のプログラム内で、以下の(ア)(イ)のスタイル区分から各1曲以上を必ず選択すること。


(ア)バロックまたはクラシック

(イ)ロマンまたは近現代

備考

●主催者公式サイト

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会


●前回入賞者

金賞 宮本 真璃(院1)

銀賞 石山 和暉(大4)

銅賞 山﨑 里奈(大4)

出典:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

8月|ピティナ・ピアノコンペティション(G級)

2025ピティナコンペ全国大会 G級 金賞 10番 中山 まどか
2025ピティナコンペ全国大会(G級)金賞 中山まどかさんの演奏

G級は高校生や大学生を中心とした、より身近な目標となる部門です。出場資格があるのは22歳以下。Pre特級と同じく全国大会のみ配信され、基礎力と応用力のバランスが取れた演奏が多く聴かれます。

ミスをしても動じずに立て直す精神力や、自分らしい音を追求する姿勢など、学ぶべきポイントがたくさんありますよ。ぜひ、来年の自分の姿を重ね合わせながら視聴してみてくださいね!

配信スケジュール

全国大会 2026年8月19日(水)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@ptna

審査員

当日発表

課題曲(初回配信時)

全国大会課題曲


25 分以上35 分以内のプログラム。以下の(b)を必ず含むこと。第一次・第二次予選との重複は可能。異なる2 つ以上のスタイルを必ず含むこと(1 つのスタイルから数曲を選ぶ場合、複数の作曲家の作品を選ぶことも可)


(b)第一次予選で演奏したものと同一のショパンのエチュード


※第一次予選・第二次予選・全国大会を通じて、指定課題以外で、必ずバロック・クラシック・ロマン・近現代のスタイルの作品をどこかで演奏するようにプログラムを組むこと。

備考

●主催者公式サイト

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会


●前回入賞者

金賞 中山 まどか(中3)

銀賞 畠山 咲菜(高2)

銅賞 平尾 菜奈(大1)

出典:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

【海外編】2026年注目ピアノコンクール|本場のスタイルも参考に

2026年注目ピアノコンクール

海外コンクールの配信は時差との戦いになります。アーカイブ配信(見逃し配信)がある場合も多いので、そちらも賢く利用しましょう。とはいえ、現地の熱気をリアルタイムで感じるワクワク感は格別ですよ!

2月~|ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール (イギリス)

2024 Competition FINAL – Curtis Phill Hsu
2024ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール 第1位 Curtis Phill Hsuさんの演奏

イギリス南部の街で2年おきに開催される「ヘイスティングス国際ピアノコンクール」。16歳から30歳までが参加でき、近年日本人ピアニストが多く活躍しています。

2026年は2月26日から3月7日までの開催が予定されています。日本とイギリスの時差は9時間(冬時間)あるため、午前中の演奏は日本で夜に視聴可能。学校や仕事が終わって、夕食後にゆっくりと観戦できますよ。夜の部は日本時間で深夜に配信されるため、アーカイブの利用も検討してみてください。

コンチェルト中心の課題曲構成となっているため、ソリストとしての「対話術」や、オーケストラに埋もれない「音の飛ばし方」に注目してみましょう。

配信スケジュール

1次予選(協奏曲/2台ピアノ)

 2/26(木) 〜 2/28(土)

 現地開始時間10:00〜、日本開始時間19:00頃〜


2次予選(ソロリサイタル)

 3/1(日) 〜 3/2(月)

 現地開始時間10:30〜、日本開始時間19:30頃〜


セミファイナル(協奏曲/シンフォニア・スミス・スクエア)

 3/4(水)

 現地開始時間14:30 / 18:00、日本開始時間23:30頃 / 翌3:00頃

 3/5(木)

 現地開始時間19:00、日本開始時間翌4:00頃


ファイナル(協奏曲/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団)

 3/6(金)

 現地開始時間19:00頃、日本開始時間翌朝 4:00〜

 3/7(土)

 現地開始時間18:00頃、日本開始時間翌朝 3:00〜

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@HastingsInternationalPiano

時差

+9時間(冬時間)

審査員

審査員長 ヴァネッサ・ラターシュ(Professor Vanessa Latarche)

審査員 スコット・ダン(Scott Dunn)

審査員 ジャン=ポール・ガスパリアン(Jean-Paul Gasparian)

審査員 ディナラ・クリントン(Dinara Klinton)

審査員 フアン・ラゴ(Juan Lago)

審査員 ヴィヴィアン・スイロン・リー(Dr Vivian Sui-Rong Li)

審査員 ボリス・スルツキー(Boris Slutsky)

予備審査員 アンソニー・バーン(Anthony Byrne)

予備審査員 イアン・ファウンテン(Ian Fountain)

予備審査員 キャロル・プレスランド(Carole Presland)

課題曲(初回配信時)

1次予選課題曲


休憩等を含めて最大 28 分間、次の構成で演奏。


・リストAの協奏曲から最大14分

・リストBの協奏曲から最大14分


演奏は全楽章または抜粋。協奏曲は両方とも演奏すること。



審査員は、いずれかの協奏曲から特定のセクションを要求することができ、制限時間を超えた演奏を停止することができる。


このステージは2台のピアノで演奏される。


※リストAとリストB、および課題曲の詳しい内容はこちら

備考

●公式サイト

ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール


●予備審査(ビデオ審査)通過者

日本からは以下2名が通過

・松村 由慶(まつむら みき)

・佐川 和冴(さがわ かずさ)


●前回入賞者(2024年)

第1位 Curtis Phill Hsu

第2位 Harmony Zhu

第3位 Chengyao Zhou

第4位 Derek Wang

第5位 Hyelim Kim

※2022年は日本の森本隼太が優勝

出典:ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール

3月|マリア・カナルス国際ピアノコンクール (スペイン)

02/04/2025 20h - Final - 70 MCB
2025マリア・カナルス国際ピアノコンクール 第1位 Curtis Phill Hsuさんの演奏

「マリア・カナルス国際ピアノコンクール」は、スペインのバルセロナで開催される歴史あるコンクール。2026年は3月15日から25日にかけて実施されます。審査員長には過去にこちらのコンクールで第2位を受賞したこともある日本人ピアニスト、赤木有季子氏が名を連ねています。

このコンクールの特徴の一つが、スペイン人作曲家の作品をプログラムに入れなければならないこと。スペイン音楽特有のリズム感や、色彩豊かな音のパレットをどう表現するか、各国の参加者の解釈を聴き比べるのが楽しみですね。特に2次予選以降のプログラムに注目です!

「カタルーニャ音楽堂」という世界遺産にも登録されている施設がこのコンクールの舞台。特にファイナルがおこなわれるコンサートホールは、美しい装飾が施されています。演奏とあわせて、会場の雰囲気や意匠にも目を向けてみましょう。

配信スケジュール

1次予選(ソロ演奏)

 3/15(日)〜3/17(火)

 現地開始時間10:00/17:00 日本開始時間18:00/翌1:00


2次予選(ソロ演奏)

 3/19(木)・3/20(金)

 現地開始時間10:00/17:00 日本開始時間18:00/翌1:00


セミファイナル(ソロ演奏)

 3/22(日)

 現地開始時間10:00/17:00 日本開始時間18:00/翌1:00


ファイナル(オーケストラと共演)

 3/25(水)

 現地開始時間20:00〜 日本開始時間翌4:00

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@mariacanalsbarcelona

時差

+8時間(冬時間)

審査員

審査員長 赤木有季子(日本)

グスタボ・ディアス=ヘレス(スペイン)

ビリー・エイディ(フランス)

シラ・エルナンデス(スペイン)

パスカル・ル・コレ(フランス)

アレクサンドル・ムトゥズキン(ロシア/アメリカ)

パベル・ネルセシアン(ロシア)

JYソン(アメリカ)

キャサリン・ヴィッカーズ(カナダ)

課題曲(初回配信時)

第1予選課題曲


この予選の最大演奏時間:20分以内


1. J.S. バッハ

『平均律クラヴィーア曲集』(第1巻または第2巻)より、任意の「前奏曲とフーガ」1曲。


2. L.V. ベートーヴェン

ピアノソナタ 1曲。参加者は、1つまたは2つの楽章、あるいは全楽章を演奏すること。どの楽章を演奏するかについては、芸術委員会(Artistic Committee)が決定する。


※以下のソナタは認められない(選曲不可)


作品2-1

作品10-1

作品13(悲愴)

作品14-1、作品14-2

作品26(葬送)

作品27-2(月光)

作品28(田園)

作品31-2(テンペスト)

作品49-1、作品49-2

作品79

作品90


3. エチュード(練習曲)

F. ショパン、F. リスト、C. ドビュッシー、S. ラフマニノフ、A. スクリャービンのいずれかの作曲家による練習曲から、任意の1曲。

備考

●公式サイト

マリア・カナルス国際ピアノコンクール


●予備審査通過者

日本からは以下5名が通過

・今井 理子

・稲積 陽菜

・大沢 舞弓

・佐川 和冴

・島多 璃音


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

指揮者 マネル・バルディビエソ

オーケストラ カタルーニャ国立オーケストラ


●前回入賞者(2025年)

第1位 Curtis Phill Hsu

第2位 Nejc Kamplet

第3位 Pin-Hong Lin

※2022年は日本の亀井聖矢が第3位入賞

出典:マリア・カナルス国際ピアノコンクール

5月|プラハの春国際音楽コンクール (チェコ)

MHS Pražské jaro, Klavír – finále
2021年プラハの春国際音楽コンクールピアノ部門 第1位 Dongha Leeの演奏

「プラハの春国際音楽コンクール」はチェコでおこなわれる伝統あるコンクールです。さまざまな部門があり、2026年はピアノ部門とフルート部門の開催年。5月6日から14日にかけて、モーツァルトやドヴォルザークゆかりの地で熱戦が繰り広げられます。

課題曲には古典派やロマン派の作品が多く含まれ、端正で気品あるスタイルが求められます。歴史ある街並みの中で奏でられる音楽は、技術だけでなく「様式美」を学ぶのにも最適。伝統を重んじるヨーロッパの聴衆の前で、参加者たちがどのようなパフォーマンスを見せるか注目してみましょう。

1次予選→2次予選→ファイナルの流れで開催され、ライブ配信がおこなわれるのは2次予選からです。開始時間など詳細なスケジュールはまだ発表されていないので、配信日前に公式サイトをチェックしてみてください。例年、比較的視聴しやすい夕方から夜にかけて配信されています。

配信スケジュール

2次予選(ソロ演奏、委嘱作品演奏)

 5月11日(月)


ファイナル(オーケストラと共演)

 5月14日(木)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@PragueSpringFestival

時差

+7時間(夏時間)

審査員

ヨーナス・アホネン(フィンランド)

ダニエル・ブローウェル(イギリス)

ディナ・ヨッフェ – ラトビア(ドイツ)

イヴォ・カハネック(チェコ共和国)

マルティン・カシック(チェコ共和国)

レオネル・モラレス(スペイン)

カタルジナ・ポポワ=ジドロン(ポーランド)

課題曲(初回配信時)

2次予選課題曲


出場者は、50分〜55分の魅力的なリサイタル・プログラムを構成すること。プログラムには以下の要素を必ず含める必要があります。


・コンクール委嘱作品: クリシュトフ・マジャトカ作曲(約8分)


・ロマン派または20世紀の主要作品


・少なくとも2つの異なる時代(様式)の作品


※ 第1ラウンドで演奏した楽曲を第2ラウンドに含めることはできません。

備考

●公式サイト

プラハの春国際音楽コンクール


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

指揮者 ペトル・アルトリヒテル

オーケストラ プラハ交響楽団


●前回入賞者(2021年)

第1位 Dongha Lee

第2位 Jaeyoung Lee , Matouš Zukal

(第2位が2名選出されたため第3位は該当者なし)

※2025年チェロ部門で日本の水野優也が優勝

出典:プラハの春国際音楽コンクール

ライブ配信を「学び」に変える3つの視聴チェックポイント

ライブ配信を「学び」に変える3つの視聴チェックポイント

ピアノコンクールのライブ配信、ただただ楽しむだけではもったいない! ここではライブ配信ならではの「学び」のポイントを3つ紹介します。

1.カメラアングルの違いに注目
2.楽譜を片手に視聴
3.チャット欄を活用

1つ目は、カメラアングルの違いに注目することです。配信では手元や足の使い方などをアップで映してくれることがあります。「難しいパッセージでどんな指使いをしているの?」「ペダルを使うタイミングは?」といった細かい表現を盗むチャンスですよ!

2つ目は、楽譜を片手に視聴してみることです。プロを目指すレベルの奏者たちが、楽譜の指示をどう解釈し、どのように個性を発揮しているか確認してみてください。楽譜通りに弾くことの難しさと、その先にある表現の面白さに気づけるはずです。

3つ目は、YouTubeなどの応援チャット(コメント欄)を活用することです。「今のピアニッシモすごかった!」「この表現好きだな」といった他の視聴者のリアルな感想は、客観的な評価を知る手がかりになります。自分では気づかなかった魅力や、聴き手がどこで心を動かされるのかを知るヒントになりますよ。

演奏以外にも注目!ピアニストの「品格」が決まるステージ・マナー

演奏以外にも注目!ピアニストの「品格」が決まるステージ・マナー

コンクールの評価は、音が出る前から始まっていると言っても過言ではありません。ステージに出てきた瞬間のお辞儀の仕方、椅子の調整、そして演奏後の所作に至るまで、すべてがピアニストの「品格」を表しています。

ライブ配信では演奏者の表情やルーティンがアップで映し出されることが多いですよね。深呼吸をして集中を高める姿や、指揮者・オーケストラへ敬意を払うアイコンタクトなど、一流の振る舞いを観察してみましょう。

美しい所作は観客を味方につけ好印象を与えるための大切な要素です。「自分ならどう振る舞うか」をイメージしながら見ることで、次のステージでの立ち居振る舞いが変わってくるかもしれませんよ。

【2027年以降】次回はいつ?気になるあのコンクールのライブ配信

次回はいつ?気になるあのコンクールのライブ配信

コンクールは毎年開催されるものばかりではありません。代表的なコンクールの次回開催予定を紹介するので、スケジュール管理の参考にしてくださいね。耳を育てて次回のビッグイベントに備えましょう!

次回開催年

ピアノコンクール名

開催頻度

2027年

浜松国際ピアノコンクール(浜コン)

3年に1度

2027年

Shigeru Kawai国際ピアノコンクール

2年に1度

2029年

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

4年に1度

2030年

ショパン国際ピアノコンクール

5年に1度

まとめ

コンクールのライブ配信は、家にいながら世界レベルの演奏に触れられる貴重な機会です。真剣な表情やプロ顔負けのテクニックを目の当たりにすれば、「私ももっと練習したい!」とモチベーションアップにつながるに違いありません。

まずは、今回紹介した中から気になるコンクールの配信日を手帳に書き込んでみてくださいね。そして、画面の向こうのピアニストたちが奏でる音楽に、ぜひ一緒に耳を傾けましょう。その感動はきっとあなたを次なるステージへ連れて行ってくれるはずですよ。

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