【2026年】ライブ配信される音楽コンクール完全ガイド

「コンクールの雰囲気を知りたいけれど、遠くて見に行けない……」
「同世代の上手な人たちは、どんな演奏をしているの?」
そんな疑問があるのに、どこで情報を集めればいいのか迷っていませんか?

最近は国内外の音楽コンクールのなかでも、YouTubeなどで無料視聴できるものが増えています。ピアノだけでなく、ヴァイオリン、フルート、サックス、ギターなど、さまざまな楽器の熱烈な戦いをリアルタイムで楽しめるんですよ。

ライブ配信は、結果を追うためだけのものではありません。入賞を目指すあなたにとって、ライブ配信は世界中の「プロ演奏者の卵」からさまざまなテクニックを学べる教材でもあります。

本記事では、2026年に開催される話題の音楽コンクール配信日程と、視聴のポイントを紹介します。推しを探すような気持ちで、楽しみながらチェックしてみてくださいね。

目次

2026年の音楽コンクールライブ配信スケジュール

2026年は年間を通じて、多彩なジャンルのコンクールを配信で楽しめます。自分の演奏する楽器だけではなくさまざまな楽器の音色に触れることで、耳を鍛え、感性を磨くことができますよ。ぜひ、スケジュール管理の参考にしてみてくださいね。

部門 コンクール名 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ピアノ
高松国際ピアノコンクール
ピティナ・ピアノコンペティション(特級)
ピティナ・ピアノコンペティション(Pre特級)
ピティナ・ピアノコンペティション(G級)
ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール
マリア・カナルス国際ピアノコンクール
プラハの春国際音楽コンクール
ヴァイオリン
モントリオール国際音楽コンクール
ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール
ロン=ティボー国際音楽コンクール
フルート
プラハの春国際音楽コンクール
カール・ニールセン国際音楽コンクール
サックス アンドラ国際サクソフォンコンクール
ギター 東京国際ギターコンクール
指揮 ジュネーヴ国際音楽コンクール

※音楽コンクールガイド編集部作成

【ピアノ】2026年注目のコンクールライブ配信

2月~|高松国際ピアノコンクール

第5回 高松国際ピアノコンクール 本選 1日目 Philipp LYNOV/フィリップ・リノフ
第5回高松国際ピアノコンクール 第1位 フィリップ・リノフさんの演奏

世界中から若き才能が集まる注目の舞台「高松国際ピアノコンクール」。前回は第1次審査→第2次審査→第3次審査→本選→入賞者演奏という流れでライブ配信されました。(各ステージの結果発表も別途配信。)

今回開催される第6回については、予備審査通過者記者発表がすでに配信されており、その中で審査員長を務める青柳晋氏は、「古典派ソナタの解釈が合否を分けたように感じる」と語っています。

第6回高松国際ピアノコンクール予備審査通過者記者発表

2026年2月8日~ 9日にかけては、コンテスタントによるピアノ選択がおこなわれます。(ライブ配信がおこなわれるかは不明。)配信時はメーカーごとの音色の違いに耳を傾けながら聴いてみましょう。

現在、YouTube公式チャンネルで審査員の先生方からのメッセージが公開されているので、そちらにも注目です!

配信スケジュール

第1次審査(ソロ演奏)

 2026年2月10日(火) ~ 12日(木) 各日10:30~


第2次審査(ソロ演奏)

 2026年2月14日(土) ~ 15日(日) 各日10:00~


第3次審査(ソロ演奏、委嘱曲演奏、室内楽奏者と共演)

 2026年2月17日(火)14:00~、18日(水)13:15~


本選(オーケストラと共演)

 2026年2月21日(土)14:30~、22日(日)13:00~

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@5thtipc68

審査員

審査員長/予備審査員 青柳 晋(日本/ピアニスト)

審査員 ヴィンチェンツォ・バルツァーニ(イタリア/ピアニスト )

審査員/予備審査員 パスカル・ドゥヴァイヨン(フランス/ピアニスト )

審査員 海老 彰子(日本/ピアニスト)

審査員 池辺 晋一郎(日本/作曲家)

審査員 ヤン・イラーチェク・フォン・アルニム(ドイツ/ピアニスト)

審査員 ヨヘヴェド・カプリンスキー(アメリカ/ピアニスト)

審査員 キム・デジン(韓国/ピアニスト)

審査員 カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン(ポーランド/ピアニスト)

審査員 アンティ・シーララ(フィンランド/ピアニスト)

審査員 ウェイ・ダンウェン(中国/ピアニスト)

予備審査員 ソフィア・グルャク(ロシア/ピアニスト)

課題曲(初回配信時)

第1次審査課題曲


下記の(A)、(B)、(C)全てのカテゴリーより選曲し、(A)、(B)、(C) の順に演奏すること。

演奏時間は25分以内とする。

※ 演奏時間を超過した場合、演奏を中断させることがあるが、審査に影響はないものとする。


(A) 次のバッハ作品より1曲を選び演奏すること。


半音階的前奏曲とフーガ ニ短調 BWV 903

幻想曲とフーガ イ短調 BWV 904

トッカータ 嬰ヘ短調 BWV 910

トッカータ ハ短調 BWV 911

トッカータ ニ長調 BWV 912

トッカータ ニ短調 BWV 913

トッカータ ホ短調 BWV 914

トッカータ ト短調 BWV 915

トッカータ ト長調 BWV 916

イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971

カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》変ロ長調 BWV 992


(B) 次のリスト作品のエチュードから1曲を選択し演奏すること。


《超絶技巧練習曲》S.139

2. イ短調

4. マゼッパ

5. 鬼火

6. 幻影

7. エロイカ

8. 野生の狩

10. ヘ短調

12. 雪嵐


パガニーニによる大練習曲集S.141より

1.ト短調

2. 変ホ長調

3. 嬰ト短調《ラ・カンパネラ》

4. ホ長調

5. ホ長調

6. イ短調


3つの演奏会用練習曲S.144より

2. 軽やかさ

3. ため息


2つの演奏会用練習曲S.145より

2. 小人の踊り


(C) 次の作曲家の作品より1曲または数曲を選択し演奏すること(複数の作曲家も可)。


フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、メシアン、スクリャービン、プロコフィエフ、バラキレフ、ショスタコーヴィチ、アルベニス、ファリャ、グラナドス、バルトーク、ヤナーチェク、ブゾーニ(オリジナル曲のみ)

※予備審査曲と重複してはいけない。

備考

●公式サイト

高松国際ピアノコンクール


●公式ピアノ

ベーゼンドルファー、カワイ、スタインウェイ、ヤマハ

※アルファベット順


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

広上 淳一(日本/指揮者)

瀬戸フィルハーモニー交響楽団(日本/オーケストラ)


●第6回高松国際ピアノコンクール予備審査通過者

日本からは以下9名が通過

・細川 萌絵(ほそかわ もえ)(日本/1998年生)

・池邊 啓一郎(いけべ けいいちろう)(日本/1993年生)

・稲積 陽菜(いなずみ ひな)(日本/2003年生)

・倉橋 陽土(くらはし はると)(日本/2004年生)

・丸山 凪乃(まるやま なぎの)(日本/1999年生)

・小野寺 拓真(おのでら たくま)(日本/2005年生)

・鈴木 優輔(すずき ゆうすけ)(日本/1998年生)

・竹澤 勇人(たけざわ ゆうと)(日本/1997年生)

・横山 瑠佳(よこやま るか)(日本/1995年生)

※アルファベット順

出典:高松国際ピアノコンクール

前回入賞者と演奏はこちらからチェック!

2月~|ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール (イギリス)

2024 Competition FINAL – Curtis Phill Hsu
2024ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール 第1位 Curtis Phill Hsuさんの演奏

イギリス南部の街で2年おきに開催される「ヘイスティングス国際ピアノコンクール」。16歳から30歳までが参加でき、近年日本人ピアニストが多く活躍しています。

2026年は2月26日から3月7日までの開催が予定されています。日本とイギリスの時差は9時間(冬時間)あるため、午前中の演奏は日本で夜に視聴可能。学校や仕事が終わって、夕食後にゆっくりと観戦できますよ。夜の部は日本時間で深夜に配信されるため、アーカイブの利用も検討してみてください。

コンチェルト中心の課題曲構成となっているため、ソリストとしての「対話術」や、オーケストラに埋もれない「音の飛ばし方」に注目してみましょう。

配信スケジュール

1次予選(協奏曲/2台ピアノ)

 2/26(木) 〜 2/28(土)

 現地開始時間10:00〜、日本開始時間19:00頃〜


2次予選(ソロリサイタル)

 3/1(日) 〜 3/2(月)

 現地開始時間10:30〜、日本開始時間19:30頃〜


セミファイナル(協奏曲/シンフォニア・スミス・スクエア)

 3/4(水)

 現地開始時間14:30 / 18:00、日本開始時間23:30頃 / 翌3:00頃

 3/5(木)

 現地開始時間19:00、日本開始時間翌4:00頃


ファイナル(協奏曲/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団)

 3/6(金)

 現地開始時間19:00頃、日本開始時間翌朝 4:00〜

 3/7(土)

 現地開始時間18:00頃、日本開始時間翌朝 3:00〜

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@HastingsInternationalPiano

時差

+9時間(冬時間)

審査員

審査員長 ヴァネッサ・ラターシュ(Professor Vanessa Latarche)

審査員 スコット・ダン(Scott Dunn)

審査員 ジャン=ポール・ガスパリアン(Jean-Paul Gasparian)

審査員 ディナラ・クリントン(Dinara Klinton)

審査員 フアン・ラゴ(Juan Lago)

審査員 ヴィヴィアン・スイロン・リー(Dr Vivian Sui-Rong Li)

審査員 ボリス・スルツキー(Boris Slutsky)

予備審査員 アンソニー・バーン(Anthony Byrne)

予備審査員 イアン・ファウンテン(Ian Fountain)

予備審査員 キャロル・プレスランド(Carole Presland)

課題曲(初回配信時)

1次予選課題曲


休憩等を含めて最大 28 分間、次の構成で演奏。


・リストAの協奏曲から最大14分

・リストBの協奏曲から最大14分


演奏は全楽章または抜粋。協奏曲は両方とも演奏すること。



審査員は、いずれかの協奏曲から特定のセクションを要求することができ、制限時間を超えた演奏を停止することができる。


このステージは2台のピアノで演奏される。


※リストAとリストB、および課題曲の詳しい内容はこちら

備考

●公式サイト

ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール


●予備審査(ビデオ審査)通過者

日本からは以下2名が通過

・松村 由慶(まつむら みき)

・佐川 和冴(さがわ かずさ)


●前回入賞者(2024年)

第1位 Curtis Phill Hsu

第2位 Harmony Zhu

第3位 Chengyao Zhou

第4位 Derek Wang

第5位 Hyelim Kim

※2022年は日本の森本隼太が優勝

出典:ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール

3月|マリア・カナルス国際ピアノコンクール (スペイン)

02/04/2025 20h - Final - 70 MCB
2025マリア・カナルス国際ピアノコンクール 第1位 Curtis Phill Hsuさんの演奏

「マリア・カナルス国際ピアノコンクール」は、スペインのバルセロナで開催される歴史あるコンクール。2026年は3月15日から25日にかけて実施されます。審査員長には過去にこちらのコンクールで第2位を受賞したこともある日本人ピアニスト、赤木有季子氏が名を連ねています。

このコンクールの特徴の一つが、スペイン人作曲家の作品をプログラムに入れなければならないこと。スペイン音楽特有のリズム感や、色彩豊かな音のパレットをどう表現するか、各国の参加者の解釈を聴き比べるのが楽しみですね。特に2次予選以降のプログラムに注目です!

「カタルーニャ音楽堂」という世界遺産にも登録されている施設がこのコンクールの舞台。特にファイナルがおこなわれるコンサートホールは、美しい装飾が施されています。演奏とあわせて、会場の雰囲気や意匠にも目を向けてみましょう。

配信スケジュール

1次予選(ソロ演奏)

 3/15(日)〜3/17(火)

 現地開始時間10:00/17:00 日本開始時間18:00/翌1:00


2次予選(ソロ演奏)

 3/19(木)・3/20(金)

 現地開始時間10:00/17:00 日本開始時間18:00/翌1:00


セミファイナル(ソロ演奏)

 3/22(日)

 現地開始時間10:00/17:00 日本開始時間18:00/翌1:00


ファイナル(オーケストラと共演)

 3/25(水)

 現地開始時間20:00〜 日本開始時間翌4:00

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@mariacanalsbarcelona

時差

+8時間(冬時間)

審査員

審査員長 赤木有季子(日本)

グスタボ・ディアス=ヘレス(スペイン)

ビリー・エイディ(フランス)

シラ・エルナンデス(スペイン)

パスカル・ル・コレ(フランス)

アレクサンドル・ムトゥズキン(ロシア/アメリカ)

パベル・ネルセシアン(ロシア)

JYソン(アメリカ)

キャサリン・ヴィッカーズ(カナダ)

課題曲(初回配信時)

第1予選課題曲


この予選の最大演奏時間:20分以内


1. J.S. バッハ

『平均律クラヴィーア曲集』(第1巻または第2巻)より、任意の「前奏曲とフーガ」1曲。


2. L.V. ベートーヴェン

ピアノソナタ 1曲。参加者は、1つまたは2つの楽章、あるいは全楽章を演奏すること。どの楽章を演奏するかについては、芸術委員会(Artistic Committee)が決定する。


※以下のソナタは認められない(選曲不可)


作品2-1

作品10-1

作品13(悲愴)

作品14-1、作品14-2

作品26(葬送)

作品27-2(月光)

作品28(田園)

作品31-2(テンペスト)

作品49-1、作品49-2

作品79

作品90


3. エチュード(練習曲)

F. ショパン、F. リスト、C. ドビュッシー、S. ラフマニノフ、A. スクリャービンのいずれかの作曲家による練習曲から、任意の1曲。

備考

●公式サイト

マリア・カナルス国際ピアノコンクール


●予備審査通過者

日本からは以下5名が通過

・今井 理子

・稲積 陽菜

・大沢 舞弓

・佐川 和冴

・島多 璃音


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

指揮者 マネル・バルディビエソ

オーケストラ カタルーニャ国立オーケストラ


●前回入賞者(2025年)

第1位 Curtis Phill Hsu

第2位 Nejc Kamplet

第3位 Pin-Hong Lin

※2022年は日本の亀井聖矢が第3位入賞

出典:マリア・カナルス国際ピアノコンクール

5月|プラハの春国際音楽コンクール (チェコ)

MHS Pražské jaro, Klavír – finále
2021年プラハの春国際音楽コンクールピアノ部門 第1位 Dongha Leeの演奏

「プラハの春国際音楽コンクール」はチェコでおこなわれる伝統あるコンクールです。さまざまな部門があり、2026年はピアノ部門とフルート部門の開催年。5月6日から14日にかけて、モーツァルトやドヴォルザークゆかりの地で熱戦が繰り広げられます。

課題曲には古典派やロマン派の作品が多く含まれ、端正で気品あるスタイルが求められます。歴史ある街並みの中で奏でられる音楽は、技術だけでなく「様式美」を学ぶのにも最適。伝統を重んじるヨーロッパの聴衆の前で、参加者たちがどのようなパフォーマンスを見せるか注目してみましょう。

1次予選→2次予選→ファイナルの流れで開催され、ライブ配信がおこなわれるのは2次予選からです。開始時間など詳細なスケジュールはまだ発表されていないので、配信日前に公式サイトをチェックしてみてください。例年、比較的視聴しやすい夕方から夜にかけて配信されています。

配信スケジュール

2次予選(ソロ演奏、委嘱作品演奏)

 5月11日(月)


ファイナル(オーケストラと共演)

 5月14日(木)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@PragueSpringFestival

時差

+7時間(夏時間)

審査員

ヨーナス・アホネン(フィンランド)

ダニエル・ブローウェル(イギリス)

ディナ・ヨッフェ – ラトビア(ドイツ)

イヴォ・カハネック(チェコ共和国)

マルティン・カシック(チェコ共和国)

レオネル・モラレス(スペイン)

カタルジナ・ポポワ=ジドロン(ポーランド)

課題曲(初回配信時)

2次予選課題曲


出場者は、50分〜55分の魅力的なリサイタル・プログラムを構成すること。プログラムには以下の要素を必ず含める必要があります。


・コンクール委嘱作品: クリシュトフ・マジャトカ作曲(約8分)


・ロマン派または20世紀の主要作品


・少なくとも2つの異なる時代(様式)の作品


※ 第1ラウンドで演奏した楽曲を第2ラウンドに含めることはできません。

備考

●公式サイト

プラハの春国際音楽コンクール


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

指揮者 ペトル・アルトリヒテル

オーケストラ プラハ交響楽団


●前回入賞者(2021年)

第1位 Dongha Lee

第2位 Jaeyoung Lee , Matouš Zukal

(第2位が2名選出されたため第3位は該当者なし)

※2025年チェロ部門で日本の水野優也が優勝

出典:プラハの春国際音楽コンクール

7月~|ピティナ・ピアノコンペティション(特級)

PTNA2025特級ファイナル ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番 稲沢 朋華(ピティナ特級グランプリ) Tomoka INAZAWA(2025 PTNA Grand-Prix winner)
2025ピティナ特級グランプリ 稲沢朋華さんの演奏

国内最大級の規模を誇るピティナ・ピアノコンペティションの中でも、別格の存在感を放つ「特級」。歴代グランプリには亀井聖矢さんや角野隼斗さんが名を連ね、多くのプロピアニストを輩出してきた若手の登竜門として知られています。

例年、第二次予選→第三次予選→セミファイナル→ファイナルの流れでライブ配信されており(予備審査と第一次予選は配信なし)、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

今年は書類選考と予備審査を経て、6月に第一次予選が開催されます。ライブ配信の開始はは7月。参加者や配信時間等の詳細は配信日前に公式サイトに掲載されるはずなので、こまめにチェックしてくださいね。

過酷なスケジュールの中で高いパフォーマンスを維持するコンテスタントの姿からは、コンクールは単なる技術の競い合いではなく、自己プロデュース力も問われる場だと実感できるでしょう。

配信スケジュール

第二次予選(ソロ演奏)

 2026年7月25日(土)、26日(日)


第三次予選(ファイナルの協奏曲より一部演奏/2台ピアノ)

 2026年7月29日(水)


セミファイナル(室内楽共演、ソロ演奏、委嘱作品演奏)

 2026年8月18日(火)


ファイナル(オーケストラと共演)

 2026年8月21日(金)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@ptna

審査員

●予選の審査員は当日発表される


●ファイナル・セミファイナルの審査員は7月頃に事前発表される


●海外審査員

グラハム・スコット(英国王立北部音楽大学教授)

チェ・ヒヨン(ピーボディ音楽院教授)

バルバラ・シュチェパンスカ(若いピアニストのためのシューマン国際ピアノコンクール芸術監督、元デュッセル

ドルフ・ロベルト・シューマン大学教授)

課題曲(初回配信時)

第二次予選課題曲


25 分以上 35 分以内のプログラム。以下の(c)を必ず含むこと。第一次予選との曲の重複は認めない。


(c)ショパンのエチュード作品 10 または作品 25 から任意の 1 曲


※第一次予選・第二次予選・セミファイナルを通じて、指定課題以外で、必ずバロック・ロマン・近現代スタイルの作品をどこかで演奏するように選曲すること

備考

●主催者公式サイト

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

太田弦(指揮)

日本フィルハーモニー交響楽団


●ファイナル・セミファイナルの採点結果は、実施翌日に協会ウェブサイトで公表される。

出典:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

前回入賞者と演奏はこちらからチェック!

8月|ピティナ・ピアノコンペティション(Pre特級)

2025ピティナコンペ全国大会 Pre特級 金賞 7番 宮本 真璃
2025ピティナコンペ全国大会(Pre特級)金賞 宮本真璃さんの演奏


特級に次ぐハイレベルな部門で、こちらも年齢制限はありません。予選の様子は配信されませんが、全国大会はライブ配信されるため、トップ層がどのような選曲をしているのかを知る絶好のチャンスですよ。

選曲トレンドや求められる完成度の基準を肌で感じてみましょう。画面越しでも伝わるコンテスタントの熱演が、日々の練習の刺激になること間違いなしです!

配信スケジュール

全国大会 2026年8月20日(木)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@ptna

審査員

当日発表

課題曲(初回配信時)

全国大会課題曲


35分以上45分以内のプログラム。第一次・第二次予選演奏楽曲との重複は不可。全国大会のプログラム内で、以下の(ア)(イ)のスタイル区分から各1曲以上を必ず選択すること。


(ア)バロックまたはクラシック

(イ)ロマンまたは近現代

備考

●主催者公式サイト

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会


●前回入賞者

金賞 宮本 真璃(院1)

銀賞 石山 和暉(大4)

銅賞 山﨑 里奈(大4)

出典:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

8月|ピティナ・ピアノコンペティション(G級)

2025ピティナコンペ全国大会 G級 金賞 10番 中山 まどか
2025ピティナコンペ全国大会(G級)金賞 中山まどかさんの演奏

G級は高校生や大学生を中心とした、より身近な目標となる部門です。出場資格があるのは22歳以下。Pre特級と同じく全国大会のみ配信され、基礎力と応用力のバランスが取れた演奏が多く聴かれます。

ミスをしても動じずに立て直す精神力や、自分らしい音を追求する姿勢など、学ぶべきポイントがたくさんありますよ。ぜひ、来年の自分の姿を重ね合わせながら視聴してみてくださいね!

配信スケジュール

全国大会 2026年8月19日(水)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@ptna

審査員

当日発表

課題曲(初回配信時)

全国大会課題曲


25 分以上35 分以内のプログラム。以下の(b)を必ず含むこと。第一次・第二次予選との重複は可能。異なる2 つ以上のスタイルを必ず含むこと(1 つのスタイルから数曲を選ぶ場合、複数の作曲家の作品を選ぶことも可)


(b)第一次予選で演奏したものと同一のショパンのエチュード


※第一次予選・第二次予選・全国大会を通じて、指定課題以外で、必ずバロック・クラシック・ロマン・近現代のスタイルの作品をどこかで演奏するようにプログラムを組むこと。

備考

●主催者公式サイト

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会


●前回入賞者

金賞 中山 まどか(中3)

銀賞 畠山 咲菜(高2)

銅賞 平尾 菜奈(大1)

出典:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

【ヴァイオリン】2026年注目のコンクールライブ配信

5月~|モントリオール国際音楽コンクール(カナダ)

CMIM Violon 2023 - Finale - Dmytro Udovychenko
2023年モントリオール国際音楽コンクールヴァイオリン部門 第1位 Dmytro Udovychenkoさんの演奏

「モントリオール国際音楽コンクール」は、多文化が交差するモントリオールならではの華やかな雰囲気が魅力です。2026年はヴァイオリン部門の年で、5月27日から6月4日まで熱い戦いが繰り広げられます。

今回も日本から5名の方が予備審査を通過。日本時間だと深夜の配信になりますが、アーカイブが残るため、そちらも上手に利用しましょう。

動画の生中継では、難所の指使いやボウイングもアップで確認できます。課題曲ごとの表現の変化のさせ方や広いホールでの音の飛ばし方を、ぜひ「最高の教科書」として学んでみてくださいね!

また、ヴァイオリン部門が開催される年には「ミニ・ヴァイオリンコンクール」が開催されることが多く、前回は日本のHIMARI(吉村妃鞠)さんが聴衆賞を受賞しています

配信スケジュール

予選(ピアノ伴奏)

 2026年5月27日(水)

 午後1時30分(日本時間:翌日午前2時30分)


 2026年5月27日(水)

 午後7時30分(日本時間:翌日午前8時30分)


 2026年5月28日(木)

 午後1時30分(日本時間:翌日午前2時30分)


 2026年5月28日(木)

 午後7時30分(日本時間:翌日午前8時30分)


 2026年5月29日(金)

 午後1時30分(日本時間:翌日午前2時30分)


ミニ・ヴァイオリン

 2026年5月30日(土)

 午後1時30分(日本時間:翌日午前2時30分)


セミファイナル(ピアノ伴奏)

 5月30日(土)

 午後7時30分(日本時間:翌日午前8時30分)


 5月31日(日)

 午後1時30分(日本時間:翌日午前2時30分)


 5月31日(日)

 午後7時30分(日本時間:翌日午前8時30分)


ファイナル(オーケストラと共演)

 6月3日(水)

 午後7時30分(日本時間:翌日午前8時30分)


グランドファイナル(オーケストラと共演)

 6月4日(木)

 午後7時30分(日本時間:翌日午前8時30分)


YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@concoursmontreal

時差

+13時間(夏時間)

審査員

審査員長 ルーシー・ロバート

審査員 ジュヨン・ベク

審査員 グレン・ディクテロウ

審査員 シミーン・ガナトラ

審査員 堀米ゆず子

審査員 レジス・パスキエ

審査員 バリー・シフマン

審査員 パベル・ヴェルニコフ

予備審査員 ティモシー・チューイ、

予備審査員 メンラ・ファン、

予備審査員 神谷美千子

予備審査員 マユミ・ザイラー

予備審査員 リヴィア・ゼリン

予備審査員 ギヨーム・ストル

課題曲(初回配信時)

1次予選課題曲


少なくとも3つの異なる音楽様式(時代)を代表する、最低3つの作品で構成する。


・J.S.バッハ、テレマン、またはその他のバロック作曲家による作品


・バッジーニ、エルンスト、パガニーニ、サン=サーンス、サラサーテ、ワックスマン、ヴィエニャフスキ、またはその他の作曲家による技巧的な作品(ヴィルトゥオーゾ作品)


・上記2つとは異なる、第3の様式(時代)から選択された自由曲


※これらの作品は1つの楽章のみを抜き出して演奏してもよい

備考

●公式サイト

モントリオール国際音楽コンクール


●予備審査通過者

日本からは以下5名が通過

・平野友葵

・佐々木つくし

・竹内鴻史郎

・渡辺 紗蘭

・Yume Zamponi(イタリア/日本)


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

指揮 サッシャ・ゲッツェル

オーケストラ モントリオール交響楽団


●前回入賞者

第1位 ドミトロ・ウドヴィチェンコ (ウクライナ)

第2位 ソンハ・チョイ(韓国)

第3位 スビン・リー(韓国)

出典:モントリオール国際音楽コンクール

10月|ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール(ポーランド)

Hina Maeda (Japan): J. Brahms – Violin Concerto in D Major, Op. 77
2022年ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール 第1位 前田 妃奈さんの演奏

「ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール」はポーランドのポズナンで開催される、極めてテクニカルな要求が高い伝統的なコンクールです。前回は前田妃奈さんが見事第1位に輝きました。

日本からの注目度も高まっているこちらのコンクール。公式の高画質な映像からは、超絶技巧をいかに音楽的に、エレガントに聴かせるかという極意を学べます。現役の学生やプロを目指す20代の若手奏者が多く出場しているので、見ていると自然とモチベーションが上がりますよ。

開始時間はまだ発表されていないため、日にちが近くなったら公式サイトを確認してみてください。これまでの傾向から、1次予選や2次予選は日本時間で夕方に、ファイナルやガラコンサートは日本時間で深夜に配信されると予想されます。

配信スケジュール

第1次予選

 10/9 (金)〜12 (月)


第2次予選

 10/13 (火)〜15 (木)


第3次予選

 10/17 (土)〜18 (日)


セミファイナル

 10/20 (火)〜21 (水)


ファイナル

 10/22 (木) ※日本時間では翌日未明となる可能性が高い


ガラコンサート、授賞式

 10/23 (金) ※日本時間では翌日未明となる可能性が高い

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@WieniawskiSociety

時差

+7時間

審査員

審査員長 Bartłomiej Nizioł

(その他の審査員はコンクール開幕前に公開)

課題曲(初回配信時)

第1次予選(STAGE 1)課題曲規定


演奏時間:25〜30分

※同じ曲を複数のステージで演奏することはできない。


1. H. ヴィエニャフスキ:カプリス(1曲選択)

・作品10(現代の奏法)または 作品18(練習曲=カプリス)から任意の1曲。


2. H. ヴィエニャフスキ:以下の作品または作品群から1つ(1セット)選択

・a. 華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調 Op. 4


・b. カプリッチョ・ワルツ Op. 7


・c. 無言歌と華麗なるロンド Op. 9


・d. マズルカ Op. 12より2曲 、Op. 19より2曲(計4曲)


・e. オリジナル主題による変奏曲 Op. 15


・f. スケルツォ・タランテラ Op. 16


・g. 伝説曲 Op. 17 、ポズナンの思い出 Op. 3


・h. 歌劇「ファウスト」の主題による華麗なる幻想曲 Op. 20


・i. ポロネーズ 第2番 イ長調 Op. 21


・j. 東洋の幻想曲 Op. 24


3. 自由曲(独奏またはピアノ伴奏付)

・バロック(バロック弓の使用可)から現代までの作品から、参加者が自由に選択。


・組曲やソナタなどの多楽章形式の作品の場合、全楽章を演奏する必要はない。


【重要:演奏時間のルール】

上記1〜3を合わせた全演奏時間は、25分を下回ってはならず、30分を超えてもいけない。

備考

●公式サイト

ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール


●前回入賞者

第1位 前田妃奈(日本)

第2位 Meruert Karmenova(カザフスタン)

第3位 Qingzhu Weng(中国)

出典:ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール

11月|ロン=ティボー国際音楽コンクール(フランス)

Long-Thibaud international competition 2023 | Finals with the Orchestra of the Republican Guard
2023年ロン=ティボー国際音楽コンクールヴァイオリン部門 第1位 LUTS Bohdanさんの演奏

フランスが世界に誇る「ロン=ティボー国際音楽コンクール」は、ピアニストのマルグリット・ロンとヴァイオリニストのジャック・ティボーによって創設された、知性と気品を重んじる伝統ある舞台です。

2026年に開催されるヴァイオリン部門の大きな魅力は、なんといってもフランス音楽の真髄に触れられる課題曲。サン=サーンス(イザイ編曲)の『ワルツ形式の練習曲によるカプリース』では、テクニックの先にある「音色の繊細な変化」に注目してみてください。

弓の使い方一つで空気感を変えてしまうような、フランス派ならではのお洒落で色彩豊かな表現を学ぶ絶好の機会となるでしょう。

例年、大体夕方から深夜にかけて配信されています。参加申込が2026年7月1日までのため、8月頃には予備審査通過者が発表されると思われます。配信開始時間など詳しい情報は開催日前には公開されるはずなので、公式サイトでチェックしてみてくださいね。

配信スケジュール

予選

 11月10日(火)、11月11日(水)


セミファイナル

 11月12日(木)、11月13日(金)


ファイナル(オーケストラとの共演)

 11月14日(土)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@fondationlong-thibaud43

時差

+8時間

審査員

Silvia Marcovici

Maxim Vengerov

Corina Belcea

Gidon Kremer

Mihaela Martin

Pavel Vernikov

Vera Weiling Tsu

Gerard Poulet

Nathan Mierdi

Boris Kuschnir

課題曲(初回配信時)

予選課題曲


・パガニーニ:カプリース(24のカプリースより任意の1曲)

・サン=サーンス(イザイ編曲):ワルツ形式の練習曲によるカプリース 作品52

・J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 より 「アンダンテ」および「アレグロ」

※いずれも第2リピート(後半の繰り返し)は省略すること。

・自由曲(10分以内)

備考

●公式サイト

ロン=ティボー財団


●ファイナル共演オーケストラ

Orchestre de la Garde républicaine


●前回入賞者

第1位(優勝)Bohdan LUTS(ウクライナ)

 聴衆賞・プレス賞・オーケストラ賞も同時受賞

第2位 Dayoon YOU(韓国)

第3位:竹内 鴻史郎(日本)

第4位:Vikram Francesco SEDONA(イタリア)

第5位:橘和 美優(日本)

出典:ロン=ティボー財団

【フルート】2026年注目のコンクールライブ配信

5月|プラハの春国際音楽コンクール(チェコ)

Chaeyeon You – finále MHS Pražské jaro 2019
2019年プラハの春国際音楽コンクール 第1位 ユ・チェヨンさんの演奏

「プラハの春国際音楽コンクール」は、チェコ音楽の伝統に根ざした管楽器部門で世界最高峰のレベルを誇るコンクール。本記事でも紹介したピアノ部門と並行して、今年はフルート部門も開催されます。

伝統ある街並みの中で奏でられる知的な音楽作りは、あなたの感性を豊かにしてくれるはず。「伝統」と「個性」をどう共存させるか、画面越しにじっくり観察してみてくださいね!タンギングの正確さや音程のコントロールなど、基礎力の高さはオーケストラ奏者を目指す方にも役立ちます。

1次予選→2次予選→ファイナルの流れで開催され、ライブ配信がおこなわれるのは2次予選から。開始時間はまだ発表されていないので、配信日前に公式サイトをチェックしてみてください。例年、比較的視聴しやすい夕方から夜にかけて配信されています。

配信スケジュール

2次予選(ソロ演奏、委嘱作品演奏)

 5月10日(日)


ファイナル(オーケストラと共演)

 5月13日(水)※日本時間では14日未明となる可能性が高い

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@PragueSpringFestival

時差

+7時間(夏時間)

審査員

フィリップ・ベルノルド(フランス)

エミリー・ベイノン(イギリス)

クリスティーナ・ファスベンダー(ドイツ)

ダヴィデ・フォルミザーノ(イタリア)

バルトルト・クイケン(ベルギー)

ヴァーツラフ・クント(チェコ共和国)

ヤン・オストリー(チェコ共和国)

課題曲(初回配信時)

2次予選課題曲


1.J.M.ルクレール:以下のフルートと通奏低音のためのソナタから1曲選択すること。


a. ソナタ ハ長調(ソナタ集 第2巻 より)

b. ソナタ ホ短調(ソナタ集 第2巻 より)

c. ソナタ ト長調 作品4-7(ソナタ集 第4巻 より)


2.以下のソナタから1曲選択すること。


a. B.マルティヌー:フルート・ソナタ

b. L.v.ベートーヴェン: フルートとピアノのためのセレナーデ 作品41

c. C.M.v.ウェーバー:フルートとピアノのためのソナタ 変イ長調 作品39


3.P.ポペルカ:2026年プラハの春国際音楽コンクールのための委嘱作品(8分以内)

備考

●公式サイト

プラハの春音楽祭


●ファイナル指揮者・共演オーケストラ

指揮:カスパル・ツェーンダー

オーケストラ:フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団


●前回入賞者

第1位 ユ・チェヨン(韓国)

第2位 アンナ・タラーツコヴァー(チェコ)/ユアン・ユー(中国)

第3位 ニーヴ・マッケナ(ドイツ/アイルランド)

出典:プラハの春音楽祭

6月|カール・ニールセン国際音楽コンクール(デンマーク)

2022 Carl Nielsen International Competition - Final Flute
2022年カール・ニールセン国際音楽コンクールフルート部門 第1位 アルベルト・ナヴァーラさんの演奏

「カール・ニールセン国際音楽コンクール」は、北欧・デンマークのオーデンセで開催されるコンクールです。一番の見どころは、ファイナルで演奏されるニールセンの協奏曲。どのように自分なりの物語を構築するのか、注目してみてくださいね。

配信クオリティの高さに定評があるこちらのコンクール。YouTubeチャンネルの「ライブ欄」には、セミファイナルとファイナルの様子がアーカイブとして残っているため、今年もセミファイナル以降が生中継されると思われます。

ただし、1次予選と2次予選がライブ配信される可能性もゼロではありません。1次予選(6月9日、10日)、2次予選(6月11日、12日)が近くなったら、公式サイトを確認してみてください。

配信スケジュール

セミファイナル(フルート独奏、弦楽合奏)

 6月14日 午後6:00~(日本時間:6月15日 午前1:00~)


ファイナル(オーケストラと共演)

 6月16日 午後6:00~(日本時間:6月15日 午前1:00~)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@Odensesymfoniork

時差

+7時間(夏時間)

審査員

審査委員長 ソフィー・シェリエ(フランス)

審査員 アンドラーシュ・アドリアン(ハンガリー/デンマーク)

審査員 ペトリ・アランコ(フィンランド)

審査員 シルヴィア・カレッドゥ (イタリア)

審査員 ハン・グオリャン(中国)

審査員 ブリット・ハルヴォルセン(ノルウェー)

審査員/予備審査員 ルネ・モスト(デンマーク)

予備審査員 ラグンヒルドゥル・ヨセフスドッティル (アイスランド)

予備審査員 ウラ・ミールマン(デンマーク)

課題曲(初回配信時)

セミファイナル課題曲


指揮者なしで演奏 / 出場者:6名

出場者は、以下のレパートリーから2曲を演奏すること。


1)出場者が選んだ「無伴奏フルート」のための作品(最大6分以内)


2)以下のいずれか1曲を選択)


a) C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq 22 (H. 425)

b) C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ト長調 Wq 169 (H. 445)


備考

●公式サイト

オーデンセ交響楽団


●共演オーケストラ

オーデンセ交響楽団


●前回入賞者

第1位 アルベルト・ナヴァーラ(イタリア)

第2位 キム・ソヒョン(韓国)

第3位 アルベルト・アクーニャ・アルメラ(スペイン)

出典:オーデンセ交響楽団

【サックス】2026年注目のコンクールライブ配信

3月~|アンドラ国際サクソフォンコンクール(アンドラ)

Wataru Hirai (Japan) plays Rhizome, Vincent David (ONCA Orch) Andorra Saxfest 2025
2025年アンドラ国際サクソフォンコンクール 第1位 平井亘さんの演奏

フランスとスペインに挟まれたアンドラ公国で開催される「アンドラ国際サクソフォンコンクール」。「アンドラ・サックス・フェス」という祭典の一環として実施され、現代サックス界のなかでもとりわけ激しい戦いが繰り広げられます。

圧倒的な技術と楽譜の読み解きをふまえ、サックスの限界に挑む彼らの姿にあなたも勇気をもらえること間違いなし!2025年に平井亘さんが優勝したことも記憶に新しく、2026年も日本から19名の方が予備審査を通過しています。

18歳以下が参加できる「ユース・コンクール」と合わせて視聴してみてくださいね。ユース・コンクールの審査員には、昨年ソロ・コンクールで優勝した平井さんも加わっています。

配信開始時間はまだ公開されていません。日にちがちかくなったら公式サイトでチェックしましょう。例年、夕方から深夜にかけて配信されています。

配信スケジュール

〈ソロ・コンクール〉

第1予選

3月29日(日)、30日(月)、31日(火)


第2予選

4月2(木)


ファイナル(オーケストラまたは吹奏楽団と共演)

4月4日(土)


〈ユース・コンクール〉

4月3日(金)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@AdolphesaxTV/featured

時差

+7時間

審査員

〈ソロ・コンクール〉

クリストフ・グレゼス

エルジェーベト・セレリョ

フェムケ・イルストラ

ヤン・グリチャール

ヨナタン・ラウティオラ

ラース・ムレクシュ

マリアーノ・ガルシア

マーティン・トリロー

ナチョ・ガスコン

ナヒカリ・オロリス

ニキータ・ジミン

トマス・ヘレス

ミハイル・カザコフ

アルノ・ボルンカンプ


〈ユース・コンクール〉

クリストフ・ボワ

デビッド・サレラス

エレナ・レオン

ヤン・グリチャール

ナヒカリ・オロリス・

トマス・ヘレス

トニ・ポーラ

平井亘

課題曲(初回配信時)

1次予選課題曲


2つの規定曲を演奏すること。プログラムの総演奏時間は10分を超えてはならない。


1.イダ・ゴトコフスキー:ブリリアンス より 第3楽章「ドルチッシモ」

(事前のピアノリハーサルなし)


2.マルク・モネ:バビオール より 第1曲「音のジャグラー」および 第6曲「幻想的な地底の精」

備考

●公式サイト

アンドラ・サックス・フェス


●ソロ・コンクール予備審査通過者

日本からは19名が通過


●前回入賞者

〈ソロ・コンクール〉

第1位 平井亘(日本)

第2位 サルヴァトーレ・アレッサンドロ・ミチェリ(イタリア)

第3位 ウラジミール・ペツクス(ロシア)


〈ユース・コンクール〉

カテゴリーA(小学4年生以下)

第1位 マリア・ボイコ


カテゴリーB(小学6年生以下)

第1位 アレクサンドル・イヴァシコフ


カテゴリーC(中学3年生以下)

第1位 キリル・クズミン


カテゴリーD(高校3年生以下)

第1位 アルセニ・ブダノフ

出典:アンドラ・サックス・フェス

【ギター】2026年注目のコンクールライブ配信

12月|東京国際ギターコンクール

第68回東京国際ギターコンクール本選
2025年東京国際ギターコンクール 第1位 Francisco Luisさんの演奏

「東京国際ギターコンクール」は日本で開催される世界最高峰のギターコンクール。1949年から開催されており、長い歴史と厳格な審査で知られています。1992年には村治佳織さんが中学生ながら最年少で優勝を果たし、大変話題になりました。

配信の最大の魅力は、会場ではなかなか見ることのできない、奏者の指先の動きを克明に観察できるところ。難度の高いパッセージをこなす左手の鮮やかな運指や、音色を自在に操る右手のタッチは、ギターを愛好者にとってこのうえない生きた教材になりますよ。

第1次予選→第2次予選→本選のスケジュールで実施され、ライブ配信されるのは第2次予選から。審査員の顔ぶれや審査の開始時間は追って公表されるはずなので、公式サイトからチェックしてみてくださいね。

配信スケジュール

第2次予選

 2026年12月5日(土)


本選

 2026年12月6日(日)

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@JFG-o1t

時差

なし

審査員

後日発表される

課題曲(初回配信時)

2次予選課題曲


・5つのバガテルより Ⅰ.アレグロ(W.ウォルトン)

 Five Bagatelles for Guitar Ⅰ.Allegro / W.Walton


・自由曲:8分以内の自由プログラム。ただし、第1次予選、本選と重複しない曲。

 Competitors can select piece(s) not to exceed 8minutes.  Pieces from the 1st preliminary and final rounds may not be repeated.

備考

●公式サイト

公益社団法人日本ギター連盟


●前回入賞者

第1位 Francisco Luis(ポルトガル)

第2位 Suvan Agarwal(アメリカ)

第3位 Bogdan Mihailescu(ルーマニア)

日本人最高位賞 小林勇斗

出典:公益社団法人日本ギター連盟

【指揮】2026年注目のコンクールライブ配信

11月|ジュネーヴ国際音楽コンクール(スイス)

LIVE STREAM | 79th Concours de Genève - Conducting 2nd Round (Session 4)
昨年おこなわれた指揮部門2次予選の様子

スイスのジュネーヴで開催される権威あるコンクール、「ジュネーヴ国際音楽コンクール」。部門を変えながらほぼ毎年開催されてきましたが、指揮部門が開催されるのは大変珍しくおおよそ30年ぶりです。

今回の指揮部門の審査は2025年から始まっており、2026年に開催されるのはセミファイナルとファイナル。11月7日から13日にかけてついにクライマックスを迎え、精鋭たちが次世代の巨匠を目指して激突します。

セミファイナルはリハーサル形式で、ファイナルは演奏会形式でおこなわれます。セミファイナルでは指揮者がどんな言葉を選び、どんな指示を出すのかに注目!わずかなジェスチャーでオーケストラの音が劇的に変化する瞬間は、指揮者志望でなくても全ての楽器奏者にとって大きな学びになるはずです。音楽が完成していくドラマを味わってみてくださいね。配信時間は追って発表されます。

配信スケジュール

セミファイナル(6名参加/リハーサル形式)

 11月7日(土)  ジュネーヴ室内管弦楽団

 11月8日(日)  アンサンブル・コントルシャン

 11月9日(月)  スイス・ロマンド管弦楽団


ファイナル(3名参加/演奏会形式)

 11月11日(水) スイス・ロマンド管弦楽団(作曲部門の決勝を兼ねる)

 11月13日(金) スイス・ロマンド管弦楽団

YouTube公式チャンネル

https://www.youtube.com/@Genevacompetition

時差

+8時間

審査員

2026年審査員


ベルトラン・ド・ビリー(審査員長)*

マーク・ストリンガー(副審査員長)

バルドル・ブロンニマン

マーティン・キャンベル=ホワイト

チン・ウンスク(陳 銀淑) *

ローラン・ゲイ

サラ・ネムタヌ

エヴァ・オリカイネン

ピーター・ウンジャン

ナタリア・ポノマルチュク

アルトゥーロ・タマヨ

ウィングジー・イップ


* のついた審査員はファイナル・ラウンドのみ参加

課題曲(初回配信時)

セミファイナル1日目課題曲


ジュネーヴ室内管弦楽団と共演。

セミファイナリスト 6名、候補者1人につき45分間。


・G. ビゼー: 交響曲 ハ長調

・L. ファランク: 交響曲 第3番

・F. メンデルスゾーン: 交響曲 第3番「スコットランド」


※候補者は上記3曲の交響曲すべてを全曲準備しておくこと。開始時に各候補者が指揮する抜粋か所を抽選で決定する。

備考

●公式サイト

ジュネーヴ国際音楽コンクール


●セミファイナル進出者

アレハンドロ・カンタラピエドラ(30歳)

ヤコバス・デ・イェーガー(28歳)

ミハル・オレン(28歳)

ガブリエル・ペルネ(26歳)

マッツ・ティエルシュ(22歳)

レナード・ワイス(32歳)


●前回入賞者

(1994年)第1位 アラン・ギルバート

出典:ジュネーヴ国際音楽コンクール

ライブ配信を「学び」に変える3つの視聴チェックポイント

ライブ配信を「学び」に変える3つの視聴チェックポイント

音楽コンクールのライブ配信、ただただ楽しむだけではもったいない! ここではライブ配信ならではの「学び」のポイントを3つ紹介します。

1.カメラアングルの違いに注目
2.楽譜を片手に視聴
3.チャット欄を活用

1つ目は、カメラアングルの違いに注目することです。配信では手元や足の使い方などをアップで映してくれることがあります。「難しいパッセージでどんな指使いをしているの?」「ペダルを使うタイミングは?」といった細かい表現を盗むチャンスですよ!

2つ目は、楽譜を片手に視聴してみることです。プロを目指すレベルの奏者たちが、楽譜の指示をどう解釈し、どのように個性を発揮しているか確認してみてください。楽譜通りに弾くことの難しさと、その先にある表現の面白さに気づけるはずです。

3つ目は、YouTubeなどの応援チャット(コメント欄)を活用することです。「今のピアニッシモすごかった!」「この表現好きだな」といった他の視聴者のリアルな感想は、客観的な評価を知る手がかりになります。自分では気づかなかった魅力や、聴き手がどこで心を動かされるのかを知るヒントになりますよ。

演奏以外にも注目!「品格」が決まるステージ・マナー

演奏以外にも注目!ピアニストの「品格」が決まるステージ・マナー

コンクールの評価は、音が出る前から始まっていると言っても過言ではありません。ステージに出てきた瞬間のお辞儀の仕方、椅子の調整、そして演奏後の所作に至るまで、すべてが「品格」を表しています。

ライブ配信では演奏者の表情やルーティンがアップで映し出されることが多いですよね。深呼吸をして集中を高める姿や、指揮者・オーケストラへ敬意を払うアイコンタクトなど、一流の振る舞いを観察してみましょう。

美しい所作は観客を味方につけ好印象を与えるための大切な要素です。「自分ならどう振る舞うか」をイメージしながら見ることで、次のステージでの立ち居振る舞いが変わってくるかもしれませんよ。

【2027年以降】次回はいつ?気になるあのコンクールのライブ配信

次回はいつ?気になるあのコンクールのライブ配信

コンクールは毎年開催されるものばかりではありません。代表的なコンクールの次回開催予定を紹介するので、スケジュール管理の参考にしてくださいね。耳を育てて次回のビッグイベントに備えましょう!

次回開催

予定

部門

コンクール名

開催頻度

2027年

2月頃

ヴァイオリン

シュトゥットガルト国際

ヴァイオリンコンクール

3年に1度

2027年

5〜6月頃

声楽

エリザベート王妃国際音楽コンクール

毎年

(部門変更あり)

2027年

7~8月頃

ピアノ

Shigeru Kawai国際ピアノコンクール

2年に1度

2027年

11月頃

ピアノ

浜松国際ピアノコンクール

3年に1度

2027年

9月頃

指揮

ブザンソン国際若手指揮者コンクール

2年に1度

2028年

春頃

ヴァイオリン

ピアノ

仙台国際音楽コンクール

3年に1度

2029年

春頃

ピアノ

ヴァン・クライバーン国際

ピアノコンクール

4年に1度

2030年

秋頃

ピアノ

ショパン国際ピアノコンクール

5年に1度

まとめ

コンクールのライブ配信は、家にいながら世界レベルの演奏に触れられる貴重な機会です。真剣な表情やプロ顔負けのテクニックを目の当たりにすれば、「私ももっと練習したい!」とモチベーションアップにつながるに違いありません。

まずは、今回紹介した中から気になるコンクールの配信日を手帳に書き込んでみてくださいね。そして、画面の向こうの若き音楽家が奏でる音楽に、ぜひ一緒に耳を傾けましょう。その感動はきっとあなたを次なるステージへ連れて行ってくれるはずですよ。

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