マーラー国際指揮者コンクール 大井駿ら出場

マーラー国際指揮者コンクール 大井駿ら出場
Image source: The Mahler Competition

バンベルク交響楽団が主催するマーラー国際指揮者コンクール(The Mahler Competition)の第8回が、2026年6月23日(火)から7月3日(金)まで開催される。会場はドイツ・バンベルクのコンツェルトハレ・バンベルク、ヨーゼフ・カイルベルト・ザールで、出場資格は35歳以下の指揮者。世界各国から選ばれた24名が全ラウンドでバンベルク交響楽団と共演する。WFIMC(国際音楽コンクール世界連盟)加盟のコンクールで、3年に一度開かれている。

日本からは大井駿(Shun Oi)が選出された。1993年東京都生まれの32歳で、ザルツブルクのモーツァルテウム大学指揮科で修士課程を修了。2022年の第1回ひろしま国際指揮者コンクールで第1位と細川賞、2025年の第21回ハチャトゥリアン国際コンクール指揮部門で第2位を受賞している。ピアニスト・古楽器奏者としても活動の幅を広げている。

出場者は13か国から選出されており、大井のほかにフェドール・ルーディン(Fedor Rudin)やシラ・サミュエルズ=シュラッグ(Shira Samuels-Shragg)らが名を連ねる(公式サイト)。

賞金は第1位が3万ユーロ、第2位が2万ユーロ、第3位が1万ユーロ。特別賞として、放送局BR-KLASSIKによるバンベルク交響楽団とのスタジオ録音制作の機会が贈られる。

審査は予選から決勝まで全4段階。予選第1ラウンド(6月23日〜26日)で24名から12名へ、予選第2ラウンド(6月27日・29日)で4〜6名へ、準決勝(6月30日)で2〜3名へと絞り込まれる。

決勝は7月3日(金)日本時間翌2時(現地時間19時)に行われ、決勝進出者が同一の演奏曲目を指揮。審査員投票に観客のオンライン投票を加えて優勝者が決まる。

課題曲はマーラーの交響曲第5番を全ラウンド共通の核曲とする。ハイドンの交響曲第86番・第88番・第90番、シェーンベルクの《管弦楽のための5つの小品》op.16、バルトークの《舞踊組曲》、トマス・アデスの歌劇《パウダー・ハー・フェイス》による3楽章組曲が各段階に配される。

審査委員長はグスタフ・マーラーの孫娘であるマリーナ・マーラー(Marina Mahler)が務める。バンベルク交響楽団首席指揮者のヤクブ・フルシャ(Jakub Hrůša)、作曲家・指揮者のトマス・アデス(Thomas Adès)らも審査員に名を連ねる。

全ラウンドは公式サイトでライブ配信され、決勝(7月1日〜3日)はmedici.tvでも視聴できる。日本の音楽ファンも大井の指揮をオンラインで視聴できる。大井の活動は公式サイトで確認できる。