第35回日本クラシック音楽コンクール・ピアノ部門の全国大会が、2025年12月3日(水)〜27日(土)にかけて開催され、各部門で入賞者が決定した。
全国47都道府県の予選を勝ち抜いたピアノ奏者が集結
当コンクールは全国で予選会を実施し、本選を経て全国大会へと進む3段階の審査形式を採用している。第35回となる今大会では、都内を中心とした各会場を舞台に高水準の演奏が披露された。
幼児女子・男子の部:男女ともに第2位が最高位に
幼児部門は男子の部、女子の部いずれも第1位が該当者なしとなり、女子の部は第2位のLao Yuet Yin、男子の部は第2位の田中颯が最高位となった。
小学校低学年女子・男子の部:男女ともに第2位が最高位に
小学校低学年の部でも男女ともに第1位は出ず、女子の部は岩田珠莉と高橋寿奈が第2位に、男子の部は鈴木煌が第2位を受賞した。
小学校中学年女子・男子の部:中学年女子の部でグランプリ選出
小学校中学年女子の部ではグランプリに畑美怜が選ばれ、続く第1位には熊谷歩実が入賞。中学年男子の部では第1位に齋藤響、渡邉謙大の2名が同時入賞する結果となった。
小学校高学年女子・男子の部:女子の部が全ての順位で受賞者を輩出
小学校高学年の部では女子の部で長谷生雅が第1位を獲得、第2位~5位も複数の受賞者が選出された。男子の部は小管一生が第1位入賞となったが、第2位の受賞者はなかった。
中学校女子・男子の部:女子は第3位が最高位、男子は第2位が最高位に
中学校の部では女子の部が第1位・第2位ともに該当者なしとなり、最高位の第3位に7名が選出された。男子の部は第1位は該当者なしで、最高位の第2位に伊藤大喜、三林飛鳥、高橋怜央の3名が並んだ。
高校女子・男子の部:男女ともに第2位が最高位に
女子の部は第1位が該当者なしで、第2位に水沼志帆、萩原麻理子の2名が入賞、男子の部も第1位の受賞者はなく、最高位の第2位に中山裕稀が入賞している。
大学の女子・男子の部:男子の部で第5位が最高位に
大学女子の部は第1位該当者なしで、第2位の先立有佐が最高位となった。大学男子の部は第1位〜第4位がすべて該当者なしとなり、第5位入賞者に佐藤政望、山﨑月音、上村昇馳、木戸研匠、小池晴が並んだ。
一般女子・男子の部:女子の部は第3位、男子の部は第4位が最高位に
一般女子の部は第1位・第2位が該当者なしで、第3位の笠井萌、藤井美沙季、水野由惟が最高位となった。一般男子の部は第1位〜第3位が該当者なし、第4位が最高位となり、千葉悠也、横山智一が入賞した。
おわりに
コンクールの結果はあくまで一つの目安に過ぎないが、何より重要なのは、その舞台に立つまでに重ねてきた努力である。どのような結果であっても、そこに至る過程で抱いた想いに丁寧に向き合うことが大切といえるだろう。
第35回日本クラシック音楽コンクールの全国大会はピアノ部門の結果発表をもって全日程を終了した。
結果の詳細は日本クラシック音楽コンクール公式サイトの入賞者一覧ページで公開されている。



