第26回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA【中学生部門】 金賞、ソリスト賞 佐藤日向さんにインタビュー!

佐藤日向さまインタビュー記事アイキャッチ

2025年1月15日(水)昭和音楽大学ユリホールにて行われた「第26回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA」中学生部門において金賞、ソリスト賞を受賞された佐藤さん。
今回は同コンクールや音楽コンクールに挑戦される方へ向け、お話を伺いました。


取材・文|編集部

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プロフィール

佐藤 日向 Instagram
神奈川県在住 / 中学2年生


0歳の時から音楽教室でリトミックを経験。
自宅にピアノがあり、身近な環境で音楽に親しむ。

趣味・特技
好きなこと:バレエや劇団四季の鑑賞。カフェ巡り。
バレエも習っていたため、踊ることも好き。

現在は、日比谷友妃子氏、後藤康孝氏、財満和音氏に師事。

受賞歴
第46回ピティナコンペティションD級 本選第1位、全国大会銅賞
第47回ピティナ・ピアノコンペティションE級 本選第1位、全国大会銀賞
第26回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA コンチェルトB部門 アジア大会 銅賞(金賞なし)
第26回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 中学生部門 アジア大会 金賞 ソリスト賞

2024年ショパン作曲ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21より1楽章、メンデルスゾーン作曲ピアノ協奏曲第1 ト短調 作品25をオーケストラと演奏。

ショパン国際ピアノコンクールin ASIAを終えて

ショパン国際ピアノコンクール 佐藤 日向

ーーコンクール、お疲れさまでした。コンクールを終えて今現在のお気持ちをお聞かせください。

佐藤
まずは、終わってほっとしました。まさか金賞をいただけるとは思っていなかったので、本当にびっくりしました。小さい頃から挑戦してきたこのコンクールのアジア大会で、初めて金賞をいただいた事は一生忘れません。

ーー練習をするにあたって、どのようなことに気を付けましたか?

佐藤
今回は、コンチェルトB部門も同時に受けていたので、時間配分に気をつけて練習しました。
私は、練習し始めると最初にやり始めた曲を長く練習してしまうので、毎日やる順番を変えてみたりと、計画を立てて練習をしました。

苦手な箇所については、ゆっくり練習したり、なるべく毎日触れるようにして苦手意識を無くすようにしました。
本番を想定して先生がホール練習を行なってくださり、ホールの響きを意識した練習ができた事もとても有り難かったです。

ーーコンクール準備期間にこころがけたことは何かありますか?

佐藤

地区予選を10月に受けました。曲は8月の最後の方から練習を始めました。
エチュードは、もう少し前から練習していました。

最初に曲を深めて地区予選を受けましたが、その後は他の曲も勉強しながら、煮詰まらないように気をつけました。
12月にまた地区予選の曲で本番があったので、またそこで仕上げをし直してみたら、新鮮な気持ちで向き合う事ができました。

ーーなぜこのコンクールに挑戦しようと思われましたか?

佐藤 日向

佐藤
最初のきっかけは、小学校1年生の時に先生から勧めていただいたことです。
このコンクールを受けるとショパンの曲が弾ける事と、他の方の演奏からショパンの音楽を知ることもできます。ショパンの曲のレパートリーを広げる意味でも挑戦しました。

ーー本番を迎えた当日のお気持ちをお聞かせください。

佐藤
本番当日の朝は、思っていたより緊張していませんでした。
でも、舞台袖に行く前から少しずつ実感が湧いてきて…緊張していました。

ただ、緊張しても良いから、周りを気にしすぎず練習の成果を出せるように頑張りました。

ーーショパン国際ピアノコンクールinASIAに挑戦する方へのメッセージをお願いします。

佐藤
You can do it!
緊張すると思いますが練習の成果を出せるように頑張ってください!

ーーー今後の目標などをお聞かせください。

佐藤
私の先生のように作曲家や音楽の知識についてなどたくさんの事を知っていて、その上で曲の魅力をより聴いてくださる方に伝えられるような音楽家になりたいです。

ショパンへの理解を深めると同時に音楽に対する深い愛情、練習内容や心構え、時間の使い方など、努力を積み重ね、小さい頃から挑戦してきたコンクールのアジア大会で初めての金賞を受賞された佐藤さん。謙虚さと真摯な姿勢にはとても心が温かくなりましたし、背筋が伸びる思いでした。お忙しいところ、ありがとうございました。今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

佐藤日向information

●2025年2月22日(土) 『第26回ショパン国際ピアノコンクールinASIAガラ・コンサート』
 会場:東邦音楽大学文教キャンパス 50周年記念館ホール

ショパン国際ピアノコンクールin ASIAのガラコンサートに出演させていただきます。
コンクールで演奏した曲とはまた別の曲に挑戦していて大変ですが、大好きな曲なので頑張って仕上げて演奏したいです。 佐藤日向

第26回ショパン国際ピアノコンクールinASIAの概要については下記をご覧ください。

第26回ショパン国際ピアノコンクールinASIAの結果については下記をご覧ください。