東アジア文化都市2023静岡県コア事業「第9回静岡国際オペラコンクール」

「第9回静岡国際オペラコンクール」

2023年10月28日(土)~11月5日(日)、アクトシティ浜松大ホール(浜松市中区)において、「第9回静岡国際オペラコンクール」が開催されます。

「静岡国際オペラコンクール」は、静岡県ゆかりのプリマドンナ三浦環をたたえ、没後50年にあたる1996年から3年ごとに開催しているコンクールです。今回はコロナ禍により予定されていた2020年から延期されたため、6年ぶり9回目の開催となります。同コンクールには世界各国から多数の応募があり、厳しい審査基準によりハイレベルな審査が行われます。今回は11カ国60名が登場します。

会場となる浜松市はヤマハやカワイ、ローランドといった世界に名だたる楽器メーカーが立地しており、『楽器の街』としても知られています。今回開催される静岡国際オペラコンクールのほかにも浜松国際ピアノコンクール、浜松世界青少年合唱祭など、さまざまな世界的・全国的な音楽事業が開催されています。

静岡県は今年、「東アジア文化都市」の開催都市として、1年を通じ、県内各地を自然豊かな「庭園(Garden)」のような「劇場(Theatre)」に見立て、音楽や演劇、文学、スポーツ、食、ファッション、芸能、温泉、花・庭、モビリティ、多文化共生など、幅広い分野にわたる日本文化の魅力を世界に発信しています。特に、9月から11月の3カ月間は「コア期間」として県内の各地域で核となる文化・交流事業を集中的に開催しており、同コンクールはコア事業の一つと位置付けています。

・概要

主催
静岡県、静岡県教育委員会、浜松市、静岡文化芸術大学、静岡国際オペラコンクール実行委員会

日時
第1次予選:2023年10月28日(土)~30日(月)13:30
第2次予選:2023年11月1日(水)~2日(木)13:30
本選、表彰式:2023年11月5日(日)13:30

場所
アクトシティ浜松(静岡県浜松市中区板屋町111-1)
JR浜松駅より徒歩約5分

チケット
第1次予選:一般自由(1階席)500円(各日)、学生自由(1階席)無料
第2次予選:一般自由(1階席)1,000円(各日)、学生自由(1階席)無料
本選:一般自由(1階席)3,000円、一般自由(3・4階席)1,500円、学生自由(3・4階席)500円

Webサイト
https://www.suac.ac.jp/opera/

指揮・オーケストラ(本選のみ) 指揮:高橋直史 オーケストラ 東京交響楽団

・静岡国際オペラコンクールについて

「静岡国際オペラコンクール」は、静岡県ゆかりのプリマドンナ三浦環をたたえ、没後50年にあたる1996年から、静岡県が3年ごとに開催しているコンクールです。声楽界における有能な人材を発掘することはもとより、広く音楽文化の発展を願うとともに、国際交流を通して内外との連携を深め、世界に広がる“しずおか文化”を創造することを目的としています。

このコンクールでは、世界各国からの多数の応募、そして厳しい審査基準により、大変ハイレベルな審査が行われます。特に第2次予選では、オペラの一役を自選し、全曲の中から指定された箇所を約20分間演奏して審査を受けます。これは世界でも数少ない審査方法で、出場者の発声技術や表現力はもとより、経験も問われる難度の高い内容で、本コンクールが「声楽」ではなく「オペラ」コンクールである所以でもあります。また、本選では東京交響楽団によるオーケストラとの共演により、壮大な演奏とともにファイナリストの熱演をお楽しみ頂けます。

1996年に第1回「国際オペラコンクール in SHIZUOKA」が開催され、その後1999年、2002年と3年ごとに回を重ね、2003年にはその実績が認められ声楽分野のコンクールではアジア初となる「国際音楽コンクール世界連盟」加盟が実現、これを機にコンクールの名称は「静岡国際オペラコンクール」と変更されました。2016年には世界遺産に登録された富士山の近くで開催されることを強調するため英語名称を「Mt. Fuji International Opera Competition of Shizuoka」に変更。本コンクールの入賞者は世界各国の名立たる劇場で活躍しています。3年ごとの開催で、第9回の開催は2020年に予定していましたが、世界的な感染症の流行により2023年に延期されています。

・東アジア文化都市2023 静岡県について

「東アジア文化都市」とは、2014年にスタートした、日本・中国・韓国で文化芸術による発展を目指す都市を選定し、東アジアの多様な文化の国際発信力を強化する事業です。10年目の節目を迎える2023年には、中国の成都市、梅州市、韓国の全州市の3都市とともに静岡県が選定されました。「東アジア文化都市2023静岡県」では2023年1月から、県独自のさまざまな文化芸術イベントを、一年間切れ目なく開催しており、日本の文化の代表都市として、静岡から日本文化の魅力を東アジア3カ国や世界に発信する役割を積極的に担う「文化首都」としての使命を果たしています。

また、今年は富士山の世界遺産登録が10周年を迎える年でもあります。1年を通じ、県内各地を自然豊かな「庭園(Garden)」のような「劇場(Theatre)」に見立て、ふじのくに⇆せかい演劇祭や静岡国際オペラコンクールといったイベントを実施するほか、スポーツ、食、茶文化、ファッション、芸能、温泉、花・庭など、幅広い分野にわたる日本文化の魅力を世界に発信しています。

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