2026年3月21日(土)、広島文化学園HBGホールで第49回全日本アンサンブルコンテストの本選が開かれた。全国11支部の代表77団体が中学生、大学、高等学校、職場・一般の4部門で演奏し、金賞35団体、銀賞33団体、銅賞9団体が決まった。出場数は中学生、高等学校、職場・一般が各22団体、大学が11団体で、出場した77団体すべてに審査結果が付された。
中学生の部の金賞団体
中学生の部で金賞を受けたのは、市川市立第七中学校、射水市立小杉中学校、活水中学校、中央区立日本橋中学校、徳之島町立亀津中学校、松山市立拓南中学校、さいたま市立土屋中学校、桑の華ウインドアンサンブル、日進市立日進西中学校、東松山市立松山中学校、鯖江市中央中学校の11団体だった。
高等学校の部の金賞団体
高等学校の部では、岡山学芸館高等学校、明誠学院高等学校、安城学園高等学校、埼玉栄高等学校、八王子学園八王子高等学校、ノースアジア大学明桜高等学校、習志野市立習志野高等学校、旭川明成高等学校、尼崎市立尼崎高等学校が金賞に入った。
大学の部の金賞団体
大学の部の金賞団体は、山口大学文化会吹奏楽部、東海大学吹奏楽研究会、福岡工業大学吹奏楽団、愛知教育大学吹奏楽団、龍谷大学吹奏楽部の5団体である。
職場・一般の部の金賞団体
職場・一般の部では、祇園ウィンドアンサンブル、リヒト吹奏楽団、伊奈学園OB吹奏楽団、創価グロリア吹奏楽団、防府吹奏楽団、川金アンサンブルリベルテ吹奏楽団、創価学会関西吹奏楽団、アンサンブル・ラフォーリア、Korensia Wind Ensemble、光ウィンドオーケストラの10団体が金賞を受けた。
h大会ハイライト
中学生の部が最多11金、全4部門に見せ場
金賞数は中学生の部が11団体で最も多く、職場・一般の部が10団体、高等学校の部が9団体、大学の部が5団体で続いた。中学生の部は22団体のうち半数が金賞に届き、最も厚みのある結果となった一方、他の3部門も複数の金賞団体を送り出しており、本選全体として見どころが分散した大会だったといえそうだ。
金管八重奏が最多、打楽器系編成の広がりも鮮明に
出場77団体の編成では、金管八重奏が15団体で最多となった。これに木管八重奏とサックス四重奏が各8団体で続き、全国大会でも定番編成の強さが際立った。あわせて、打楽器八重奏7団体、打楽器三重奏3団体、打楽器七重奏2団体、打楽器五重奏1団体と、打楽器系だけで計13団体に達しており、編成の多様化も印象を残している。
中国支部が金賞数最多、11支部すべてが金賞を確保
支部別に金賞団体を集計すると、中国支部が6団体で最多となり、東京都支部と西関東支部が各5団体、東関東支部と九州支部が各4団体で続いた。さらに関西支部と東海支部は各3団体、北陸支部は2団体、北海道、東北、四国もそれぞれ金賞団体を出している。全11支部が金賞を確保したことで、勢力図が一極集中しなかった点も今大会の特徴になった。
楽曲面では「ザ・ウェーブ」系作品に注目が集まった
本選前の出場団体分析では、安倍圭子の「ザ・ウェーブ」系作品が計5団体に選ばれ、楽曲面でも一定の傾向がみられた。最多演奏曲は「ザ・ウェーブ インプレッションズ ~ソロ・マリンバと2人の打楽器奏者のための~」で3団体が取り上げ、関連作の「マリンバ・コンチェルティーノ『ザ・ウェーブ』 ~ソロマリンバと4人の打楽器奏者のための~」も2団体が演奏した。編成の広がりとあわせて、打楽器作品への関心の高さもうかがえる。
おわりに
中学生から職場・一般まで、多彩な編成と演奏がそろった今回の本選は、各支部の実力があらためて浮かび上がる舞台となった。結果の詳細については、こちらで確認できる。



