第19回声楽アンサンブルコンテスト全国大会の本選が、2026年3月22日(日)、ふくしん夢の音楽堂で開催された。総合第1位は清泉女学院高等学校音楽部、第2位は豊田市少年少女合唱団 グレイス、第3位はSopra il fiumeとなった。
予選を勝ち抜いた金賞受賞校が集結
今大会の出場規模は中学生44団体、高等学校45団体、小学生・ジュニア5団体、一般38団体の計132団体。全国各地の学校・団体が集まり、一般部門には海外をまたぐ編成の団体も登場。部門別で選ばれた16団体が2026年3月22日(日)の本選に進み、世代や所属の違いを越えて総合順位を争う構図が大会全体の大きな見どころになった。
4部門制が生む比較の面白さ
今大会の特徴は、年齢層と編成の異なる4部門を並走させながら、最後に本選で一つの土俵へ集約する設計にある。小学生・ジュニア部門は5団体中1団体が金賞、中学生・高等学校・一般の3部門はそれぞれ5団体ずつが金賞となり、本選進出数は計16団体。部門内の競争と、部門を超えた評価の両方を一度に可視化する仕組みが、全国大会としての輪郭を浮かび上がらせた。
オンライン視聴導線まで含めて開かれた大会
会場外から追える導線が明確だった点も、今年の特色といえる。演奏本編はツイキャスで有料配信され、中学生部門・高等学校部門・3日目配信はいずれも1,800円、本選は2,200円で案内された。一方、表彰式はYouTubeで無料公開され、本選表彰式もライブ配信で確認できた。結果速報だけでなく、視聴のしやすさまで整えた運営が大会の裾野を広げた。
大会のハイライト
受賞団体を年齢層の低い順に見ると、小学生・ジュニア部門の最上位は北上市立黒沢尻北小学校合唱部、中学生部門の首位は福井市明道中学校、高等学校部門の最上位は清泉女学院高等学校音楽部、一般部門のトップは豊田市少年少女合唱団 グレイスだった。
本選ではその流れの中から清泉女学院高等学校音楽部が抜け出し、一般部門上位勢も2位と3位に入り、部門横断の競争の濃さを示した。
第19回声楽アンサンブルコンテスト全国大会 本選受賞団体一覧
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順位・賞 |
団体名 |
県名 |
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第1位 文部科学大臣賞 |
清泉女学院高等学校音楽部 |
神奈川県 |
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第2位 福島県知事賞 |
豊田市少年少女合唱団 |
愛知県 |
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第3位 福島市長賞 |
Sopra il fiume |
埼玉県 |
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第4位 福島県教育委員会教育長賞 |
香芝市立香芝東中学校合唱部 |
奈良県 |
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第5位 |
倉敷少年少女合唱団 |
岡山県 |
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入賞 |
福井市明道中学校 |
福井県 |
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入賞 |
清泉女学院中学校音楽部 |
神奈川県 |
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入賞 |
季の音 |
福島県 |
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入賞 |
TALA VOCAL ENSEMBLE |
台湾・インドネシア |
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入賞 |
八千代松陰高等学校合唱部 |
千葉県 |
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入賞 |
青森県立八戸東高等学校音楽部 |
青森県 |
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入賞 |
国府台女子学院中学部合唱部 |
千葉県 |
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入賞 |
福島県立郡山高等学校合唱団 |
福島県 |
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入賞 |
日本大学東北高等学校合唱団 |
福島県 |
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入賞 |
郡山市立郡山第一中学校合唱部 |
福島県 |
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入賞 |
北上市立黒沢尻北小学校合唱部 |
岩手県 |
おわりに
本選上位3団体は高等学校1団体、一般2団体という並びになり、4部門制の厚みが最終結果にも反映された。地元福島勢では一般部門4位の季の音が本選8位に入り、開催地ならではの存在感も残している。部門別結果、本選順位、配信アーカイブ、無料の表彰式映像まで同時に確認できる今年の大会は、速報性と検証性をあわせ持つ全国大会として記憶されそうだ。



