第27回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA コンチェルト部門アジア大会が、2026年1月11日から15日にかけて実施されました。 11日のI・AA・AB部門を皮切りに、13日にB部門、最終日の15日にはC部門の審査がそれぞれ行われ、全国大会を勝ち抜いた精鋭50名がその腕を競った。
各部門ではショパンの協奏曲をはじめ、日本人作曲家による子ども向けコンチェルトなど多彩な課題曲が披露され、計36名が入賞を果たしている。
コンチェルトI部門:2名が金賞受賞
コンチェルトI部門(申込22名)では11名が入賞。金賞には、越部信義作曲「通りゃんせ」を演奏した山本 紗瑛と、同氏作曲の「追憶」を演奏した五味渕 健心の2名が選出された。
金賞: 山本 紗瑛、五味渕 健心
銀賞: 木村 莉彩、光安 希奈、中込 茉花
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コンチェルトAA部門:3名が金賞受賞
コンチェルトAA部門(申込9名)では、参加者全員が入賞するという快挙を成し遂げた。
金賞には、コワロフスキ作曲「子どものピアノ協奏曲第1番『かっこうの鳴き声』」を演奏した山田瑛介と、加藤豊作曲「子どものためのコンチェルト『ロマンティコ』」を演奏した木暮凛音、小森昭宏作曲「ピアノ小協奏曲『リスの家族』」を演奏した柴谷花香の3名同時受賞となった。
金賞: 山田 瑛介、木暮 凛音、柴谷 花香
銀賞: 林 柚花、村松 未來
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コンチェルトAB部門:大須賀櫻子が金賞獲得
コンチェルトAB部門(申込4名)も、全員が入賞を果たした。
金賞にはグレツキ作曲「若きショパン風ピアノ協奏曲第2番」を熱演した大須賀 櫻子が輝き、銀賞にはLiu Angelica Tが選ばれた。
金賞: 大須賀 櫻子
銀賞: Liu Angelica T
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コンチェルトB部門:2名が金賞受賞
コンチェルトB部門(申込9名)からは6名が入賞。ショパン作曲「ピアノ協奏曲第1番」を演奏した入江 紗良と、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を演奏した上坂 琉人が金賞を獲得した。
金賞: 入江 紗良、上坂 琉人
銀賞: 石本 大斗
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コンチェルトC部門:松下日花里が金賞受賞
コンチェルトC部門(申込6名)も全員入賞の結果となった。ショパンの「ピアノ協奏曲第2番(全楽章)」を披露した松下 日花里が金賞を受賞。銀賞にはJiang PeiHengが選出されている。
金賞: 松下 日花里
銀賞: Jiang PeiHeng
銅賞: 上野 真由香、深田 真央
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部門別の特徴と傾向
・今回のアジア大会では、コンチェルトI部門が最多22名の申込を集めたが、入賞者は11名と50%の入賞率となり厳しい審査が行われた。一方、コンチェルトAA部門、AB部門、C部門は全員入賞という快挙を達成し、全国大会を勝ち抜いた参加者全員が高い評価を得た。
・課題曲の傾向では、コンチェルトI部門とAA部門で日本人作曲家による子ども向けコンチェルト作品が多く選択された。一方、B部門とC部門ではショパンの協奏曲第1番・第2番が主流となり、より本格的なレパートリーが求められた。
・金賞受賞者数では、全員入賞を果たしたAA部門の3名が最多。I部門とB部門からも2名ずつが選出され、各部門でハイレベルな競演が繰り広げられた。
他部門のアジア大会は継続中
コンチェルト部門のアジア大会は全日程が終了したが、他のソロ部門・ショパニスト部門のアジア大会は今後も続く。1月17日(土)にはショパニストA・B部門、1月18日(日)には中学生部門、1月19日(月)には大学生部門のアジア大会が開催される予定だ。全ての結果の詳細は、ショパン国際ピアノコンクールinASIA公式サイトで公開されている。




