第73回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の職場・一般の部が2025年10月26日、新潟市のりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館で開催され、全26団体による熱戦の結果、計12団体が金賞に輝いた。
前半はブリヂストン、創価、西宮など5団体が栄冠
前半の部には13団体が出場。金賞を獲得したのは、ブリヂストン吹奏楽団久留米(福岡)、西宮市吹奏楽団(兵庫)、川越奏和奏友会吹奏楽団(埼玉)、創価グロリア吹奏楽団(東京)、名取交響吹奏楽団(宮城)の5団体となった。
銀賞はNisshin Wind Orchestra(愛知)、開智アカデミックウインドオーケストラ(千葉)、春日市民吹奏楽団(福岡)、大曲吹奏楽団(秋田)、百萬石ウィンドオーケストラ(石川)の5団体。銅賞は藤原大征とゆかいな音楽仲間たち(愛媛)、滝川吹奏楽団(北海道)、NTT西日本中国吹奏楽クラブ(広島)の3団体が受賞した。
後半は祇園、横浜、札幌ブラスなど7団体が金賞
後半の部には13団体が出場し、前半を上回る7団体が金賞を獲得する激戦となった。金賞に選ばれたのは、祇園ウィンドアンサンブル(広島)、横浜ブラスオルケスター(神奈川)、東京隆生吹奏楽団(東京)、光ウィンドオーケストラ(千葉)、西区市民吹奏楽団(福岡)、札幌ブラスバンド(北海道)、川金アンサンブルリベルテ吹奏楽団(埼玉)。
銀賞は秋田吹奏楽団(秋田)、大津シンフォニックバンド(滋賀)、尼崎市吹奏楽団(兵庫)の3団体。銅賞は鯖江市ソノーレ・ウィンドアンサンブル(福井)、高松市民吹奏楽団(香川)、安城ブラスオルケスター(愛知)の3団体が受賞した。
全国11支部から選抜された26団体が競演
今大会には、北海道、東北、関東(東京都・東関東・西関東)、北陸、東海、関西、中国、四国、九州の全国9支部から選抜された精鋭26団体が出場。職場の部と一般の部が統合された部門として、企業吹奏楽団から市民バンドまで、多様な編成の団体が技術と音楽性を競い合った。
前半・後半合わせて金賞12団体、銀賞8団体、銅賞6団体という結果となり、各団体の1年間の研鑽の成果が発揮された大会となった。
銀賞・銅賞含め全結果が出揃う
職場・一般の部は、中学生の部、高校の部、大学の部に続く全日本吹奏楽コンクールの最終部門。10月18日から栃木県宇都宮市で中学生の部・高校の部が、10月25日から新潟市で大学の部・職場一般の部が開催され、この日の職場・一般の部をもって第73回大会のすべての部門の審査結果が確定した。
全国各地から集まった吹奏楽愛好者たちの熱演は、新潟の会場を大いに沸かせ、2025年度全日本吹奏楽コンクールは盛況のうちに幕を閉じた。


