【全日本吹奏楽コンクール2025】中学生の部・金賞11団体が決定

【全日本吹奏楽コンクール2025】中学生の部・金賞11団体が決定:ニュース

第73回全日本吹奏楽コンクール中学生の部が10月18日、宇都宮市文化会館で開催された。
全国11支部の代表30団体が前半・後半の2部に分かれて出場し、合計11団体が金賞、12団体が銀賞、7団体が銅賞を獲得した。
全国トップレベルの中学生バンドが集結し、1日を通じて熱のこもった演奏が繰り広げられた。

前半7団体、後半4団体の計11校が金賞受賞

中学生の部では前半の部で7団体、後半の部で4団体の計11団体が金賞を受賞した。

前半の部では大阪市立梅香中学校、加古川市立中部中学校・浜の宮中学校、福岡県立門司学園中学校、旭川市立永山南中学校、松戸市立小金中学校、さいたま市立土屋中学校、桑の華ウインドアンサンブルが金賞を獲得。

後半の部では柏市立酒井根中学校、生駒市立生駒中学校、相模原市立田名中学校、小平市立小平第三中学校の4団体が栄冠を手にした。前半・後半合わせて約37%の団体が金賞を受賞する結果となり、高い演奏レベルが評価された。

関西勢が金賞4団体で最多、東関東勢3団体も健闘

支部別の金賞受賞数では東関東支部と関西支部がそれぞれ3団体で最多となった。

東関東支部からは前半の部で松戸市立小金中学校、後半の部で柏市立酒井根中学校と相模原市立田名中学校が金賞を獲得。千葉県勢2校と神奈川県勢1校が揃って栄冠を手にした。

関西支部からも3団体が金賞を受賞。前半の部で大阪市立梅香中学校と加古川市立中部中学校・浜の宮中学校の2団体、後半の部で生駒市立生駒中学校が金賞を獲得し、関西支部の安定した演奏力の高さが改めて証明された。

柏市立酒井根中、生駒市立生駒中が後半で栄冠

後半の部では千葉県代表の柏市立酒井根中学校が7番目の演奏で金賞を獲得。全国大会常連校として安定した実力を発揮した。

奈良県代表の生駒市立生駒中学校は9番目の演奏で金賞を受賞。関西支部から後半の部で唯一の金賞となり、地域の期待に応えた。

相模原市立田名中、小平市立小平第三中も金賞

神奈川県代表の相模原市立田名中学校が10番目の演奏で金賞を獲得。東関東支部から後半の部で2団体目の金賞となった。

東京都代表の小平市立小平第三中学校は3番目の演奏で金賞を受賞。東京都勢として後半の部で存在感を示した。

出雲市立第一中は銅賞、強豪校も明暗分かれる

後半の部では全国大会常連校の明暗が分かれる結果となった。島根県代表の出雲市立第一中学校は5番目の演奏で銅賞にとどまった。過去の実績からも注目を集めていた強豪校だが、今回は金賞獲得には至らなかった。

銀賞には岩手県代表の北上市立上野中学校、宮城県代表の仙台市立向陽台中学校、大阪府代表の大阪市立鯰江中学校、秋田県代表の秋田市立山王中学校など12団体が入賞。銅賞は出雲市立第一中学校のほか、熊本県代表の天草市立本渡中学校、福岡県代表の福岡市立城南中学校など7団体となった。

全日本吹奏楽コンクールは明日19日に高等学校の部が同会場で開催され、30団体が全国の頂点を目指して演奏を披露する。25日には新潟市で大学の部、26日には職場・一般の部が行われ、各部門の熱戦が続く。