香川県高松市のサンポートホール高松で2月10日(火)から開催されている第6回高松国際ピアノコンクールは、2月14日(土)・15日(日)の2日間にわたる2次予選を終え、15日夜に3次予選進出者10名が発表された。日本からは小野寺拓真(20歳)と稲積陽菜(22歳)の2名が3次予選進出を決めた。
4年に1度開催される同コンクールは、今回が6回目。世界36の国と地域から過去最多となる360名の応募があり、2025年9月16日(月)~21日(土)の予備審査で54名に絞り込まれた。1次予選(2月10日~12日)には辞退者を除く45名が出場し、そこから20名が選ばれ、2次予選でさらに半数の10名へと絞り込まれた。
日本勢2名が3次予選進出を決める
2次予選は、モーツァルトのソナタから1曲とロマン派作品の自由曲で構成される45分のステージ。日本からエントリーした9名のうち、小野寺拓真と稲積陽菜の2名が通過した。
小野寺は2005年生まれで現在ドイツ・ロストック音楽・演劇大学に在学中。全日本学生音楽コンクール小学校の部第1位の実績を持ち、幼少期からイタリア、アメリカ、ロシアなどで演奏活動を行ってきた。2次予選ではショパンの小品を中心とした起伏に富んだプログラムで聴衆を魅了した。
稲積は2003年生まれで桐朋学園大学音楽学部に特待生として在籍。2017年にはJugend musiziertより招待されドイツ6都市でのコンサートに出演した経験を持つ。2次予選ではシューマンの幻想曲を情感豊かに披露し、通過を決めた。
10名が本選出場をかけて3次予選へ
3次予選に進出した10名は、韓国から19歳のパク・ヘリム、21歳のヨ・ユンジ、25歳のキム・ジョンファン、29歳のハ・ギュテの4名。中国からは24歳のグゥオ・イーミン、31歳のマー・カーの2名。ウクライナから21歳のロマン・フェディウルコ、アメリカから26歳のエリザベス・ツァイがそれぞれ選ばれている。
最年少はパク・ヘリムの19歳、最年長はマー・カーの31歳で、年齢層は12歳の幅がある。国籍別では韓国が4名と最多で、日本と中国が各2名、ウクライナとアメリカが各1名という構成だ。
1次予選から2次予選への通過率は44.4%(45名中20名)だったのに対し、2次から3次への通過率は50%(20名中10名)と、より厳しい選考が行われた形となった。
桑原ゆう委嘱作品が3次予選で初披露
3次予選は2月17日(火)・18日(水)の2日間にわたって行われる。課題曲は、ベートーヴェンの指定ソナタ7曲から1曲、コンクール委嘱作品、そして室内楽課題としてピアノ四重奏曲(シューマン、ブラームス、サン=サーンスから選択)の3つで構成され、最大5名が本選(2月21日・22日)へ進出する。
YouTube公式チャンネルで無料配信中
同コンクールの全審査は公式YouTubeチャンネル「高松国際ピアノコンクール」で無料配信されている。3次予選は17日が14:00開始(13:30開場)、18日が13:15開始(12:45開場)での実施予定。配信では審査の様子をリアルタイムで視聴できるほか、過去の審査のアーカイブも公開中だ。
詳細なスケジュールや出場者情報は、第6回高松国際ピアノコンクール公式サイトで確認できる。



