第35回日本クラシック音楽コンクール金管楽器5部門の全国大会が2025年12月4日（木）、5日（金）、8日（月）の3日間に東京都葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズ アイリスホールで開催された。トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、テューバの5部門で、幼児から一般まで各カテゴリの審査が行われ、全国から勝ち抜いた出場者が演奏技術を競った。
ユーフォニアム小学校高学年の部、栗原 陽斗が第2位入賞
小学校高学年の部では第2位に栗原 陽斗（埼玉県川越市立中央小学校5年）が入賞、高校の部では髙木美優花（千葉県立小金高3年）が第3位に入賞している。
ユーフォニアム部門の結果の詳細は公式サイト入賞者一覧にて公開されている。
テューバ高校の部、二俣心美が第1位の栄冠
中学校の部で鳥居照史（東海大学付属相模高中等部2年）が第3位に入賞し、高校の部では二俣心美（鹿児島県立松陽高2年）が第1位を獲得、林奏汰（尼崎市立尼崎双星高卒）が第2位に続いた。また、一般の部で大和田怜（福島県立磐城高卒）、佐藤陽輝（富山大卒）が第3位に入賞している。
テューバ部門の結果の詳細は公式サイト入賞者一覧にて公開されている。
ホルン高校の部、三浦光士郎が第3位入賞
幼児～一般の部まで第1位、第2位の入賞者はなし、高校の部で三浦光士郎（鹿児島県立鶴丸高2年）が第3位に入賞し、一般の部でも山口亜希菜（洗足学園音大卒）が第3位に入った。
ホルン部門の結果の詳細は公式サイト入賞者一覧にて公開されている。
トロンボーン高校の部、萩𠩤元喜が第2位獲得
高校の部では萩𠩤元喜（東京都立文京高卒）が第2位を獲得。大学の部では小坂雄生（尚美ミュージックカレッジ専門学校）が第3位入賞、一般の部でも内田樹（大阪音大短大部専攻科修了）が第3位に入賞している。
トロンボーン部門の結果の詳細は公式サイト入賞者一覧にて公開されている。
トランペット中学校の部、木村理一が第1位に輝く
小学校中学年の部では第3位に森慶司郎（Tokyo international public school4年）が入賞、高学年の部では高橋祐之介（名古屋国際学園5年）が第2位に入賞した。中学校の部では木村理一（七飯町立七飯中3年）が第1位を獲得した。
高校の部では芳村優歌（東京音大付属高3年）が第2位に入賞。第1位該当者はなく、芳村が最高位となった。
トランペット部門の結果の詳細は公式サイト入賞者一覧にて公開されている。
本大会のハイライト
金管楽器各部門の特徴として、5部門の中ではトランペット中学校の部とテューバ高校の部で第1位受賞者が出たことが挙げられる。他の多くのカテゴリでは第1位該当者なし、あるいは第2位以下からの入賞となり、審査基準の高さがうかがえる結果となった。
地域別では鹿児島県勢が複数部門で上位入賞を果たし、北海道、東北地方からも入賞者が出るなど、全国各地から実力者が集まった。音楽大学付属高校の生徒も複数入賞しており、専門教育を受けた生徒の活躍が目立っている。
結果の詳細は日本クラシック音楽協会の公式サイトで公開されている。
