第31回宮日音楽コンクール(宮崎日日新聞社主催、同コンクール運営委主管、宮崎銀行、UMKテレビ宮崎特別協賛)の本選が11月22日(土)・23日(日)の2日間、宮崎市のメディキット県民文化センター・アイザックスターンホールで開催され、ピアノ部門と声楽部門から2名のグランプリ受賞者が誕生した。
5部門84名が本選出場
本選には、予選を勝ち抜いた84名が5部門に分かれて演奏に臨んだ。22日(土)には管楽器、打楽器、弦楽器、声楽の4部門が行われ、23日(日)にはピアノ部門の演奏が実施され、小学生から一般まで幅広い世代の出場者が技術と表現力を競い合った。
グランプリはピアノ・松浦侑平、声楽・恒吉季実
各部門の最優秀賞受賞者の中から選ばれるグランプリ(宮崎日日新聞社賞)は、ピアノ部門・大学の部で東京芸術大学2年の松浦侑平、声楽部門・一般の部で東京都の恒吉季実の2名が受賞し、打楽器部門のグランプリは該当者なしとなった。
若手演奏家がジュニア特別賞を受賞
今回のコンクールでは、将来有望な若手演奏家がジュニア特別賞を受賞した。UMKジュニア特別賞(声楽部門)を受賞したのは、宮崎学園中学校3年の黒木奏音だ。
同賞はUMKテレビ宮崎の協力により、声楽部門の中学生・高校生で審査員より特に推挙があった者に授与される。黒木氏は中学生ながら最優秀賞も同時受賞した。
また、みやぎんジュニア特別賞は宮崎銀行の協力により、中学生以下で審査員より特に推挙があった者に授与される賞で、今回は以下の3名が受賞した。
ピアノ部門:田中豊悠(都城泉ヶ丘高付属中2年)
弦楽器部門:深見亮太(熊本・出水中1年・ヴァイオリン)
管楽器部門:横尾舞音(福岡・宮竹中3年・フルート)
小学生から一般まで各部門で最優秀賞決定
本選では、各部門で「最優秀賞」「優秀賞」「優良賞」「入選」が授与された。最優秀賞受賞者は以下の通りである。
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部門 |
部 |
受賞者名(楽器名) |
所属 |
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ピアノ |
小学A |
中井絢心 |
長田小2年 |
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小学B |
恒吉さや |
都城・西小3年 |
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小学C |
斎藤友莉奈 / 永江柚希 |
宮崎大付属小6年 / 妻北小6年 |
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中学 |
田中豊悠 |
都城泉ヶ丘高付属中2年 |
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高校 |
福元木花 |
東京・桐朋女子高1年 |
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大学 |
松浦侑平 |
東京芸術大2年 |
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声楽 |
中学 |
黒木奏音 |
宮崎学園中3年 |
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大学 |
稲田昊 |
宮崎大1年 |
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一般 |
恒吉季実 |
東京都 |
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弦楽器 |
中学 |
深見亮太(ヴァイオリン) |
熊本・出水中1年 |
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管楽器 |
中学 |
横尾舞音(フルート) |
福岡・宮竹中3年 |
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高校 |
久保成美(フルート) |
宮崎南高1年 |
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大学 |
厚東仁菜(ホルン) |
東京芸術大3年 |
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一般 |
白石和愛(フルート) |
大分県 |
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打楽器 |
高校 |
圖師啓太(スネアドラム) |
宮崎大宮高1年 |
宮崎銀行・UMKテレビ宮崎が特別協賛
同コンクールは小学生以上を対象に、優れた演奏家を発掘・育成するとともに、音楽文化の振興に寄与することを目的として開催されている。今回で31回目を迎え、宮崎銀行とUMKテレビ宮崎が特別協賛として大会運営を支援している。
24日の表彰式で受賞者が記念演奏披露
11月24日(月・祝)午後1時から同会場で表彰式が行われ、グランプリ・特別賞受賞者による記念演奏が披露される。入場は無料で、地域の音楽ファンに若き才能の演奏を披露する機会となる。
本選の審査結果は宮日音楽コンクール特設ホームページおよび翌日付の宮崎日日新聞紙上で発表されている。

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