2025年11月14日(金)から16日(日)の3日間にわたり、「ブルグミュラーコンクール2025 神戸ファイナル」が神戸市産業振興センター ハーバーホールで開催された。幼児から大人まで全10部門で審査が行われ、金賞40名を含む多数の受賞者が決定した。
近畿圏の予選通過者が集結
今回の神戸ファイナルは、金曜日から日曜日までの3日間という日程で実施され、近畿圏の神戸、宝塚、明石、甲子園、新西宮、西宮、北神、加東など、多岐にわたる地区大会を勝ち抜いた200名を超える出場者が集結し、技術と表現力を競い合った。
各部門の参加人数は、小学1・2年A部門で58名、小学3・4年A部門で67名が出場するなど、高い関心が示され、会場は3日間にわたって熱気に包まれた。
小学1・2年A部門は金賞7名、最多受賞部門に
今回のファイナルでは、小学1・2年A部門と小学3・4年A部門が金賞7名で最多となり、低・中学年のレベルの高さが際立った。
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部門 |
金賞受賞者数 |
受賞者(代表地区名) |
奨励賞受賞ライン |
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小学1・2年A |
7名 |
原悠透(西宮)、垣内陽葵(宝塚)、川上道(神戸)、魚谷湊斗(宝塚)、楠野愛子(西宮)、辻梨乃(神戸)、大畑愛(新西宮) |
8.70点 |
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小学3・4年A |
7名 |
清水優衣(明石)、宇都宮湧(明石)、岩本莉穂(宝塚)、森本悠義(宝塚)、野田いちか(北神)、古畑芽生(神戸)、関杏海(甲子園) |
8.58点 |
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小学5・6年A |
5名 |
川西美伶(宝塚)、真野愛弓(神戸)、小林彩世(宝塚)、井野陽翔(加東)、宮武江舞(神戸) |
– |
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小学1・2年B |
5名 |
安田貴穂子(宝塚)、兼田小蒔(甲子園)、宮部櫻子(西宮)、堀陽翔(神戸)、上田陸斗(宝塚) |
8.68点 |
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幼児 |
4名 |
高橋りさ(神戸)、合田玲央奈(明石)、李弥柔(宝塚)、本田優真(神戸) |
8.70点 |
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小学3・4年B |
4名 |
近藤愛那(新西宮)、谷口悠介(神戸)、荒川千咲(西宮)、丸田航佑(北神) |
8.76点 |
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小学5・6年B |
3名 |
森川莉子(加東)、南田茉奈(甲子園)、井上優衣奈(西宮) |
8.80点(最高) |
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中学 |
2名 |
小濱瑛音(北神)、菊原優真(明石) |
8.60点 |
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大人 |
2名 |
萬綾子(新西宮)、山鳥真理(西宮) |
– |
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高校 |
1名 |
今井優花(西宮) |
– |
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合計 |
40名 |
– |
– |
各部門の状況と結果
- 小学5・6年B部門の奨励賞受賞ラインは8.80点と、全部門中最も高い水準を記録し、ハイレベルな競争を示した。
- 上級部門では、中学部門で小濱瑛音、菊原優真の2名が、高校部門で今井優花が金賞を受賞した。高度な技術と音楽性が求められる部門での受賞は、長年の研鑽の成果を証明するものだ。
- 「何歳からでも挑戦できる」特徴を示す大人部門でも、萬綾子と山鳥真理の2名が金賞を獲得した。
- 今回のファイナルでは、金賞40名に加えて銀賞33名、銅賞34名、奨励賞37名が選ばれ、合計144名の受賞者が誕生した。これは、参加者全体のレベルの高さを示している。
日頃のレッスンで使用するブルグミュラーの作品を中心に学ぶ同コンクールで受賞を果たした参加者たちは、今後の音楽活動においても大きな自信を得たことだろう。
受賞者の詳細な結果は、ブルグミュラーコンクール公式サイトの審査結果ページで確認できる。


