第23回ありあけジュニアピアノコンクール本選結果

第23回ありあけジュニアピアノコンクール本選結果:ニュース

第23回ありあけジュニアピアノコンクール本選が11月3日(月・祝)、福岡県大牟田市の大牟田文化会館小ホールで開催され、福岡教育大学附属福岡中学校2年の徳留璃さんがグランプリを受賞した。

福岡教育大学附属福岡中2年の徳留璃さんがグランプリ

中学生の部1位を獲得した徳留璃さんは、グランプリという最高賞も同時に受賞した。グランプリ受賞者には、平成18年度の第4回大会から特典として室内楽との共演コンサートの機会が提供されており、徳留さんはプレミアムアンサンブルコンサートでの演奏機会を得ることとなる。

準グランプリは福岡第一高3年の竹田夏音さん

高校生の部1位に輝いた竹田夏音さんが準グランプリを受賞した。竹田さんは福岡第一高等学校音楽科に在籍する3年生で、高校生活の集大成となる演奏を披露し、審査員から高い評価を獲得した。

西日本新聞社賞は若園小6年の田村龍之介さんが受賞

小学5・6年生の部で1位を獲得した田村龍之介さんは、西日本新聞社賞にも選出された。田村さんは若園小学校に通う6年生で、小学生ながら高い技術と豊かな表現力を兼ね備えた演奏を披露した。

小学生から高校生まで53名が熱演を繰り広げた本選

当日は小学生から高校生までの若きピアニストたち53名が本選に出場し、グランプリをかけて熱い演奏を繰り広げた。

部門別では、小学3・4年生の部1位に趙梓琪さん(照葉北小学校3年)、小学5・6年生の部1位に田村龍之介さん、中学生の部1位に徳留璃さん、高校生の部1位に竹田夏音さんが選ばれた。

また、審査員特別賞には21名が選出され、福岡県内のみならず、大分県、熊本県、長崎県、鹿児島県からの出場者も受賞するなど、九州全域から集まった才能が競い合う舞台となった。

詳細な審査結果は、大牟田文化会館の公式ウェブサイトで公開されている。

11月3日に大牟田文化会館で開催、全入賞者を発表

コンクールは午前9時に開場、9時30分開演で行われ、入場無料で一般に公開された。審査には、ピアニストの赤松林太郎氏(大阪音楽大学准教授)、岡田敦子氏(東京音楽大学客員教授)、堺康馬氏(武蔵野音楽大学非常勤講師)、横山幸雄氏(エリザベト音楽大学客員教授)の4名が参加し、若き才能を評価した。

ありあけジュニアピアノコンクールは、昭和52年2月に『筑後音楽コンクール』として開始し、名称変更等を経て現在まで約48年続く育成型音楽コンクール。課題曲1曲+自由曲1曲を演奏、高いレベルを目指すAコースと、課題曲1曲のみ、または自由曲1曲のみで比較的気軽にチャレンジできるBコースに分かれている。

Bコースは8月9日に本選が終了しており、こちらも詳細な審査結果は、大牟田文化会館の公式ウェブサイトで公開されている。