- 2025年7月24日締切
日本音楽コンクールは、実力ある音楽家の推薦と楽壇レベルの向上を目的とした、毎日新聞社とNHKが主催するコンクールです。通称は「音コン」。国内有数のハイレベルさで知られ、若手音楽家にとっては活躍の場を一気に広げるための登竜門となっています。
本大会の前身は、1932年からはじまった「音楽コンクール」。第二次大戦中も「音楽顕奨」の名で敢行され、戦後には権威と伝統のあるコンクールとして定着していきました。
その後、1982年から「日本音楽コンクール」に名称が変更され今に至っています。
現在も各方面で活躍している演奏家や作曲家を多数輩出しています。
作曲、声楽、ピアノ、ヴァイオリン部門は毎年開催され、フルート、オーボエ、チェロ、ホルン、クラリネット、トランペット部門は3年に1度開催されています。
部門
●作曲部門(室内楽曲)
●声楽部門(オペラ・アリア)
●ピアノ部門
●ヴァイオリン部門
●オーボエ部門
●フルート部門
歴代入賞者
表彰内容
賞
予選を通過し、本選に参加した者 |
審査員署名の賞状 |
本選において第1位、第2位、第3位、第4位、第5位を得た入賞者 |
審査員署名の賞状及び下記賞金 【第1位】60万円 【第2位】30万円 【第3位】15万円 【第4位】5万円 【第5位】3万円 |
増沢賞 |
コンクール委員会によって推挙された1名 演奏部門の入賞者の中から最も印象的な演奏に賞状と金30万円贈呈 |
野村賞 |
ピアノ部門本選出場者の最優秀者に賞状と金30万円を贈呈 |
寄託賞
作曲部門 |
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明治安田賞 |
公益財団法人明治安田クオリティオブライフ文化財団から最優秀者に賞状と金50万円贈呈 |
三善賞 |
三善晃氏の遺志により、最優秀者に賞状贈呈 |
ピアノ部門 |
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井口賞 |
井口秋子氏の遺志により、最優秀者に賞状と金10万円贈呈 |
河合賞 |
河合滋氏の遺志により、最優秀者に賞状と金30万円贈呈 |
三宅賞 |
三宅洋一郎氏の遺志により、本選出場者の中で順位にこだわらず特に印象深い演奏をした者に賞状と金50万円贈呈。 三宅賞の該当者はコンクール委員会で推挙する。推挙に関し、当該部門のコンクール委員が審査委員会の推薦を受けることができる。 |
バイオリン部門 |
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レウカディア(Leucadia)賞 |
長年在日したイタリアの言語学者バッカーリ氏の令妹レウカディア嬢の遺志により、最優秀者に賞状贈呈 |
鷲見賞 |
鷲見三郎氏の遺志により、最優秀者に賞状と金10万円贈呈 |
弦楽器部門 |
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黒栁賞 |
黒栁守綱基金より、本選出場者の中からコンクール委員会が選定した者に賞状と金60万円贈呈 |
フルート部門 |
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加藤賞 |
加藤恕彦氏の遺志により、最優秀者に賞状と記念品贈呈 |
吉田賞 |
吉田雅夫氏の遺志により、最優秀者に賞状と金60万円贈呈 |
管楽器部門 |
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瀨木賞 |
一般財団法人瀨木博尚記念芸術文化振興会より、管楽器部門の最優秀者に賞状と金50万円贈呈 |
部門を問わず |
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E.ナカミチ賞 |
E.ナカミチ財団より、本選出場者の中からコンクール委員会が選定した者に賞状と金50万円贈呈 |
ピアノ部門、バイオリン部門、声楽部門 |
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INPEX賞 |
各部門本選出場者の中で極めて優れたアンサンブルをなし得た演奏をした者に主催者から贈る。選定は委員会で行う。各受賞者に賞状と、助成いただいている株式会社 INPEX から金 100 万円が贈られる。一年以内に INPEX 社と事務局が提案するコンサートなどで演奏する機会が与えられる。 |
演奏部門 |
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岩谷賞(聴衆賞) |
本選で聴衆による投票を行い、強い印象を受け感動したとして最も多く得票した出場者に対し、主催者から贈られる。各受賞者に賞状と、助成の岩谷産業株式会社から金10万円が贈呈される。 |
その他 |
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※アルゲリッチ芸術振興財団賞 公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団より、ピアノ部門の最優秀者に賞状を贈る。副賞として、しいきアルゲリッチハウス(大分県別府市)での演奏機会が与えられる。 ※バイオリンの貸与について 一般財団法人ITOHより、バイオリン部門入賞者にバイオリンが貸与される。 ※共演者の中からコンクール委員会で選定した者に、コンクール委員会特別賞を贈ることがある。 |
審査員
【作曲部門】
小鍛冶 邦隆、酒井 健治、中川 俊郎、望月 京、山根 明季子
【声楽部門】
市原 多朗、加納 悦子、妻屋 秀和、浜田 理恵、林 正子、堀内 康雄、彌勒 忠史、山下 牧子、吉田 浩之
【ピアノ部門】
有吉 亮治、石井 克典、市野 あゆみ、江澤 聖子、橘高 昌男、寺田 悦子、中井 恒仁、花房 晴美、若林 顕
【バイオリン部門】
伊藤 亮太郎、漆原 朝子、加藤 知子、神谷 美千子、桐山 建志、田中 晶子、三上 亮、安永 徹、渡辺 玲子
【オーボエ部門】
池田 肇、蠣崎 耕三、金子 亜未、佐竹 正史、関 美矢子、辻 功、古部 賢一、山本 直人、𠮷村 結実
【フルート部門】
大友 太郎、梶川 真歩、工藤 重典、小山 裕幾、佐久間 由美子、清水 信貴、中野 真理、萩原 貴子、橋本 岳人
応募資格
国籍不問。ただし、本コンクール演奏部門第1位入賞者は、同部門の再応募は不可。
部門 |
参加資格 |
作曲部門(室内楽曲) |
年齢制限なし。ただし、過去4回以上入賞・入選した者は参加できない。 |
声楽部門(オペラ・アリア) |
2025年4月1日現在満20歳以上満35歳以下 (1989年4月2日~2005年4月1日生まれ) |
ピアノ部門 |
2025年4月1日現在満16歳以上満30歳以下 (1994年4月2日~2009年4月1日生まれ) |
バイオリン部門 |
2025年4月1日現在満15歳以上満29歳以下 (1995年4月2日~2010年4月1日生まれ) |
オーボエ部門 |
2025年4月1日現在満17歳以上満32歳以下 (1992年4月2日~2008年4月1日生まれ) |
フルート部門 |
2025年4月1日現在満17歳以上満32歳以下 (1992年4月2日~2008年4月1日生まれ) |
応募方法
●申込手続
公式サイト上の「コンクールの申し込み」から、必要事項を記入の上、写真をアップロードして期間内に応募する。
申込期日
【演奏部門】 2025年6月27日(金)から7月10日(木)まで
【作曲部門】 2025年6月27日(金)から7月24日(木)まで
申し込み期間内の必着とする。
支払い方法
口座振替
参加料(消費税込)
作曲部門 1作品35,000円(複数応募可)
演奏部門 1人1部門35,000円
参加料は、応募期間内に参加者の名義で下記に振り込み(ATMも可)納入すること。
参加料はいかなる理由があっても返却しない。
【振込先】 ◆郵便局、またはゆうちょ銀行の振替の場合 振替口座番号 00160-3-635070 加入者名 株式会社毎日新聞社事業本部 ◆郵便局、またはゆうちょ銀行以外の金融機関から振り込む場合 銀行名:ゆうちょ銀行 金融機関コード:9900 店番:019 預金種目:当座 店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店) 口座番号:0635070 |
スケジュール
【作曲部門】
選考ステージ |
開催日 |
会場 |
譜面第1審査 |
2025年8月22日(金) |
非公開 |
譜面第2審査 |
8月23日(土) |
非公開 |
本選審査 |
10月22日(水) |
非公開 |
【声楽部門】
選考ステージ |
開催日 |
会場 |
第1予選 |
9月13日(土)・14日(日) |
TOPPANホール(東京都文京区) |
第2予選 |
9月20日(土) |
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本選 |
10月23日(木) |
東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区) |
【ピアノ部門】
選考ステージ |
開催日 |
会場 |
第1予選 |
9月1日(月)・2日(火)・3日(水)・4日(木)・5日(金) |
TOPPANホール(東京都文京区) |
第2予選 |
9月7日(日)・8日(月)・9日(火) |
|
第3予選 |
9月11日(木) |
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本選 |
10月25日(土) |
東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区) |
【バイオリン部門】
選考ステージ |
開催日 |
会場 |
第1予選 |
8月25日(月)・26日(火)・27日(水) |
TOPPANホール(東京都文京区) |
第2予選 |
8月28日(木)・29日(金) |
|
第3予選 |
8月30日(土) |
|
本選 |
10月26日(日) |
東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区) |
【オーボエ部門】
選考ステージ |
開催日 |
会場 |
第1予選 |
9月15日(月・祝)・16日(火) |
TOPPANホール(東京都文京区) |
第2予選 |
9月17日(水) |
|
第3予選 |
9月18日(木) |
|
本選 |
10月24日(金) |
東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区) |
【フルート部門】
選考ステージ |
開催日 |
会場 |
第1予選 |
9月21日(日)・22日(月)・23日(火・祝) |
TOPPANホール(東京都文京区) |
第2予選 |
9月24日(水)・25日(木) |
|
第3予選 |
9月27日(土) |
|
本選 |
10月27日(月) |
東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区) |
開催地域・会場
TOPPANホール(東京都文京区)
東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区)
課題曲
作曲部門(室内楽曲)
●第1審査、第2審査は譜面によって審査し、本選は最大5作品を演奏によって審査する。
●未発表の作品を提出すること。
●演奏所要時間は15分以内とする
●既存の音楽を引用する場合は、引用箇所と引用作品名の一覧を併せて提出すること。
●奏者は1人から10人までとする(演奏の実現にあたり、奏者とは別に指揮者を立てることができる。この場合、奏者と指揮者は合わせて11人までとする)。
●楽器の編成は別記の範囲内から選ぶこと(編成表に附記された数字は制限数を示す)。
●楽器を損傷する恐れのある奏法は変更を求めることがある。ピアノの内部奏法は禁止。原則として鍵盤楽器、アコーディオンの調律の変更は指定できない。
●エレクトロニクスの使用は認めない。ただし、コンクール委員会が必要と認め、演奏家が常時使用している小型スピーカー等によるアンプリファイ(拡声)は、許可される場合がある。
●テキストを使用する場合は、演奏、放送、配信が可能となるように著作権処理を作曲者があらかじめ適切に行うこと。
●楽器編成は複雑なため公式サイトの要項を参照のこと。
声楽部門
●本年度は「オペラ・アリア」を審査する。
ただし、提出曲全5曲のうち、コンサート・アリアを1曲含むことができる。
●第1予選、第2予選ともピアノ伴奏とし、本選はオーケストラ伴奏とする。
選考ステージ |
課題 |
第1予選 |
演奏曲=自由曲1曲 ※演奏時間は7分以内とする。 |
第2予選 |
演奏曲=自由曲2曲 ※演奏曲の順序は自由である。 ※演奏時間は、曲間を含めて15分以内とする。 |
本選 |
演奏曲=自由曲2曲 ※演奏時間に制限はなく、演奏曲の順序も自由である。 |
<提出曲について>
●提出曲全5曲は、2カ国語以上にわたって選曲すること。その言語の比率は自由である。
●予選、本選を通して曲目の重複は認めない。
また、それぞれ異なるオペラからの選択でなくてはならない。
●本選での演奏にあたり、オーケストラ・パート譜が入手不可能の場合は、コンクール委員会の了承を得て曲目の変更を求めることがある。
●A. Parisotti編<Arie Antiche>全3巻、Kn. Jeppesen編<Flora>全3巻に載っているオペラ・アリアは、歌曲として編曲されたものではなく、オペラの上演版を使用すること。
<演奏の注意点>
1. 演奏にあたっては、暗譜であること。また、原調・原語で歌うこと。ただし作曲家が別の調性も指定している場合や慣例的に違う調性で歌われることがある場合、また、複数の言語で作曲されている場合を除く。
2. 第1予選、第2予選においては、所定の演奏時間を超過した場合、途中で演奏を打ち切ることもある。
3. 第1予選、第2予選において原曲の演奏時間が長い場合には、適宜省略することを認める。
4. 著作権が存在する曲を提出する場合、演奏及び放送(配信を含む)の許諾がおりる曲であることを必ず確認すること。
ピアノ部門
選考ステージ |
課題 |
第1予選 |
下記のChopinの練習曲を(1)(2)の順に8分以内で演奏すること。 (1)については1曲を、(2)については2曲の合計3曲を参加申し込みと同時に提出すること。 (1)Op.10-3、Op.10-6、Op.10-11、Op.25-1、Op.25-5、Op.25-7 から1曲を選ぶ。 (2)Chopinの練習曲Op.10、Op.25の中より(1)で挙げられている6曲以外の2曲を選び、当日各自の抽選により1曲を演奏。 ※第1予選使用ピアノ:ヤマハ コンサートグランドピアノ CFX(会場に設置) |
第2予選 |
Beethovenのソナタを1曲選び、23分以内にまとめて全楽章を演奏すること。 繰り返しは自由。ただし、下記のソナタは除く。 No.5 in C minor Op.10-1、No.6 in F major Op.10-2、No.9 in E major Op.14-1、No.10 in G major Op.14-2、No.19 in G minor Op.49-1、No.20 in G major Op.49-2、No.24 in F sharp major Op.78、No.25 in G major Op.79、No.29 in B flat major Op.106 ※第2予選使用ピアノ:ベヒシュタイン フルコンサート D-282(会場に設置) |
第3予選 |
下記の作曲家の作品から、1曲あるいは複数曲を37~45分で演奏すること。なお、下記の作曲家による編曲作品は可とする。作曲家は複数選んでもよい。ソナタは全楽章を演奏すること。ただし、Schubert、F. B. Mendelssohn、Chopin、R. Schumann、Brahmsから必ず一人を入れ、10分以上演奏すること。Chopinの練習曲は不可。曲間は演奏時間に含まない。繰り返しは自由とする。 J. S. Bach、Haydn、Mozart、Schubert、F. B. Mendelssohn、Chopin、R. Schumann、Liszt、Franck、Brahms、Tchaikovsky、Fauré、Albéniz、Debussy、Busoni、Granados、Scriabin、Rachmaninoff、Schönberg、Ravel、Bartók、Stravinsky、 Szymanowski、Webern、Berg、Prokofieff、Shostakovich、Messiaen、Barber、Dutilleux、Poulenc ※第3予選使用ピアノ:スタインウェイ D-274(会場に設置) |
本選 |
下記(A)(B)よりそれぞれ1曲(計2曲)を提出し、第3予選通過時に各自による抽選で決定した1曲を演奏すること。 (A) 【Mozart】 Piano Concerto No.9 in E flat major K.271 Piano Concerto No.17 in G major K.453 Piano Concerto No.19 in F major K.459 Piano Concerto No.20 in D minor K.466 Piano Concerto No.21 in C major K.467 Piano Concerto No.22 in E flat major K.482 Piano Concerto No.23 in A major K.488 Piano Concerto No.24 in C minor K.491 Piano Concerto No.25 in C major K.503 Piano Concerto No.26 in D major K.537 Piano Concerto No.27 in B flat major K.595 ※カデンツァは自由(〔注意〕8を参照のこと) 【Beethoven】 Piano Concerto No.1 in C major Op.15 Piano Concerto No.2 in B flat major Op.19 Piano Concerto No.3 in C minor Op.37 Piano Concerto No.4 in G major Op.58 Piano Concerto No.5 in E flat major Op.73 ※カデンツァは自由(〔注意〕8を参照のこと) (B) 【Chopin】 Piano Concerto No.1 in E minor Op.11 Piano Concerto No.2 in F minor Op.21 【R. Schumann】 Piano Concerto in A minor Op.54 【Liszt】 Piano Concerto No.1 in E flat major S.124 Piano Concerto No.2 in A major S.125 【Brahms】 Piano Concerto No.1 in D minor Op.15 Piano Concerto No.2 in B flat major Op.83 【Saint-Saëns】 Piano Concerto No.2 in G minor Op.22 Piano Concerto No.5 in F major Op.103 【Tchaikovsky】 Piano Concerto No.1 in B flat minor Op.23 【Grieg】 Piano concerto in A minor Op.16 【Scriabin】 Piano concerto in F sharp minor Op.20 【Rachmaninoff】 Piano Concerto No.2 in C minor Op.18 【Ravel】 Piano Concerto for the Left Hand in D major Piano Concerto in G major 【Bartók】 Piano Concerto No.3 Sz.119 【Prokofieff】 Piano Concerto No. 2 in G minor Op.16 ※本選使用ピアノ:本選出場者はヤマハ コンサートグランドピアノ CFX、ベヒシュタイン フルコンサート D-282、スタインウェイ D-274から演奏するピアノを選ぶことができる |
<注意>
1. 暗譜で演奏すること。
2. 曲目の演奏順は自由とする。
3. 予選を通じて曲目が重複しないこと。
4. 楽譜の版は指定しない。
5. 第1予選、第2予選においては、所定の演奏時間を超過した場合、途中で演奏を打ち切ることもある。
6. 第3予選では制限時間を厳守のこと(場合によっては減点の対象となることがある)。
7. 提出したプログラムの変更は認めない。
8. 著作権が存在する曲・カデンツァを演奏する場合、演奏及び放送(配信を含む)の許諾がおりる曲であることを必ず確認すること。
9. 本コンクールの全期間における参加者の演奏および主催者が催す受賞者発表演奏会の演奏の録音、録画、放送(配信を含む)、頒布に関する権利は、すべて主催者に帰属する。
バイオリン部門
選考ステージ |
課題 |
第1予選 |
下記の課題曲を(1)(2)の順に演奏すること。 (1)J. S. Bach: Partita for Solo Violin No.2 in D minor BWV1004 Allemande, Corrente J. S. バッハ:無伴奏バイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 からアルマンド、コレンテ ※繰り返しなし (2)下記より1曲を選び演奏すること。 Paganini: 24 Caprices Op.1 パガニーニ:24のカプリース 作品1 から 2、3、12、17、21、23 ※繰り返しなし(ただし17番の5~7小節目は繰り返しあり) |
第2予選 |
下記の課題曲を(1)(2)の順に演奏すること。 (1)Mozart: Violin Concerto No.5 in A major K.219 1st mov. モーツァルト:バイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 第1楽章 ※ピアノ伴奏の前奏は、バイオリンソロが入るアダージョの7小節前から演奏すること ※Bärenreiter原典版を使用すること(69小節の前打音はe”’で演奏すること) ※カデンツァはJoachim版を演奏すること (2)(a)(b)のいずれかを選び、演奏すること。(a)の演奏順は自由。 (a) ・Tchaikovsky: Waltz-scherzo in C major Op.34 チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ ハ長調 作品34 ※Gingold版を使用すること ・Kreisler: Liebesleid in A minor クライスラー:愛の悲しみ イ短調 (b) Saint-Saëns: Havanaise Op.83 サン・サーンス:ハバネラ 作品83 |
第3予選 |
(A)(B)のいずれかを選び、(1)(2)の順に演奏すること。 (A) (1)下記(a)~(f)から1曲を選び演奏すること。 (a)Beethoven: Violin Sonata No.1 in D major Op.12-1 (b)Beethoven: Violin Sonata No.2 in A major Op.12-2 (c)Beethoven: Violin Sonata No.3 in E flat major Op.12-3 (d)Beethoven: Violin Sonata No.4 in A minor Op.23 (e)Brahms: Violin Sonata No.3 D-minor Op.108 (f) Schubert: Violin Sonata (Sonatina) No. 3 in G minor D.408 Op.137-3 (2)(a)(b)のいずれかを選び、演奏すること。 Bartók: Sonata for Solo Violin Sz.117 BB124 バルトーク:無伴奏バイオリン・ソナタ Sz.117 BB124 から (a) 第1楽章 (b) 第2楽章、第4楽章 (B) (1)(1)下記(a)~(c)から1曲を選び演奏すること。 (a)Debussy: Violin Sonata in G minor ドビュッシー:バイオリン・ソナタ ト短調 (b)Ravel: Violin Sonata in G major ラヴェル:バイオリン・ソナタ ト長調 (c)Poulenc: Violin Sonata FP119 プーランク:バイオリン・ソナタ FP119 (2)(a)(b)のいずれかを選び、演奏すること。 (a)Schubert: Rondo in B minor D.895 Op.70 シューベルト:ロンド ロ短調 D.895 作品70 (b)R. Schumann: Fantasy in C major Op.131 R. シューマン:幻想曲 ハ長調 作品131 |
本選 |
下記の作品の中から1曲を選び演奏すること。(カデンツァは自由) Bartók: Violin Concerto No.2 Beethoven: Violin Concerto in D major Op.61 Brahms: Violin Concerto in D major Op.77 Dvořák: Violin Concerto in A minor Op.53 Mendelssohn: Violin Concerto in E minor Op.64 Paganini: Violin Concerto No.1 in D major Op.6 Prokofieff: Violin Concerto No.1 in D major Op.19 Prokofieff: Violin Concerto No.2 in G minor Op.63 Sibelius: Violin Concerto in D minor Op. 47 Tchaikovsky: Violin Concerto in D major Op.35 |
<注意点>
1. 演奏は、第3予選(1)を除きすべて暗譜のこと。
2. 楽譜の版は、指定のあるものを除き自由。
3. 著作権が存在する曲・カデンツァを演奏する場合、演奏及び放送(配信を含む)の許諾がおりる曲であることを必ず確認すること。
4. 本コンクールの全期間における参加者の演奏および主催者が催す受賞者発表演奏会の演奏の録音、録画、放送(配信を含む)、頒布に関する権利は、すべて主催者に帰属する。
オーボエ部門
選考ステージ |
課題 |
第1予選 |
下記の課題曲(a)(b)よりいずれか選択し、演奏すること。 ※繰り返しなし (a)Händel: Oboe Sonata in G minor Op.1 No.6 HWV364a I, II ヘンデル:ソナタ ト短調 作品1 第6番 HWV364a から第1楽章、第2楽章 (b)Vivaldi: Oboe Sonata in C minor RV53 I, II ヴィヴァルディ:ソナタ ハ短調 RV53 から第1楽章、第2楽章 |
第2予選 |
下記の課題曲を(1)(2)の順で演奏すること。(2) については(a)~(d)よりいずれか1つを選択すること。 (1)R. Schumann: Adagio und Allegro Op.70 R. シューマン:アダージョとアレグロ 作品70 (2) (a)Doráti: Cinq Pieces pour le Hautbois I, V ドラティ:5つの小品 から第1曲、第5曲 (b)Britten: Six Metamorphoses after Ovid Op.49 II, IV, VI ブリテン:オウィディウスによる6つの変容 作品49 から第2曲、第4曲、第6曲 (c)Silvestrini: Six Études pour Hautbois I シルヴェストリーニ:6つの練習曲 から第1曲 (d)Holliger: Sonate für Oboe Solo I, II ホリガー:ソナタ から第1曲、第2曲 |
第3予選 |
下記の課題曲を演奏すること。 Mozart: Oboe Concerto in C major K.314 モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 ※暗譜で演奏すること ※カデンツァは自由 |
本選 |
下記のグループ(1)(2)からそれぞれ1曲以上、(3)からいずれか1つを選択し、35~45分以内で演奏すること。演奏順は自由。 (1) (a)細川俊夫:スペル・ソング-呪文のうた-オーボエのための (b)望月京 :青い森にて (c)武満徹 :ディスタンス (d)山下洋輔:レディ・ラビットへの手紙 (e)一柳慧 :雲の経(たて) (2) (a)Hummel: Introduktion, Thema und Variationen Op.102 (b)Kalliwoda: Morceau de Salon Op.228 (c)Ponchielli: Capricci (d)Pasculli: Concerto Sopra Motivi dell’Opera ‘La Favorita’ di Donizetti (e)Pasculli: Fantasia sull’Opera Poliuto di Donizetti (f)Koechlin: Oboe Sonata Op.58(抜粋でも可、ただし複数の楽章を演奏すること) (g)Skalkottas: Concertino (h)Jolivet: Sérénade (i)Doráti: Duo Concertante (j)平尾貴四男:ソナタ (k)Dutilleux: Sonate pour Hautbois et Piano (l)Zimmermann: Concerto for Oboe and Small Orchestra (3) (a)Telemann: 12 Fantasien für Flöte Solo テレマン:無伴奏フルート(オーボエ)のための12の幻想曲(複数曲演奏可) (b)J. S. Bach: Partite für Flöte Solo BWV1013 J. S. バッハ:無伴奏フルート(オーボエ)のためのパルティータ BWV1013(調性指定なし) (c)C. P. E. Bach: Sonate für Oboe Solo Wq.132 C. P. E. バッハ:無伴奏ソナタ Wq.132(調性指定なし) |
<注意点>
※第3予選を除き、暗譜を指定しない。
※楽譜の版は指定しない。
フルート部門
選考ステージ |
課題 |
第1予選 |
下記の課題曲(1)(2)を演奏すること。演奏順は自由。 (1)Andersen: 24 Etudes Op.15 No.3 アンデルセン:24の練習曲 作品15 からNo.3 (2)Karg-Elert: 30 Caprices (30 Studies) Op.107 No.24 カークエーレルト:30の奇想練習曲 作品107 からNo.24 |
第2予選 |
下記の(1)(2)からそれぞれ 1 曲を選び、15 分以内で演奏すること(曲間は含まない)。演奏順は自由。 (1) (a)Berio: Sequenza I (b)福島和夫:冥 (c)Holliger: (é)cri(t) (d)細川俊夫:垂直の歌 Ⅰ (e)Hurel: Eolia (f)Benjamin: Flight (g)一柳慧:忘れえぬ記憶の中に (h)武満徹:巡り イサム・ノグチの追憶に (i)武満徹:ヴォイス (2) (a)Casella: Sicilienne et Burlesque (b)Gaubert: Nocturne et Allegro Scherzando (c)Gallois-Montbrun: Divertissement (d)Fauré: Fantaisie Op.79 (e)Büsser: Andalucia (f)Enesco: Cantabile et Presto (g)Ganne: Andante et Scherzo |
第3予選 |
(1)の作曲家によるフルートとピアノのための作品を1曲以上選択し、(2)のJ. S. Bachによる作品(a)~(r)のいずれか1曲と組み合わせ、22分以内で演奏すること(曲間は含まない)。ただし第2予選(2)で選択した作曲家と協奏曲は除く。 演奏順、繰り返しは自由。(1)の作品は抜粋(カット)可。(2)の作品は抜粋(カット)不可。 (1) 作曲家群 Andersen、Arnold、Böhm、Boulez、Bozza、Briccialdi、Burton、Casella、Damase、Demersseman、A. F. Doppler、K. Doppler、Dutilleux、Feld、Françaix、Gallois-Montbrun、Gaubert、Genzmer、Godard、Ibert、Jolivet、Karg-Elert、Kuhlau、Liebermann、Martinů、Messiaen、Muczynski、Poulenc、Prokofiev、Reinecke、Rivier、Roussel、Sancan、Schubert、Taffanel、Tomasi、Tulou、Widor、Isang Yun (2) (a)Partite a-moll BWV1013 (b)Sonate g-moll BWV1020 (c)Sonate h-moll BWV1030 (d)Sonate Es-dur BWV1031 (e)Sonate A-dur BWV1032 (f)Sonate C-dur BWV1033 (g)Sonate e-moll BWV1034 (h)Sonate E-dur BWV1035 (i)Sonate 1 (6 Sonaten für Orgel) BWV525 (j)Sonate 2 (6 Sonaten für Orgel) BWV526 (k)Sonate 3 (6 Sonaten für Orgel) BWV527 (l)Sonate 4 (6 Sonaten für Orgel) BWV528 (m)Sonate 5 (6 Sonaten für Orgel) BWV529 (n)Sonate 6 (6 Sonaten für Orgel) BWV530 (o)Suite für Violoncello Solo BWV1007 (p)Suite für Violoncello Solo BWV1008 (q)Suite für Violoncello Solo BWV1009 (r)Suite für Violoncello Solo BWV1010 |
本選 |
下記の課題曲を演奏すること。カデンツァは自由。 Mozart: Concerto for Flute No.1 in G major K.313 モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313 |
<注意点>
※第1予選と本選は暗譜で演奏すること。第2予選と第3予選は暗譜を指定しない。
※楽譜の版は指定しない。
※著作権が存在する曲・カデンツァを演奏する場合、演奏及び放送(配信を含む)の許諾がおりる曲であることを必ず確認すること。
◆定員は160人程度とし、多数の場合は先着順で決める。