2026年4月2日(木)に浜離宮朝日ホール・音楽ホールにて第35回グレンツェンピアノコンクールの2回目となる東京本選が行われた。幼児から一般まで18コースで審査を行い、金賞17名を含む計314名の受賞者が選出された。
大会のハイライト
受賞状況を見ると、東京が49名と最多、次に北海道36名、埼玉35名、神奈川34名、千葉24名と続き、首都圏を軸にしながら全国各地から幅広い参加が集まったことがうかがえる。なお、賞の内訳は、金賞17名、銀賞21名、銅賞18名、優秀賞89名、準優秀賞105名、入賞64名となっている。
部門別では小学校3・4年部門が受賞者数85名で最多となり、小学校1・2年部門71名、小学校5・6年部門59名と続く。自由コースにも金賞が選出される一方で、金賞がなかったのは小学校1・2年自由コースのみであり、全体として多層的な評価が行われた本選となった。
幼児部門
幼児部門は受賞者数が計33名で、Aコース11名、Bコース20名、自由コース2名だった。A・B・自由の各コースで金賞が生まれ、導入期から着実な演奏が見られたことが、この日の特徴として表れている。なかでもBコースは銀賞3名、銅賞3名、準優秀賞9名となり、人数面でも厚みを示した。
小学校1・2年部門
小学校1・2年部門は計71名が入賞しており、Aコース22名、Bコース45名、自由コース4名で、特にBコースは全18コースのなかで最大規模となった。通常コースではA・Bともに金賞が決まり、自由コースは銅賞以下の構成となったため、課題曲に取り組む層の厚さも明瞭に示された。
小学校3・4年部門
小学校3・4年部門は受賞者数が計85名に達し、今回最多の部門となった。Aコース42名、Bコース42名で並び、自由コース1名にも金賞が贈られている。Aコースでは準優秀賞20名、Bコースでは銀賞6名と入賞11名が目立ち、同規模でありながら評価の分布に違いが見えた点も印象的だった。
小学校5・6年部門
小学校5・6年部門は計59名が入賞しており、Aコース33名、Bコース23名、自由コース3名という内訳になった。3コースすべてで金賞が決まり、学年後半らしい安定感が示されている。とくにAコースでは優秀賞12名、入賞10名まで広がり、Bコースでも金・銀・銅がそろうなど、部門全体の充実ぶりが際立った。
中学部門
中学部門は受賞者数計41名で、Aコース20名、Bコース21名とほぼ同規模だった。両コースとも金賞・銀賞・銅賞が各1名ずつとなり、上位賞の配分はきわめて均衡している。その一方で、Aコースは準優秀賞7名、Bコースは入賞7名となっており、中位層の広がり方にはそれぞれ異なる傾向が見られた。
高校部門
高校部門は、高校コース12名と高校自由コース1名によって実施された。受賞者数計13名で、通常コースと自由コースの双方で金賞が決まり、少人数ながら上位賞の密度は高い。通常コースでも銀賞2名、銅賞2名、準優秀賞3名、入賞2名まで続き、限られた人数のなかで丁寧な評価が行われたことがわかる。
一般部門
一般部門は計12名で、一般コース11名、一般自由コース1名となった。一般コースでは金・銀・銅が各1名ずつ並び、優秀賞3名、準優秀賞4名、入賞1名まで続いている。さらに自由コースでも金賞が生まれ、年齢や学齢を超えて音楽表現に向き合う本コンクールの特色が、この部門にも確かに表れた。
おわりに
2026年4月2日(木)の東京本選では、18コースを通じて314名の受賞が決まり、小学校各部門の厚い参加層と自由コースを含む幅広い受賞の広がりが際立った。なお、本選は、4月5日(日)、4月6日(月)も開催予定で、大会全体の結果はこちらで順次公開される。


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