第6回高松国際ピアノコンクール【本選】結果まとめ

第6回高松国際ピアノコンクール、本選結果発表

香川県高松市のサンポートホール高松で2月10日(火)から23日(月・祝)まで開催された第6回高松国際ピアノコンクールは、21日(土)・22日(日)の2日間にわたり本選が行われた。世界14カ国から45名のピアニストが参加し、厳正な審査を経て5名のファイナリストが決定した。

5名がそれぞれ異なる協奏曲を選択、個性際立つ演奏

本選に進出した5名のファイナリストは、チャイコフスキー、ブラームス、ラフマニノフ、サン=サーンス、ベートーヴェンと、それぞれ異なる協奏曲を選曲した。

19歳から29歳まで、ウクライナ、ドイツ、アメリカ、韓国と多様な国籍を持つピアニストたちが、広上淳一指揮瀬戸フィルハーモニー交響楽団との共演で持ち味を発揮。それぞれの個性を活かした選曲により、2日間にわたって多彩なレパートリーが披露される形となった。

4社の公式ピアノから選択可能、高水準の演奏環境を実現

本コンクールではベーゼンドルファー、カワイ、スタインウェイ、ヤマハの4社が公式ピアノとして採用され、出場者は自身の表現に最適な楽器を選択できる環境が整えられた。サンポートホール高松の大ホールには熱心なピアノファンが駆けつけ、45名の出場者の中から選ばれたトップレベルのピアニストたちの演奏に大きな拍手が送られている。

青柳晋審査員長は「本当に水準の高い演奏が多く、ラウンドが進んでも『もう少し人数が取れないのかな』と思うくらい全体的にレベルが高かった。コンチェルトも、本当にファイナルに向けて皆さんしっかり準備していて、とても立派だった」とコンクール全体を振り返った。

第3次審査ではベートーヴェン後期ソナタと委嘱作品が課題に

本選進出者を決定した第3次審査では、ベートーヴェンの指定ソナタ7曲からの選択に加え、桑原ゆう作曲の委嘱作品「玉藻龍宮雨乞踊」、ロマン派のピアノ四重奏曲による室内楽課題が演奏された。

青柳晋審査員長はまた、「国や言語が異なっても、美しいものを尊いと感じる心に違いはない。私たちの共通の言語である音楽を通して、これからも心の交流を続けていくことができれば、これほど嬉しいことはない」と、国際コンクール開催の意義を強調している。

第6回高松国際ピアノコンクール本選結果

順位

氏名

国籍

年齢

1位

Roman FEDIURKO 

( ロマン フェディウルコ)

ウクライナ

2004年生まれ21才

2位

KIM Jeonghwan 

(ジョンファン キム)

ドイツ

2000年生まれ25才

3位

Elisabeth TSAI 

(ツァイ エリザベス)

アメリカ

1999生まれ26才

4位

PARK Haerim 

(ヘリム パク)

韓国

2006年生まれ19才

5位

HA Gyu Tae 

(ギュテ ハ)

韓国

1996生まれ29才

特別賞受賞者一覧

特別賞

受賞者名

Best Performance with String Players

(最優秀室内楽演奏者賞)

KIM Jeonghwan 

(ジョンファン キム)

Best Performance of Commissioned Piece

(最優秀委嘱作品演奏者賞)

KIM Jeonghwan 

(ジョンファン キム)

Kagawa Governor’s Award

(香川県知事賞)

Roman FEDIURKO 

( ロマン フェディウルコ)

Takamatsu Mayor’s Award

(高松市長賞)

Roman FEDIURKO 

( ロマン フェディウルコ)

Matsudaira Koekikai Foundation Award

(公益財団法人松平公益会賞)

Roman FEDIURKO 

( ロマン フェディウルコ)

Takamatsu Convention and Visitors Bureau Foundation President’s Award

(公益財団法人高松観光コンベンション・ビューロー理事長賞)

KIM Jeonghwan 

(ジョンファン キム)

Takamatsu City Culture and Art Foundation President’s Award

(公益財団法人高松市文化芸術財団理事長賞)

Roman FEDIURKO 

( ロマン フェディウルコ)

今回のコンクールは1次予選から本選、結果発表・表彰式に至るまで、公式YouTubeチャンネルでライブストリーミング配信が実施され、世界中のクラシック音楽ファンが無料で視聴できる環境が整えられた。

詳細は第6回高松国際ピアノコンクール公式サイトで確認できる。