第27回ショパン国際ピアノコンクールinASIAのコンチェルト部門全国大会が、2026年1月3日(土)にC部門(昭和音楽大学ユリホール)、1月8日(木)にI・AA・AB・B部門(横浜みなとみらいホール小ホール)が行われた。
全5部門で50名がアジア大会進出
今回のコンチェルト部門全国大会には、地区大会を勝ち抜いた計70名が挑んだ。各部門ではショパンの協奏曲をはじめ、日本人作曲家による子ども向けコンチェルトなど多様な課題曲が演奏され、国内参加者47名が入賞を果たした。
コンチェルトI部門:2名が金賞受賞
木村莉彩が、横山菁児作曲「ちょうちょ」で金賞を獲得。同じく金賞には宮和花が越部信義作曲「さくら」で選出され、2名の同時受賞となる。銀賞には五味渕健心、箱﨑ゆら乃、一色映里香、光安希奈、中込茉花の5名が名を連ねた。
コンチェルトI部門では、申込26名の中から21名が入賞し、海外参加者1名を加えた計22名が1月11日(日)のアジア大会に臨む。金賞2名、銀賞5名、銅賞8名、奨励賞6名という結果だった。
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コンチェルトAA部門:山田瑛介が金賞受賞
山田瑛介が、コワロフスキ作曲「子どものピアノ協奏曲第1番『かっこうの鳴き声』」で金賞を受賞。銀賞は久保埜意と柴谷花香の2名が獲得し、久保は藤原豊作曲「火のくつと風のサンダル」、柴谷は小森昭宏作曲「ピアノ小協奏曲『リスの家族』」を披露した。
コンチェルトAA部門では、申込15名中9名が入賞し、全員が1月11日(日)のアジア大会に進出した。
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コンチェルトAB部門:大須賀櫻子が金賞獲得
大須賀櫻子が、グレツキ作曲「若きショパン風ピアノ協奏曲第2番」で金賞に輝いた。銅賞には北村天音と白木綺華の2名が選ばれ、ともにグレツキ作曲「古典風ピアノ協奏曲」を演奏している。
コンチェルトAB部門では、申込5名のうち3名が入賞し、海外参加者1名を含めた計4名が1月11日(日)のアジア大会に進出する。
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コンチェルトB部門:石本 大斗が金賞受賞
石本大斗が、ショパン作曲「ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21第1楽章」で金賞を受賞。銀賞には入江紗良と上坂琉人の2名が入賞し、入江は協奏曲第1番第1楽章、上坂は「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」全曲で評価を得た。
コンチェルトB部門では、申込16名のうち、激戦を勝ち抜いた9名が入賞し、1月13日(火)に開催されるアジア大会に臨む。
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コンチェルトC部門:銀賞が最高位に
金賞受賞者は出ず、銀賞に前田夏樹と松下日花里の2名が選ばれた。前田はショパン作曲「ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11全楽章」、松下は「ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21全楽章」で評価されている。
コンチェルトC部門では、申込8名中5名が入賞し、海外参加者1名を含めた計6名が、1月15日(木)に開催されるアジア大会に進出する。
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部門別の特徴と傾向
・今回の全国大会では、コンチェルトI部門が最多26名の申込を集め、そのうち21名が入賞という高い通過率を記録した。一方、コンチェルトC部門は申込8名と最少ながら、難易度の高さから金賞該当者なしという厳しい結果となっている。
・課題曲の傾向では、コンチェルトI部門とAA部門で日本人作曲家による子ども向けコンチェルト作品が多く選択された。一方、B部門とC部門ではショパンの協奏曲第1番・第2番が主流となり、より本格的なレパートリーが求められた。
アジア大会は3日程で開催
アジア大会は部門により日程が異なり、コンチェルトI・AA・AB部門は1月11日(日)、B部門は1月13日(火)、C部門は1月15日(木)にそれぞれ開催される。結果の詳細および各部門のリハーサルスケジュールは、ショパン国際ピアノコンクールinASIA公式サイトで公開されている。




