第31回フッペル鳥栖ピアノコンクール2025のフッペル部門本選が2025年11月24日(月・祝)、鳥栖市民文化会館大ホールで開催され、杉山瑞歩(北海道・東京藝術大学2年)が第1位、市長賞、月光賞の三冠を獲得した。
3日間の審査を経て本選に6名が出場
同コンクールは11月22日(土)の1次予選からスタートした。1次予選では15名が2次予選へ進み、翌23日(日・祝)の2次予選では6名が本選に駒を進めた。本選出場者は、東京藝術大学から3名、京都市立芸術大学大学院、名古屋芸術大学大学院、大阪音楽大学から各1名と、国内有数の音楽大学に在籍する実力者が集結した。
東京藝術大学が圧倒的な存在感を示す
第1位の杉山、入選の渡辺・箱崎と、東京藝術大学在籍者が本選出場6名中3名を占めた。同大学勢は2023年に島津拓実(大学院1年)、2024年に森永冬香(大学院1年)が第1位を獲得しており、今回で3年連続の優勝となった。
受賞者一覧
|
順位・賞 |
受賞者 |
出身地 |
所属 |
|
1位(市長賞・月光賞) |
杉山 瑞歩 |
北海道 |
東京藝術大学2年 |
|
2位 |
福田 万弥 |
東京 |
名古屋芸術大学大学院2年 |
|
3位 |
長山 佳加 |
福岡 |
大阪音楽大学3年 |
|
入選 |
水田 梁緒 |
兵庫 |
大阪音楽大学3年 |
|
渡辺 俊爾 |
神奈川 |
東京藝術大学2年 |
|
|
箱崎 佑音 |
神奈川 |
東京藝術大学4年 |
若手実力者の登竜門としての役割
出場者は大学2年から4年、大学院2年までと、音楽大学在籍中の若手が中心であった。今後の活躍が期待される次世代ピアニストの実力を測る場として、同コンクールが重要な役割を果たしている。
コンクールの詳細な結果や過去の開催情報については、鳥栖市公式サイト内のフッペル鳥栖ピアノコンクール特設ページで公開されている。受賞者の演奏動画も、鳥栖市の公式チャンネル上にて後日公開される予定となっている。



