第4回東京国際管弦声楽コンクール 本選結果発表 

第4回東京国際管弦声楽コンクール本選結果

第4回東京国際管弦声楽コンクール本選が2025年11月9日(日)から24日(月・祝)にかけて東京都内の会場で開催され、フルート、クラリネット、トランペット、ヴァイオリン、声楽、ミュージカルの6部門で全国の予選・准本選を勝ち抜いた演奏家が技術を競った。

声楽部門は3会場で3日間にわたり開催

11月15日(土)、22日(土)、24日(月・祝)に小松川さくらホール、清瀬けやきホール、江戸川区総合文化センターで開催された声楽部門では、新進声楽家の部で広瀬瑠莉(東京藝術大学卒業)が第1位と東京新聞賞を獲得した。

ヴァイオリン部門では加藤充愉がダブル受賞

11月9日(日)に曳舟文化センター・ホールで行われたヴァイオリン部門では、プロフェッショナルの部で加藤充愉(名古屋市立菊里高等学校在学中)が第1位と東京新聞社賞を獲得。また、大学生の部で井上愛悠奈(東京藝術大学2年生)が1位に入賞した。

管楽器3部門は同日開催、高校生と大学生が上位入賞

同じく11月9日(日)に開催された管楽器部門では、トランペット部門で高校生の部の岩﨑茉優(埼玉県立大宮光陵高等学校2年生)と大学生の部の鈴木楽人(東京音楽大学1年生)が第1位に入賞した。

フルート部門では大学生の部で竹内優音(名古屋音楽大学2年生)が第2位、プロフェッショナルの部で栗山真綺(国立音楽大学卒業)が第3位となった。

クラリネット部門ではプロフェッショナルの部で金子麗奈(龍谷大学卒業)が第2位、大学生の部で光川遼音(名古屋音楽大学2年生)と前田優奈(大阪音楽大学1年生)が第4位に入賞。なお、フルート部門とクラリネット部門では一部の部で第1位該当者なし、トランペット部門のプロフェッショナルの部も該当者なしとなった。

ミュージカル部門は小学生から大人までの9部門で開催

ミュージカル部門は11月22日(土)と24日(月・祝)の2日間、小学生中学年から社会人まで9つの部で審査が行われ、プロフェッショナルの部で山田久瑠見(名古屋芸術大学大学院修了)が第1位と東京新聞賞を獲得した。第2位には宮本彩矢、第3位には土田千咲(京都芸術大学4年生)が選ばれた。

その他の審査結果の詳細は、東京国際管弦声楽コンクール公式サイトに掲載されている。

上位入賞者の演奏動画を公式YouTubeで順次公開予定

本選の入賞・入選者は2026年5月3日(日・祝)に東京・サントリーホールブルーローズで開催予定の入賞者披露演奏会に出演する。また、過去の回と同様に上位入賞者の演奏動画が一般社団法人東京国際芸術協会の公式YouTubeチャンネルで順次公開される見込みだ。