2025年11月9日、静岡県浜松市のアクトシティ浜松大ホールで第78回全日本合唱コンクール全国大会小学生部(第7回全日本小学校合唱コンクール全国大会)が開催され、全国から選抜された38団体が出場した。
審査の結果、13団体が金賞に輝き、岩手県代表の北上市立黒沢尻北小学校合唱部が最優秀にあたる文部科学大臣賞を獲得した。
全国から38団体が浜松で競演、金賞は13団体が受賞
同コンクールは全日本合唱連盟と朝日新聞社の共催で、審査員は全日本合唱連盟によって選定された。各団体は自由曲のみ(演奏時間7分以内)で演奏し、北海道から沖縄まで全国各地の合唱部が集結。金賞13団体に続き、銀賞12団体、銅賞13団体が選ばれた。
北上市立黒沢尻北が最優秀の文部科学大臣賞に輝く
文部科学大臣賞は、北上市立黒沢尻北小学校合唱部が受賞した。同校は紙芝居を使って曲への理解を深めるなど独自の指導法を採用している。阪神・淡路大震災をテーマとした楽曲などを通じて、歌声に込めた表現を追求した。
札幌市立幌西が静岡県知事賞とカワイ出版賞をダブル受賞
金賞受賞団体の中でも、北海道代表の札幌市立幌西小学校合唱団は静岡県知事賞とカワイ出版賞の2つの特別賞を同時受賞した。同校は9月27日に行われた全日本合唱コンクール北海道支部大会で金賞を獲得し、全国大会への切符を手にしていた。
日南市立吾田、郡山市立柴宮など全国から強豪校が金賞
金賞受賞団体は他にも、宮崎県代表の日南市立吾田小学校合唱部が静岡県教育委員会教育長賞、福島県代表の郡山市立柴宮小学校合唱部が浜松市長賞、東京都代表の目黒区立東山小学校合唱団が浜松市教育委員会教育長賞をそれぞれ受賞した。
その他の金賞受賞校は、聖ドミニコ学院小学校合唱団(宮城県)、山口市立良城小学校合唱団(山口県)、中標津小学校・丸山小学校・上西春別小学校合同合唱団(北海道)、川崎市立坂戸小学校合唱団(神奈川県)、神戸市立御影北小学校合唱部(兵庫県)、秋田大学教育文化学部附属小学校合唱部(秋田県)、宮崎市立檍北小学校合唱部(宮崎県)、山鹿小学校合唱クラブ・めのだけ小学校合唱クラブ(熊本県)。
銀賞には十和田市立南小学校合唱部(青森県)、那覇市立石嶺小学校合唱団(沖縄県)、北九州市立日明小学校合唱カンパニー(福岡県)など12団体、銅賞には開催地・静岡県の浜松少年少女合唱団や藤枝市立広幡小学校など13団体が選ばれた。
第78回全日本合唱コンクール全国大会は、今後11月22日・23日に佐賀市文化会館で大学職場一般部門が開催され、全部門の日程を終える予定となっており、11月10日時点で、朝日新聞社配信システム「吹奏楽プラス」にて有料配信の申し込みが可能となっている。


